ミズノプロのマッスルバック
ミズノと言えば、いまだにクラシカルなスペックのアイアンを作り続けているメーカーであり、今は国内よりも海外の方が人気で、契約フリーのトップ選手も使用するアイアンです。
今回はその中でも人気なミズノプロのマッスルバックアイアンであるミズノプロ120のUSモデルであるMP20MBを試打していきます。
シャフトは、モーダス120Sです。
試打データ
ヘッドスピード | 44.8m/s |
ボールスピード | 57.3m/s |
平均キャリー | 166y |
平均トータル | 173y |
平均サイドスピン | 72rpmストレート |
平均バックスピン | 8668rpm |
平均打ち出し角 | -2.6° |
平均打ち上げ角 | 22.5° |
最大の高さ | 47y |
落下角度 | 54° |
左右ブレ | -7y |
7番で34°のマッスルバックアイアンとしては普通の飛距離かなと思います。
とにかくバックスピン量が安定して高く、8600rpm超え。サイドスピンも少なく非常に安定した弾道です。
何度打っても同じ弾道しか出ないくらい安定しています。
もう一つの大きな特徴は、落下角度の大きさです。このクラスの中でも特に落下角度が大きく、スピン量も合わせて考えれば止まらないグリーンは無いでしょう。
ミズノプロ120/MP20MBの良さ
まず、性能面で言えば、安定感の良さです。
試打データや弾道の画像をみて分かる通り、曲がりません。ミズノプロ120のような古典的なマッスルバックとしては珍しい特性だと思います。
そしてやはり気になるのは打感でしょう。
打感は、独特の重い打感です。スイートエリアは広くはないですが、芯をとらえた時の打感は素晴らしいです。ただし、失敗した時はそれなりに手が痛いのであまり期待しないでください(笑)
ミズノプロ120/MP20MBのデザイン
バックフェースの形状はテーラーメイドのP7MBと似た類のデザイン。
トゥ側に若干肉厚部分があるのは、ネック側に重量が偏って打点がヒール寄りになるのを防ぐためだと思います。
グースは少ないです。ミズノプロ120アイアンはネックも比較的太くて、最近のなよなよなマッスルバックとはやはり違います。
スコアラインとメッキのコントラストははっきりしていて、スコアラインのエリアもネックギリギリまであるので構えると硬派な印象は否めません。
私がミズノプロ120アイアンで最も気に入っているポイントがここです。ブレード形状です。トップブレードが薄く見えるように削られています。こういう細かいところのデザインがミズノプロ120の良さですね。
ミズノプロ120/MP20MBのセッティング
ほとんど癖のないヘッドなのでどのシャフトでも合うと思います。
ただ、スピン過多で飛ばないのでプロジェクトXやKBSツアーなど低スピンのモデルを入れてあげると補い合えるかなと思います。


打つ人のレベルとしては、相当高い技術が求められると感じました。私でも使いこなせているのか分かりません(笑)
データチャート
評価できるのは安定性と打感くらいです。
デザインはかっこいいですが、好みの問題なので。まぁ、ミズノプロのマッスルバックとしては、歴代モデルと比較してもやさしい部類に入るとは思います。系統で言えば、MP5とかそんなイメージです。
総合評価
ミズノプロ120/MP20MBアイアンは、シングルハンデの飛ばし屋が選ぶアイアンなのかなと思いました。特別おススメすることはありませんが、憧れの対象なのでトライしてみても良いでしょう。
おススメ度
安く買うなら、フェアウェイゴルフがおススメです。ミズノプロ120はネットでは基本買えませんのでご注意ください。
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