さらに大型化されたヘッド
素材や製法は変わらず、ロフト角を1°ストロングにしてさらに飛びを向上させました。
重心を前作よりも低くしてロフトを立てた分をカバーするようなコンセプトです。
いわゆる最近の30°クラスのアイアンの典型ですね。G410やZ585、RSフォージドなどがライバルになると思われます。
最近発売されるアイアンはどれも似たようなことばかり書いてあるので、飽きてきましたが案の定RMX220アイアンもフェースを薄くしてどうのこうの、、、
まぁ、試打データしか私は信じないのでデータを見ましょう、データを。
試打データ
ヘッドスピード | 45.7m/s |
平均キャリー | 188y |
平均トータル | 199y |
平均サイドスピン | 453rpmドロー |
平均バックスピン | 5663rpm |
平均打ち出し角 | 0.7° |
平均打ち上げ角 | 19.7° |
左右ブレ | -7y |
平均飛距離はキャリー188yで、最大は195yでした。
その割にはバックスピンも十分にかかっていて、扱いやすいです。
正直、試打しているときは感触があまりよくなかったのですがデータを見るとかなり再現性が高くて不思議な感じです。
ブレは横3y、縦9yです。
打ち出し角はロフトよりも9°少ないので初速も早くなり飛距離に貢献したのだと思います。
落下角は50°なのでグリーンで問題なく止まるでしょう。
ビジュアルで見る弾道
方向性は揃っていますが、弾道はあまりそろっておらず、上級者が使うには打ち出しに対する直進性が高すぎるかもしれません。
スピンコントロールができるアイアンでは無いということです。
ただ、多くの人がそこまでの精度を求めないどころかそんな精度を出せないので関係ありません。
RMX220アイアンのルックス
トゥ側に重量が配分されていることが分かります。
前作よりもカクカクしていますね。フルマレージングなので、ライ角調整は出来ません。
ゼクシオ並のソールの厚さです。ピンG410のような分厚さともまた違って、座りが良いです。
構えた見た目は前作とほぼ同じです。グースが効いていて、フェース長は長いです。
こうして見ると、スコアラインを長くしているように見えます。メーカーが易しいアイアンに見せるためにやる手法です。
打感とか諸々
打感は正直悪いです。
もともと、マレージングフェースは硬い打感になりやすい上に、フェースを薄くしているので当然パチンという音になります。
いかにも“飛んでいる”音と打感です(笑)
振り心地は案外よくて、オートマチックで楽です。曲げたりしないのであれば十分使えそうですね。
データチャート
スピン量は少し少ないのでやや減点しましたが、安定性や飛距離は高評価。
また、やはり大型ヘッドで慣性モーメントを大きく設計しているので易しいです。誰でも打てると思います。
しかも、シャフトのラインナップもカーボンからスチールまであって様々なヘッドスピードの方をカバーしています。
しかもスチールは95と85の2種類。軽量スチールがあるのは個人的には評価したいです。
総評
100切りを目指すレベルの方におススメしたいアイアンです。
アイアンはスコアに大きく影響するので、こういうオートマチックなアイアンでフェースがスクエアになる感覚を身につけると良いと思います。
試打クラブもスチールとカーボンの両方ともあるので、打ってみて欲しいです。
おススメ度
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