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フォーティーンTB-5アイアン試打評価|DJ4と同じソールと”シアターブレード”の組み合わせは?

アイアン試打
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易しくて打感の良いアイアンを

ある程度のスコアでラウンドできるようになると、同じスコアなら1ショットごとの気持ちよさを求めたくなるものです。

そうなると、自分の欲しい飛距離に合わせてロフトを選び、そこから構造を決めていくと思います。しかし、ストロングロフトになるほど打感の良いモデルというのは少なくなってしまいます。

それは重心設計をする上で、ロフトの立ったモデルを使うヘッドスピードの速くない人が球を上げるために、重心位置を下げスイートエリアを下げる必要があるからです。あくまで道具なので、打感が良いからって買ってくれないのがゴルファー。

今回はそんな欲張りな人にもしかしたら朗報になるかもしれないフォーティーンTB-5フォージドアイアンをレビューしていきます。

実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

試打データ

TB-5フォージドアイアン 7番

ヘッドスピード50.0m/s
ボールスピード58.7m/s
平均キャリー194y
平均トータル206y
平均サイドスピン136rpmドロー
平均バックスピン4537rpm
平均打ち出し角0.8°
平均打ち上げ角21.7°
最大の高さ46y
落下角度51°
左右ブレ0y

ロフトが30°にしては飛距離にやや偏ったセッティングになっていると思われます。同ロフトだと、G425、T200などがありますが、それらと比較しても良く飛んでいます。

要因は、バックスピンの少なさでしょう。平均で4500rpm程度なので、他社の5番とさほど変わりません。私はヘッドスピードがあるので高さも落下角度も十分ありますが、正直TB-5アイアンのターゲットであるヘッドスピード40m/sの人が戦略的に十分な高さを出せるかは疑問が残ります。

白が7番の弾道です。方向性はほぼニュートラルな感じで、悪くありません。感覚的には、ヘッドがあまり返らないので一生懸命捕まえて打つイメージでした。

こういった感触は、大型のヘッドによく見られる傾向なので特別驚きはしませんが、若干ソールが邪魔な形をしていると思いました。実際の芝でどんな挙動を示すのかは分からないので判断しきれませんが印象は良くないです。

TB-5フォージドアイアン 5番 

ヘッドスピード48.0m/s
ボールスピード63.5m/s
平均キャリー217y
平均トータル231y
平均サイドスピン111rpmフェード
平均バックスピン4255rpm
平均打ち出し角0.7°
平均打ち上げ角17.5°
最大の高さ45y
落下角度49°
左右ブレ6y

5番も飛距離に関しては申し分ありません。スピン量は7番と比べると度数の割にはあると思いますが、少なめかなと思います。

そして、方向性はストレートからフェードくらいになりました。7番でも捕まりが良い方だとは感じなかったのでこのあたりは番手による差が無いのは良く作られています。

今回試打したTB-5アイアンは、PWから5番まで全て打ったのですが、PWも他の番手と同様に捕まり過ぎることがないのでコントロールしやすいです。

練習場で打った感じだと5番は、この計測ほど弾道の高さが出ないので、イマイチでした。ただ、そもそもTB-5アイアンのセットはPWから6番までなので5番はハイブリッドにするのが無難かなと私は考えています。

TB-5の番手ごとのデザイン

フォーティーンTB-5 PW

さて、TB-5アイアンの最大の特徴であるデザインを見てみましょう・

ソールが分厚く、そこからブレード上端(画像では下方向)に向かって絞られていくようになっています。

これまた面白いのが、フェースプログレッション。PWで、このサイズで、ここまでオフセット量が少ないのは珍しいです。TB-5アイアンが、年を重ねてきた上級者をターゲットにしているのかなと思わせる要因だったりします。

バウンスはあまり多くなさそうなので、このあたりが同じ度数でソール幅も広いG425との違いになってくるかなと思います。

フォーティーンTB-5 7番

7番でもヘッドサイズはかなり大きいです。ネックが短いのもTB-5アイアンの特徴ですね。

フェース高PWよりも低くなったことで重心位置は下がっていそうです。

ヘッドサイズが大きくても、ブレードがストレートなのでシャープな印象を与えます。

ソール幅はPWほどではありませんが、厚め。

フォーティーンTB-5 5番

5番アイアンになると、一気にヘッド長を感じるようになります。

インパクトする高さのフェース厚さは結構分厚いです。この辺りが打感に貢献しているのだと考えられます。

こうして見ると、スコアラインがトゥ側に寄っているようにも見えます。気のせいでしょうか。5番でもオフセットはあまりされていません。

ソールは5番になると普通くらいの厚さになっています。

TB-5フォージドアイアンの欠点

デザインに関してはよく考えられて作っていますし、性能を最も重視するわけではない人たちをターゲットとするのであれば得策だとは思います。

私が今回試打する中で、気になったのはやはり長い番手での弾道の低さです。このあたりはYouTubeでも言及していますが、心配になるくらい上がりません。

とにかく試打で球数を打つとどんなミスが出やすいのかがよくわかるのですが、TB-5アイアンはミスしてドロップすることが多々あります。しかも、5番まで行くと上がらないあまり意識してあげようとして引っ掛けてしまうことも。

せっかく乗せるためにアイアンを入れるのに曲がってはもったいないです。これなら、スイートエリアの広いハイブリッドの方が良いです。

このウィークポイントはおそらくこのシアターブレードという形状が影響しているのではないかと私は考えています。マッスルバックの縁取りだけを残して中を削ったキャビティとは違い、TB-5アイアンは、上下のフレームだけを残したような削り方をしています。

重心を下げるための形状ではありますが、もう一つのオーダーであるヘッドサイズの確保によって、バランスが崩れていると強く感じました

TB-5アイアンの良いところ

打感はまずまず良いと思います。同じ度数の他のモデルと比べると、ですが、、、

打感を決めるのは、素材よりもフェースの厚さと構造です。TB-5アイアンはフェースを出来るだけ厚くしながら重心を下げているので、打感は上手く設計していると思います。

ただ、個人的には、同じロフトでもTR20Pや31°のZX5の打感の方が良いと思うのでそうなってくるとヘッドサイズで比較するのが正しいのか…そうすれば、ヘッドサイズが大きいモデルの中ではトップクラスに打感が良いという感じ。

客観的に、マッスルバックを含むすべてのアイアンの中では普通の打感です。

データチャート

飛距離は良いです。TB-5フォージドアイアンはあくまで”シアターブレード”でありポケキャビでもないのにこんなに飛ぶのは面白いと思いました。また、G425とにていてヘッドサイズが大きいゆえに操作性が少なくオートマチック。安定性を出しやすくなっています。ドローヒッターの私ですらフェードだったので捕まりは弱めなんじゃないかなと思っています。

総評

TB-5アイアンはハードヒッター向けのアイアンではありませんが、かといって長いアイアンで球が上がらないという決定的な欠点があるのが良く分かりません。

打感、デザイン、ヘッドサイズ、やさしさ、、、たくさんのことを実現しようとして中途半端になってしまった感が否めません。フォーティーンの製品自体は、シンプルな構造の物が特に良いのでシアターブレードはかなりチャレンジだったのではないでしょうか。

おススメ度

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