純国産のアイアン
ヨネックスは、テニスやバドミントンのラケットのイメージがありますが、ゴルフクラブもラケットと同じカーボンを使うので、得意分野かもしれませんね。
黄金世代と同期の私からすれば、石川遼選手が契約していたのでなんとなく憧れたブランドだったりします。
横浜ジュニア時代の一個下の山口すず夏選手がヨネックス契約だったり、池田勇太プロがN1-CBを使っていたり意外と話題性があるブランド。
今回は、そのマッスルバックのモデル、N1-MBを試打レビューします。
試打データ
N1-MB 7番(35°)×モーダス125S
ヘッドスピード | 47.2m/s |
ボールスピード | 55.2m/s |
平均キャリー | 172y |
平均トータル | 182y |
平均サイドスピン | 550rpmドロー |
平均バックスピン | 5607rpm |
平均打ち出し角 | -0.2° |
平均打ち上げ角 | 24.4° |
最大の高さ | 46y |
落下角度 | 53° |
左右ブレ | -11y |
スピンが少ないマッスルバックですね。ドロー強めですが、ブレ幅が少ないのでそこまで問題はなさそうです。
キャリーはだいたい170yを超えるような感じで、度数に対する飛距離はまずまず良いです。
打ち上げ角が高いので、落下角度が53°となり、バックスピンが少ない割には止まるのではないかと思います。
N1-MB 5番(27°)×モーダス125S
ヘッドスピード | 49.6m/s |
ボールスピード | 61.2m/s |
平均キャリー | 196y |
平均トータル | 207y |
平均サイドスピン | 352rpmフェード |
平均バックスピン | 5500rpm |
平均打ち出し角 | 0.7° |
平均打ち上げ角 | 20.0° |
最大の高さ | 47y |
落下角度 | 52° |
左右ブレ | 10y |
5番の方が良く当たるアイアンだと思いました。正直、7番はイマイチだと感じました。
5番はキャリーで200y安定しているので使いやすいです。また、方向性は7番でドローだったのに対して、5番はフェードになりました。
番手によって方向性が変わるのはあまりよろしくないです。あとで解説しますが番手による打感の違いもあったので、そのあたりがネガティブ。
N1-MBの番手による打感と方向性の違い
7番アイアンの方向性は、カウンターバランスのモーダス125が入っているのもありドローでしたが、5番ではフェードになりました。
重心位置的にロングアイアンの方が捕まりにくくなるのは当たり前なのですが、出玉が逆になるのは、ダメですね。
せめて打ち出し角の方向だけでも同じであればよかったのですが…
また、番手による打感の違いも評価が下がるところ。具体的には、7番が下にもぐり過ぎてスイートエリアよりも上にヒットしてしまうのです。
5番アイアンがうまくというのは評価したいのですが、ミドルアイアンが打てないのであればその評価も意味がありません。
打感自体は、やや硬めです。バックフェースにグラファイトハイブリッドと書かれたパーツが装着されています。
これは、カーボンのプレートのようなもので、振動吸収を狙っています。打感が硬く感じたのとスイートエリアがバラバラだったのもこれが要因では無いでしょうか。重心が下がるので、マッスルバックぽくないヘッド軌道になっているのかなと。
デザイン
PW
スコアラインの部分との色のコントラストがあるので構えやすいです。
ややグースが入っているようにも見えます。
データチャート
構えた感じが好印象でしたが、性能面で評価することはありませんでした。ギリギリ記事にしたくらいなので、特に褒めることはしません。
総評
N1-MBを使っている人を見かけない理由がなんとなく分かった気がします。
池田勇太プロが使っているCBが最適解だったりするんですかねぇ…
おススメ度
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