2018年は賞金1億4千万円で3位になりました。
2019年も6月22日現在で、ツアー2勝と相変わらず好調です。一時期は怪我による棄権もありましたがその後も勝っているのでおそらくそこまで深刻ではないものと思われます。
さっそく鈴木愛プロのクラブセッティングを見ていきましょう。
鈴木愛のクラブセッティング
番手 | ブランド | シャフト |
---|---|---|
1W | ピンG410LST 10.5° | アルタJCB RED(S) |
3W、7W | ピンG410 14.5°/20.5° | アルタCB65RED(S) |
UT | ピンG410ハイブリッド22°/26° | MCH70(R) |
6I~PW | ピンi210 | N.S.PRO.950GH(R) |
AW、SW | ピン・グライド2.0 50°/54°/58° | CFS(R) |
パター | ピンヴォルトアンサー2 | 不明 |
去年から骨格は変わっていませんが、またなにやら面白いシャフトを使っています。
昨年のセッティングではアルタJ50でしたが、2019年のセッティングには3番ウッドにアルタCB65レッドを装着しています。
それでは詳しく解説します。
筆者の深読み
ドライバー
サントリーレディスでの優勝セッティングにはG410LSTが入っていました。

実は、これの前にはG410プラスが入っていたので、短期間にヘッドを変えています。それだけ良かったのでしょうし、優勝していますからすごいです。
スリーブのポジションは-1°で、実質9.5°です。私自身も、LSTはロフトを立てる方がうまく飛ぶので、納得のセッティング。
そして、シャフトはアルタJCBレッドのSフレックス。以前もアルタJ50などの純正シャフトを使っていたので、2019年のセッティングに純正シャフトが入っていることに驚きはありません。
ただ、長く使っていたJ50から変えているのは意外でした。
フェアウェイウッド
G410のフェアウェイウッドを使っています。番手は3番と5番と7番をコースによって入れ替えているようです。

ここで注目なのが3番ウッドに刺さっているシャフト。アルタCB65レッドというシャフトです。名前から分かるように、純正なのですがこちらはアメリカ仕様。
一応買えます。
昨年よりも1フレックス硬いSが並んでいます。
ハイブリッド
ハイブリッドは二本、22°と26°を入れていますね。
もちろんG410のハイブリッドです。

シャフトは昨年と同様、MCH70。ハイブリッドはG400からG410になっただけで度数、シャフト共に据え置きです。
アイアン
アイアンのセッティングも大きな変更は特になく、i210にN.S.PRO950GHのRフレックスを装着して使っています。

本数も6番からで、26°のハイブリッドとの飛距離のバランスも良さそうですね。ロングアイアンを入れないことで、ありがちなミスを減らす目的でしょう。
渋野日向子選手も使用しているアイアンですね。

ウェッジ
ピングライド2.0の50°、54°、58°の三本です。昨年と全く同じものです。
シャフトもCFSというシャフトで先中調子のRフレックス。おそらくアプローチで使うと予想される50°と54°は12°のハイバウンス。
ピンのアイアン特有のバウンスをそのままウェッジにもつなげた感じです。初歩的な部分ですが、ボールの下が見えないラフからのアプローチショットでは、バウンスがある方が滑ってくれるのでミスが減ります。
基本を大変重要視しているように感じます。
パター
昨年のセンターシャフトからピンタイプのベーシックなアンサー2に変更していました。
長さは33インチです。
色は写真と同じシルバーで、特にプロトタイプということではなさそうです。ピン契約のプロは、ほぼ既製品のみで組んでいてなんだか手の届きそうなセッティングの人が多いですね。
鈴木愛プロのセッティングは…
コントロールしきれる適度なスペックが目立ちましたね。
昨年もそうでしたが、ショップに売っているような純正シャフトを使っていて、トルクは全体的に高め。
そして、アイアンやウェッジは去年から引き続き使用しているモデルです。単純にモデルチェンジしたモデルは新しくして、それ以外はそのまま使っているだけでしょう。
個人的には、多くの男性アマに参考にしていただきたいセッティングです。
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