おそらくVG3タイプDの後継モデル
どういうことか、VG3シリーズは国内向けだったにもかかわらず、海外展開のモデルと融合してきているラインナップになってきたように思います。
T400 アイアンはまさにVG3タイプDとそっくり。
7番のロフトは26°で、大型ヘッド、低重心&高慣性モーメント重心設計とフル装備。
これらの特徴は全てVG3タイプDアイアンにもみられたものです。
それでは試打データから見ていきましょう。
試打データ
T400×N.S.PRO950neo
ヘッドスピード | 44.1m/s |
平均キャリー | 192y |
平均トータル | 203y |
平均サイドスピン | 108rpmドロー |
平均バックスピン | 5726rpm |
平均打ち出し角 | 2.5° |
平均打ち上げ角 | 20.7° |
最大の高さ | 48y |
落下角度 | 52° |
左右ブレ | 6y |
非常に安定した弾道でした。
T400を含む飛び系のロフトの立ったアイアンは、打ち出し角がぶれやすいのですが、T400はタイトリストのアイアンらしく抜群の扱いやすさです。
試打データも4球打ってそのうちの3球で平均を取っています。
なんといっても、バックスピンと飛距離のバランスが素晴らしく縦距離のブレはたった1y。サイドスピンもほとんどかからないので7yのブレに収まっています。
T400×TENSEI
ヘッドスピード | 46.6m/s |
平均キャリー | 197y |
平均トータル | 207y |
平均サイドスピン | 95rpmドロー |
平均バックスピン | 6079rpm |
平均打ち出し角 | 2.8° |
平均打ち上げ角 | 20.0° |
最大の高さ | 50y |
落下角度 | 53° |
左右ブレ | 8y |
スチールに比べると、飛距離が5yほど伸びて、バックスピンも少し増えました。
カーボン故に軽量なので、ヘッドスピードが上がって飛距離が上がったといった感じです。
こちらの試打データは3球中3球の平均です。
めちゃくちゃ安定感がありますね。縦距離のズレは3y、横は5yでした。
ビジュアルで見る弾道
緑が950、青がテンセイです。
ほとんど曲がらない棒球です。
こうして見るとT400の縦距離の安定感が分かるでしょう。
T400のフィーリング
フェースは非常に弾き感が強く、高い金属音がします。
アイアン型ユーティリティとほとんど同じフィーリングと思ってください。
見た目はVG3とかなり似ています。
T400のデザイン
非常にサイズが大きくブレードも厚め。
グースネックで捕まりやすそうなルックスをしています。
ソール形状が少し変わっていて溝みたいなものが見られます。
U500みたいですね。
T400の特徴と利点
飛距離に関しては、スピンがしっかりかかるので、度数に対して優れているとは言い難いです。
ですが、このバランスが素晴らしいところ。
基本的に自分が使うことは無いので、非常に客観的に評価できるタイプのアイアンなのですが、T400はルックス以外は良くできています。
今飛距離がお落ちて悩んでいるユーザーや、少しでも小さい番手で打ちたい人にとっては多くのメリットがあると思います。
単品購入するほどの魅力は無いかなと。
データチャート
おっと安定性が飛びぬけてしまいましたね。
でも試打した印象はまさにこんな感じなんですよ。
総評
需要のあるスペック、性能だと思います。
フィーリングはどのくらい許容できるか分かりませんから是非試打してみてください。
シャフトは、カーボンでもヘッド重量との兼ね合いかそこまでソフトには思いませんでした。
まぁ買わないけど良いアイアンだな、という感じです。
おススメ度


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