最強の精密ミルド
ブリヂストンと無限の共同開発によって生まれたウェッジが今回紹介する無限ウェッジです。無限はホンダの(ワークス?)チューナーとして有名ですがその削り出しの技術を駆使して作られるのが無限ウェッジです。
今回は実際に試打をして本当にスピン性能が高いのかを検証しつつ、無限ウェッジの魅力を探っていきたいと思います。
無限ウェッジのデザイン
無限ウェッジは極限までスピン性能を高めるためにノーメッキ仕様。
無限ウェッジは錆びてくるとこんな感じの雰囲気になります。燻銀。
ソールは厚くてバウンスは10°なので汎用性は高そうです。これは58°なのでバウンスは10°ですが、もう一つの52°の方はバウンス8°。
ブリヂストンらしい丸型ではなくティアドロップ型です。ちなみに、無限ウェッジは比嘉一貴選手や宮里優作選手など多数のプロが使っています。
ネックは非常に長くなっていて、「B-Limited」の文字が書いてあります。
フェースは削り出しらしく細かい溝が見えます。
試打データ
ヘッドスピード | 24.2m/s |
ボールスピード | 29.6m/s |
平均キャリー | 71y |
平均トータル | 76y |
平均サイドスピン | 1244rpmドロー |
平均バックスピン | 9627rpm |
平均打ち出し角 | 1.6° |
平均打ち上げ角 | 31.0° |
最大の高さ | 16y |
落下角度 | 46° |
左右ブレ | -1y |
無限ウェッジのスピン性能は素晴らしいと思います。他のウェッジに比べても高い値に集まりますし、それでいて落下角度が付いているので止まらないわけがありません。
ウェッジはこのようにドロー回転が強くかかりますが、厳密にはドロー弾道にはなっていません。キャリーの飛距離も安定しているのでスピン性能だけが無限ウェッジの取り柄ではないような気がします。
58°のウェッジはそもそも飛ばないのですが、無限ウェッジは飛び方に大きな違いがあるように思います。ヘッドがボールの下を抜けてショートするようなミスは無限ウェッジでは出にくいです。
無限ウェッジのフィーリング
無限ウェッジは試打データ的なスピン量以上に手に伝わる食いつき感が凄まじいです。ネットの情報を見て同じような感想を見ましたが、確かに納得の食いつきです。
個人的にこの肩の抜け方が好きで、傾斜地で開いてもうまくフェースが落ち着いてくれると思います。
Bマークとロゴだけが錆びないのでやたら目立っていますね。
無限ウェッジの良さ
試打データのところでも言いましたが、やはり下を抜けにくいというのは圧倒的な利点でしょう。特にそれが起きやすい58°でそれを感じられることには大きな意義があると思います。
相当長い芝で試打をしましたがそれでも抜けないので安心感にも繋がっていると感じます。
構えた時の面構えと地面への接地感も絶妙で、いろんなことが出来るウェッジだと確信しています。
総合評価
ウェッジで試打記事を書こうと思うほどに魅力的なモデルです。
無限ウェッジはイベント限定モデルで、ゴルファーズドックやツアーバス、試打会限定で注文が可能。なのでこの記事では商品リンクは掲載できません。
価格は1本約10万円なので大抵のドライバーよりも高いわけですが、その価格を聞いても悩むほど良い製品だと思いました。
おススメ度
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