イマイチ勝てない悲劇のヒロイン?
吉本ひかる選手は同世代の他の選手に比べると、飛びぬけた実力はなく伸び悩んでいます。
ですが、客観的に見て予選通過も安定してきたので着々と勝利に近づいていると私は思います。
高いフェアウェイキープ率で、そのためか長いクラブが多いです。アイアンよりもドライバーやウッドが得意なのでしょうか。
ルックスがかわいいので、なにかと注目されがちで若干重荷になっている気もします。まぁでも優勝して実力を示せれば、人気は急上昇すること間違いなしでしょう。
吉本ひかる選手のクラブセッティング
番手 | ブランド | シャフト |
---|---|---|
1W | ミズノプロ モデルS 8.5° | スピーダー569エボリューションⅤ(R) |
3W | ミズノプロ 15° | スピーダー569エボリューションⅤ(R) |
5W/7W | ブリヂストン XD-F 18°/21° | スピーダー569エボリューションⅤ(SR) |
UT | ミズノGX 21°/23° | MCH60(S) |
6I~PW | ミズノプロ518 | MCI70(S) |
AW | ミズノプロS18 50° | MCI70(S) |
SW | ミズノプロS18 58° | N.S.PRO V90(R) |
PT | オデッセイ・オーワークス#1 |
さっそく吉本選手のクラブセッティングを深読みしていきます。
筆者の深読み
ドライバー
ドライバーはミズノプロのモデルS、8.5°です。

シャフトがスピーダー569エボリューションⅤ(R)46インチです。

身長が152cmと小柄なわりに長いシャフトを使用していますね。いつもなら短くした方が良いと言いたいところですが、フェアウェイキープ率が高いので打ちこなせているのでしょう。
モデルS自体捕まるので、エボⅤだと組み合わせとしてはかなりドローが強いでしょう。
ウッド
ウッドが最も特徴的なセッティングだと思います。
3番のみミズノプロです。ミズノのウッド類は軒並み飛ばないので、もっと飛ぶギアに替えればよいのになぁと思ってしまいます。

5番と7番にブリヂストンのXD-Fを入れています。

シャフトは揃えているので、振り心地は同じでしょう。ヘッドの特徴は小ぶりであること。
ドライバーがモデルS(435㏄)と現行の中でもトップクラスに小さいヘッドを選択していることから、吉本選手は小ぶりなモデルが好きなのが伺えます。
ブリヂストンのFWはミズノプロよりも小さいので選んだのかもしれませんね。
ハイブリッド
ハイブリッドだけは、ミズノプロシリーズではなくGXをチョイス。一時期原英莉花プロも使っていましたね。
シャフトはもはや定番中の定番、MCHです。
重さは60g台で番手は21°と23°の二本。アイアンが6番からなので、ロフトは寝ているものを選択しています。
女子プロはやったらMCHの使用率が高いのですが、アマチュアで入れている人は多くありません。コスト的な問題もあると思いますが、単に試打するチャンスが少ないからでしょう。
いまでこそハイブリッド用シャフトは充実していますが、初期からあったのはこのMCHでしょう。
特にどのシャフトと組み合わせるという意図が無いゆえに癖がないのがメリットです。重さのバリエーションも多いのでフジクラの試打会やフジクラの直営店で試打してみて欲しいです。
アイアン
アイアンはミズノプロのキャビティ、518です。
フェースの裏にチタンのプレートを張ったモデルで、打感の良さと度数ちょうどいい仕様です。

これにMCIを装着してます。重さは70g台のSです。吉本選手のクラブセッティングやはり全体的には軽めのスペックが目立ちますね。
ウェッジ
この青いPVDのウェッジです。2020年モデルとしてS20に進化していますが、ミズノのことなので性能は同じでしょう。
シャフトはN.S.PRO90Vというモデルです。説明すると、N.S.PRO950を柔らかくしたシャフトで、アイアンにカーボンシャフトを使用している人をターゲットにしています。
先端が硬く、中間が柔らかいのでウェッジショットで求められるコントロール性を実現するシャフト。
パター
パターは変更しているかもしれませんがピンタイプのオデッセイオーワークスです。
オデッセイを使っている人はストロークラボシャフトへ続々とシフトしているので、吉本選手も変えているかもしれませんね。
吉本ひかる選手のクラブセッティングは…
非力ながらパワーを出せるような軽めのセッティングだと思います。
吉本選手は飛距離のアドバンテージが無いので、他の選手と張り合うには長い距離でも乗せていかなければなりません。
個人的には、もっと飛ぶドライバーにしたらもう少し楽にプレーできると感じます。
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