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テーラーメイドP790アイアン試打&評価|打感の良さと飛距離スピンのバランスが絶妙

アイアン試打
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2019年にリニューアルして登場したP790アイアン

テーラーメイドのPシリーズアイアンは、やや高価なモデルをラインナップしたTP(ツアープリファード)シリーズの後継です。

ヘッド長が79.0mmであることからP790という名前が付けられています。

 

このP790アイアンはPシリーズの中で最も易しく、標準的なスペックのアイアンです。

 

ロフト角は7番で30.5°、鋳造のヘッドの内部にスピードフォームという充填剤を仕込んだハイテクヘッドです。

 

構造は前作から大きな変更はありませんが、見た目をシャープにリフレッシュしました。ロゴも、P・7TWのような感じでかっこよくなりました。

 

ライバルとなるのは同じような構造のピンi500でしょう。度数では1.5°P790が寝ているので飛距離での勝負には不利ですが前作から続くバランスの良さがどうなっているのか注目していきたいと思います。

 

それでは試打データから見ていきましょう。今回は前作2017年モデルとのデータ比較もしていきます。



テーラーメイドP790アイアン(2021)試打評価|改善された打感とシャープなデザイン
テーラーメイドP790アイアンの2021年モデルを試打しましたので評価をします。マットとクロムを組み合わせたシャープなデザインで、充填剤もこれまでと違うものを入れたことで打感も改善。P790アイアンは30.5°のロフトを考えると凄まじく魅力的なアイアンです。

試打データ

P790 × モーダス105S

ヘッドスピード47.4m/s
平均キャリー179y
平均トータル189y
平均サイドスピン193rpmドロー
平均バックスピン6223rpm
平均打ち出し角0.7
平均打ち上げ角22.2°
左右ブレ-1y

まずはモーダス105から。

 

2019年モデルのP790アイアンは、モーダス105とダイナミックゴールド120の計二種類の試打クラブが用意されています。

 

前作ではダイナミックゴールドの105だけでしたので、これはかなり大きな変更だと思います。

 

この辺りはまた後で詳しく解説します。

 

さて試打データを見ると、飛距離の平均は179yで、私がGC2での計測で求める基準に達しています。

 

度数に対しては、十分な飛距離だと言えると思います。最大飛距離はキャリーで180yですので、いかにブレが少ないかが分かると思います。

 

縦ブレ2y、横ブレ9yと非常に優秀な結果となりました。

 

バックスピンは、6000rpm超えで申し分ありません。もはやここまでくるとライバルはタイトリストT200が筆頭だと言えそうです。

タイトリストT200アイアン試打&評価|70台目指すのにぴったりの“ちょうどいい”アイアン
タイトリストT200アイアンの試打&評価です。前作からラインナップされたAP3の後継モデルです。7番のロフトが30°で現代のベンチマークにもなりそうなアイアンです。飛距離、スピン量、方向性の出しやすさなど全体的にちょうどいいアイアンんだと思いました。

 

方向性は、ドロー系の回転がかかりやすいですがこれはシャフトによるものだと思います。

 

P790 × ダイナミックゴールド120 S200vss

ヘッドスピード47.4m/s
平均キャリー176y
平均トータル187y
平均サイドスピン18rpmストレート
平均バックスピン5693rpm
平均打ち出し角1.5°
平均打ち上げ角23.4°
左右ブレ5y

ダイナミックゴールドの120VSSというシャフトを装着した試打データです。

振り心地はかなりしっかりした硬いシャフトです。モーダスは軽くて硬いシャフトですが、ダイナミックゴールド120VSSはさらに重くさらに硬いシャフトです。

 

105を振った後でも硬く感じるので相当硬い部類に入ると思います。

 

このVSSが何なのかは不明ですが、DG120シリーズは古くからあるDGのS200と同じ振動数なのでそれだけの硬さがあることは覚えておいてください。

 

弾道としては、モーダス105に比べてバックスピンが減ったものの、打ち上げ角が高いので弾道の高さは105と同じです。

 

