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オノフラボスペックFF247アイアン試打評価|バグった性能と精巧なデザインが圧巻

アイアン試打
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もはやアイアンなのか

飛び系アイアンとかいう謎の概念が生まれてからもう5年以上が経過しています。ただロフトを立てたことを正当化するためだけのその名前はできる限り使いたくありません。当初の飛び系アイアンはクラシックロフトを1番手立てた7番30°くらいのモデルを指していましたが、今や30°が標準でそれより立っているモデルを飛び系と呼んでいます。

今回紹介するオノフラボスペックFF247アイアンは7番で24°というトチ狂ったストロングロフトの巨大なヘッドで、黒い仕上げが特徴的です。まずはコンセプトやスペックから見ていきます。

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オノフラボスペックFF247アイアンのコンセプト

ラボスペックFF247アイアンは、ポケットキャビティ構造にタングステンをソールに埋め込んだハイテクアイアンです。

コンセプトは“Fly Far”という諦めに似た単純なものです。ただ“遠くに飛ぶ”を英語にしただけという潔さを感じます。飛ぶアイアンはいくらでもありますがオノフがそれをどう仕上げるのかが楽しみです。

番手は5番からあって、7番で24°で基本セットの中で一番寝ているAWが42°です。ヤマハドライブスターが25°なのでそれよりもさらに立っているということになります。基本セットは7番からAWまでの5本セット。

オノフラボスペックFF247アイアンのデザイン

ラボスペックFF247アイアンはブラックの仕上げが印象的です。バックフェースはバッジがベタベタ貼られていたりモリモリになっておらずシャープに見えます。

ソール裏を覗いてみると露骨にウェイトが見えます。あえて見せるというスタイルが案外かっこいいことを初めて知りました。

なんでも隠せば良いというわけでは無いんですね。

ラボスペックFF247アイアンのソールはかなり分厚いです。トゥ側に向けて広がるテーパータイプです。グースもなかなか大きくヘッドの大きさと相まって上級者は嫌いそうなデザイン。

構えてみると、白いスコアラインが良く見えてアライメントの取りやすさが分かります。そして、このサイズ感なのにブレードは薄めで、収縮色の黒と合わさって締まった印象を与えます。

試打データ

オノフラボスペックFF247 7番×オリジナルカーボンシャフト(R)

ヘッドスピード45.8m/s
ボールスピード61.2m/s
平均キャリー211y
平均トータル225y
平均サイドスピン51rpmストレート
平均バックスピン3866rpm
平均打ち出し角1.2°
平均打ち上げ角21.1°
最大の高さ49y
落下角度50°
左右ブレ3y

オノフとしてはカーボンシャフトが推しだと思うのでまずは標準のカーボンシャフトから。初速は余裕で60m/sを超えて平均キャリーが211yでした。これだけ飛距離が出ておきながら縦ブレは8yと小さいです。

弾道はフェードでした。カーボンシャフトは40g台の軽量モデルですがスイングの中では比較的硬く感じて、純正カーボンにありがちな“ヘッドが重く感じる”ようなことはなく良く作られている印象です。

これがキャリー210yの弾道とは思えないほど安定しています。バックスピン量は平均がボリュームで安定しているのでキャリーも安定しているということです。

オノフラボスペックFF247 7番×N.S.PRO950GH neo(S)

ヘッドスピード46.2m/s
ボールスピード61.1m/s
平均キャリー207y
平均トータル221y
平均サイドスピン143rpmフェード
平均バックスピン4226rpm
平均打ち出し角0.9°
平均打ち上げ角20.2°
最大の高さ47y
落下角度50°
左右ブレ8y

本来ラボスペックFF247アイアンに装着すべきでない組み合わせかもしれませんが、公式のショップにはこの組み合わせのページがあります。一応ストロングロフト向けのシャフトではあるので悪く無いのかもしれません。

初速はカーボンと遜色なく、方向性も似たような感じです。縦ブレは3yに減少したのでより実用的になったと思います。バックスピン量が増えたのでグリーンでの性能も高くなりました。

キャリー210yクラスのヘッドでバックスピン量が4000rpmを超えるのは素晴らしいです。クラシックロフトの5番で同じ距離を同じ精度で打てるかと言われればそれは疑問です。

オノフラボスペックFF247 7番×モーダス105(X)

ヘッドスピード47.2m/s
ボールスピード64.6m/s
平均キャリー215y
平均トータル228y
平均サイドスピン295rpmドロー
平均バックスピン4597rpm
平均打ち出し角-0.9°
平均打ち上げ角19.8°
最大の高さ52y
落下角度52°
左右ブレ-12y

