黄金世代の一人新垣プロのクラブセッティングを見てみましょう。
ツアー2年目で賞金総額約4500万円、賞金ランク23位。最高順位はサイバーエージェントレディスでの優勝。他にも東海クラシックやスタンレーレディスでの2位タイなど高順位にも複数回ランクインしています。
2019年のシード権も獲得しており、順調なスタートですね。
では早速、新垣プロのセッティングを私なりに深読みしていきます。
新垣比菜プロのクラブセッティング
番手 | ブランド | シャフト | 重量 |
---|---|---|---|
1W | ダンロップゼクシオⅩ/8.5° | ディアマナX’17 | 299.4g |
3W/5W | ダンロップゼクシオⅩ | ディアマナX’17 50/60(S) | 314.7g/327.1g |
4UT | ダンロップゼクシオⅩ | ミヤザキカウラ7HB(SR) | 不明 |
5I~9I | ダンロップゼクシオ・フォージド | N.S.PRO950GH(SR) | 不明 |
PW、AW、SW | クリーブランドRTX-3キャビティバック | N.S.PRO950GH(SR) | 不明 |
パター | オデッセイ・オーワークスV-ラインファングCH | 不明 | 不明 |
パター以外ダンロップ製品で固めていますね。ギアがダンロップ契約ですので、かなり縛りがありそうです。
アマチュアの方もこんな風にメーカー、ブランドをそろえた方がスコアアップには良いと思います。メーカー毎ののバランスってけっこう違うので。
ということでドライバー&ウッドから見ていきましょう。
筆者の深読み
ドライバー&ウッド
画像のドライバーは10.5°ですが、新垣プロが使用しているのはなんと8.5°。実は、店舗の通常品では見ることはない特注スペックです。もちろん、納期はかかりますが一般ユーザーでも入手可能。
この普通のゼクシオのヘッドに挿しているのがディアマナX’17というシャフト。こちらもなかなか見かけることのないモデルなので簡単に説明します。
新垣プロが使用している50Sはトルク3.7の中元調子です。私の経験上、このモデルはタイガー・ウッズが使っていたディアマナahinaの後継のように感じます。
つまり、硬くてハードなディアマナらしいディアマナということです。
平均飛距離240y超えですから、一般男性よりもはるかに飛ばします。スペック的には申し分ないでしょう。

ユーティリティ
ヘッドはゼクシオⅩの20°。シャフトはミヤザキカウラ。
おそらく見たことがある方も多いのではないでしょうか。ドライバーに装着されているのが店頭に吊るされています。
ハイブリッド用のシャフトは通常在庫でも置いているショップも多く簡単に手に入ります。
アイアン
アイアンはゼクシオフォージドのヘッドにNS950GHのSRフレックスを装着したもの。このゼクシオフォージドはZ565ベースで作られており、バランス、打ちやすさ、打感、性能の全てに優れており私が非常に評価しているアイアンです。
どうしてもゼクシオという名前なので敬遠されがちですが、本当に良いクラブです。なぜ人気のZ565やZ585にしなかったのかは分かりません。
ただ、新垣プロはドライバーからアイアンまで全てゼクシオにしていますので相当なゼクシオ愛があることは見て取れます。確かにゼクシオはシャフト変えてしまえば上級者でも打てるようになってしまう素晴らしいクラブなので納得ですね。
ウェッジ
こちらもアイアンと同じシャフトを装着してあります。クリーブランドはアメリカ向けなので安価なモデルが多いです。
このウェッジも例外ではありません。
びっくりするほど安いですね(笑)
クリーブランドのウェッジの品質はそこまで悪くありませんし、度数の選択肢も多いのでおススメです。新垣プロと同じスペックで組んでみてはいかかでしょうか?
パター
オーワークスを使っている女子プロは本当に多いですね。ネオマレットタイプのパターだとスコッティキャメロンより圧倒的に種類も豊富なのが要因でしょう。
ネックはマレットのタイプではなくピンタイプのような形状をしているのが特徴です。
新垣プロのセッティングは…
ゼクシオ愛がすごいです。
ドライバーやウッドをゼクシオにしているプロは多いもののここまでそろえている人は少ないです。それだけゼクシオに愛着があるのでしょう。
2018年はツアー1勝してシード権も獲得していますから今後の活躍に期待ですね!
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