平均飛距離は3y劣る176yですが、大きな差ではないと感じます。

 

サイドスピンが少ないのが特徴で、100rpm前後とほぼストレートの弾道が出ます。基本的にはモーダス105よりも捕まりは弱くハードヒッター向けだと思います。

 

2017年モデルのP790 × ダイナミックゴールド105

ヘッドスピード47.0m/s
平均キャリー175y
平均トータル184y
平均サイドスピン414rpmフェード
平均バックスピン6966rpm
平均打ち出し角1.9°
平均打ち上げ角21.2°
左右ブレ12y

 

平均飛距離は度数が同じなのであまり変わりません。

 

大きな差が表れたのは、弾道の高さとバックスピン量、方向性の三点です。

 

弾道は平均して2019年モデルのP790よりも2y低いです。低重心化したことによる恩恵がここに表れています。

 

さらに、バックスピンはどちらのシャフトにしても減ったのですが、私はシャフトによる差だと考えています。

 

明らかに、2017年モデルのP790に装着されたDG105と比べてモーダス105とDG120VSSは明らかに硬かったです。よってバックスピンが減ったのでしょう。

 

ビジュアルで見る弾道

画面に収まらないくらいの高めの弾道です。

 

見えにくいですが赤がモーダス105、黄色がDG120、緑が2017年モデルのP790です。

 

横から見ると、黄色のDG120 は手前に頂点が来る強い弾道です。

 

前作のP790は所謂飛び系の低い弾道でしたが2019年モデルになると大きな落下角と歪みのない強い弾道になっているのが分かると思います。

 

見た目

右が2019年モデルのP790です。ネジの位置が変更されています。

 

フェースの厚さが薄くなり、仕上げがサテンから艶のあるメッキになりました。

形状はあまり変わっていませんね。

 

上が2019年モデル、下が2017年モデルです。

少しシャープになったように思います。

 

グリップはグレーのカラーリングです。ツアーベルベットの360でしょう。

 

小さめのフェース。

シャフトによる違い

今作のP790アイアンでは標準でDG120ともーだす105の二種類のシャフトが用意されていて、試打クラブもこの二種類です。

 

地面で少し振動を確かめるとDG120はかなり細かい振動をする、つまり二次元の硬さがあります。振っている時に感じるトルクはモーダス105とそこまで変わりません。

 

前作の純正であるDG105と比べると両シャフトとも硬いです。

 

ややハードになった感じが否めませんでした。客観的に見て易しくはありません。おそらくアップチャージになると思いますが、柔らかいシャフトを組んだ方が打ちやすいと思います。

 

データチャート

性能面ではかなり評価できるアイアンだと思います。

 

特に、スピン量は飛距離とグリーン上での止まり方を含めてバランスがうまくとれていると思います。

 

しかし、決して易しいとは言えず価格も前作からかなり値上がりしたのでその辺は厳しめに評価しました。

 

総評

P790アイアンは、中上級者向けの高性能アイアンだと思います。

 

タイトリストのT200やT-MB、G410らがライバルです。

 

データ的にもポケットキャビティのG410に似ていますが、打感は圧倒的にP790の方が良いです。これはスピードフォームの恩恵です。

 

正直性能の改善点に関しては、私は感じるものの、多くの人は感じないくらい微妙な結果です。

 

もし今P790を使っているとしたら、わざわざ買い替えるほどではありません。

 

G410アイアンを検討しているならライバルになってくるので、試打することをおススメします。

 

おススメ度

3番アイアンまでの単品購入はフェアウェイゴルフがおススメ。

TaylorMade 2019 P790 Individual Iron - Fairway Golf Online Golf Store – Buy Custom Golf Clubs and Golf Gear
TaylorMade 2019 P790 Individual Iron - Fairway Golf USA Online Golf Store

2番アイアンはこちら。

TaylorMade 2019 P790 UDI - Fairway Golf Online Golf Store – Buy Custom Golf Clubs and Golf Gear
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ライバル筆頭

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