正直期待していなかったのですが、これがフィーリング的にも良かったです。カーボンと迷うところではありますがミスへの強さを考えるとFF247とモーダス105の組み合わせは抜群に良いです。

初速がバッチリ出て、平均キャリーも伸びました。バックスピンも一番かかっているので素晴らしいです。ラボスペックFF247アイアンはどのシャフトでも飛距離に対するバックスピン量は優れていると感じます。

打ち上げ角度は今回の3種類の中では最も低いですが弾道の高さは最も高いです。ロフトに対して変に高い打ち上げという感じでも無いので絶妙です。

オノフラボスペックFF247 5番×オリジナルカーボンシャフト(R)

ヘッドスピード48.1m/s
ボールスピード65.7m/s
平均キャリー233y
平均トータル248y
平均サイドスピン23rpmストレート
平均バックスピン3609rpm
平均打ち出し角1.5°
平均打ち上げ角18.9°
最大の高さ50y
落下角度50°
左右ブレ7y

今回は全番手貸してもらったのでラボスペックFF247の最高番手でも試打をしてみました。結果は驚きで、平均キャリーが233yなのに縦ブレが4yしかありません。もはや何のクラブを打っているのか分からなくなってきたのでオノフさんには責任を取っていただきたい。

そして弾道は7番同様のストレートで、サイドスピンはほとんどかかりません。5番アイアンという視点で考えても極めて優れていますし、ロフト20°のクラブとしても優れています。

流石にFF247アイアンで5番を積極的に入れる人は少ないと思いますが、この試打データをみるとアリなんじゃ無いかと思えてしまいます。基本セット外の番手を手抜きで設計しているなと感じるフォーティーンなんかもありますがオノフは抜かりないですね。

ラボスペックFF247アイアンの良い点

  • 飛距離がバグっている
  • 安定性がバグっている
  • 飛距離とスピンのバランスがハイレベル
  • 振っている時はサイズを感じない
  • カーボンシャフトの完成度が高い
  • スチールと組んでも好感触

ラボスペックFF247アイアンのイマイチな点

  • フィーリングが良いとは言えない
  • 飛びすぎ問題が発生しそう
  • セッティングの一新は必須

ラボスペックFF247アイアンの凄さ

表現しにくいですが、ラボスペックFF247アイアンの凄さはその総合力にあると思います。性能面で私としては文句なし。

しかもヘッドは黒くて小さく見せる努力を感じますし、実際振っている時に重心の極端な偏りやヘッドサイズ、邪魔な部分は全くありません。打感以外のフィーリングはすごく良いです。

ラボスペックFF247アイアンの打感

打感はセンターヒットではやや硬く感じます。ネック側でヒットするとやや柔らかいポイントがありましたが、引っ掛けますのでおすすめしません。

そういう意味ではそのヒール寄りの場所で引っ掛けないカーボンシャフトが最適解なのだと思います。ラボスペックFF247アイアンはフィーリングで選ぶアイアンではないと思いますが、評価を下げるほど悪くないというのも事実。

色々な配慮を感じる

先に述べたスコアラインの白い線やブレードの形、色も含めてよく考えられた製品だと思います。

カラーリングのかっこよさやブルーのウェイト、斜めに描かれたオノフのロゴなどデザイン性の高さがオノフらしいです。

把握すべき欠点

心配していると思いますが、下の番手の完成度はそこまで高いとは言えません。

表記自体はAWでも、ふわりとあげるショットは難しいです。名前こそAWですが、実際は42°のアイアンと思うしかありません。

ふわりとあげられるのはASとSWのみです。それも開くショットは苦手で、形状的にも開いてしまうとエッジでボールにヒットしてしまいます。

データチャート

飛距離性能と安定性はバグっていると思います。ラボスペックFF247は究極のポケキャビアイアンです。最初にこのレビューの依頼を受けたときは絶対酷評すると予感していましたが、参りました。

総合評価

オノフラボスペックFF247アイアンは魔法がかかったようなアイアンでした。コンセプトには同意し兼ねますが、それを超越する性能の高さ、優れたデザインは圧巻としか言いようがありません。

この飛距離はシニア向けなのかと思うかもしれませんが、ハードヒットしても適応してくれることを考えるとドライバーのHS40m/sくらいの人でもアンダースペックになることはないと思います。思いの外裾野が広いかもしれません。

おススメ度4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

 

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