ホンマの新作アイアンTW747VX。私のサイトでも、TW747のドライバーの試打レビューをしましたが、その飛距離には大変驚きました。今回レビューするのは同シリーズのアイアン、TW747VXです。
ここ数年勢いに乗っているホンマの最新アイアンを早速レビューしていきましょう。尚、カーボンシャフトは別記事になっています。
試打データ
ヘッドスピード | 46.9m/s |
平均キャリー | 190y |
平均トータル | 203y |
平均サイドスピン | 157rpmフェード |
平均バックスピン | 4839rpm |
平均打ち出し角 | 0.7 |
平均打ち上げ角 | 21.8 |
左右ブレ | 4y |
総重量421g、7番のロフト30°です。TW747VXはかなり飛ぶことが分かります。重量は少し重めで、ロフトは標準的。なぜこんなに飛ぶかはいまいちわかりませんのでよそくしながら考えてみます。
TW747VXのタングステン充填ヘッド
このアイアンはヘッド先端にタングステンという重い金属を充填しています。色が違うところです。
基本骨格は軟鉄鍛造、8番アイアンまでタングステンが充填してあるみたいです。素材が軟鉄なので打感は最高。特にヘッドが重いと感じることもなく走ります。
シャフトバランス
このシャフトが見た目こそNSモーダスなんですが、なんと中調子。重さが106gなので、モーダス105のバランス違いといった感じです。
私はこれでなんとなくホンマがやりたいことが分かった気がします。
つまり、ヘッド先端は重くすることでボールに負けないエネルギーを与え、それを補うようにシャフトを中調子にしているのではないか、ということです。
つまり
TW747VXはヘッドが少し小さめで「難しそう」な印象を受けます。実際に打ってみると今まで経験したことのないようなヘッドの動きを見せ、高い飛距離性能を実現しています。
それを可能にしているのがこのシャフトとヘッドの絶妙な組み合わせなのではないだろうか。
ドライバーの試打レビューでもシャフトの性能の高さに感心しましたが、このアイアンでも同様に“うまい”と思わせるセッティングです。
マイナスポイント
正確に把握しているわけではありませんが、歴代のホンマのアイアン同様、スイートエリアがややネックよりにある気がします。
これは上級者のヒットポイントなのでもしかしたら打つ人によって感想が変わる可能性があると思いました。
もう一つはスピン量です。これは飛距離と相反するところなので、仕方ないといえば仕方ないです。
データチャート
クラブスペックを考えると飛距離性能は申し分ありません。ただ、縦方向の安定性が低いので、やや低評価。
あとは価格が少し高いのがマイナス(笑)
総評
難易度は正直不明なので、実際に試打して確かめてください。打感、飛距離が素晴らしいのはドライバーと同じです。
一方で、スピン量は少ないです。落下角度があるのでおそらく止まりますが、硬いグリーンや冬のグリーンでは不安が残りますね。
とにかく届けば良い、少しでもグリーンに近づけたい、という方にピッタリだと思います。
おススメ度
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