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三浦技研KM700アイアン試打評価|三浦会長イズムを集結させたマッスルバックアイアン

アイアン試打
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三浦勝弘の名を冠したモデル

アイアンを極めていくと、ゴルファーはある答えに辿り着きます。それは“三浦のアイアン”です。

三浦技研は私も2モデル実際に使用していたくらいの愛好家であり、コレクションもしているメーカーです。しかも三浦技研はこれまで数多くのOEM生産を引き受け、名器を作って来ました。

それでもやはり三浦技研のオリジナルのアイアンはそれとはまた違う魅力があるアイアンが揃っています。今回紹介するのは三浦技研が5年の歳月をかけてデザインした三浦技研KM700というモデルです。

KMは三浦勝弘氏のイニシャルであることからもその本気度が伝わってきますし、1ピースアイアンの限界を超えてくる三浦技研のクリエイティビティが溢れる形状。三浦技研KM700アイアンの真髄に迫っていきます

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三浦技研KM700のデザイン

KM700アイアンのデザインなんて3時間はみてられるので、記事にして伝わるかは分かりませんが、がんばります。

バックフェースは比較的シンプルに見えます。ソール側から段々になっているのがバックフェースの特徴。これで打点裏の肉厚を確保しているのでしょう。

三浦技研KM700アイアンを手に取って一番に驚くのは異端すぎるソール形状です。大胆にトゥを削って重心位置を最適化。こうしてみるとソール中央はそこそこ分厚く見えます。

トゥ側から見るとこんな感じ。断面はフェースと並行になるような肉厚になっています。

こちらがKM700アイアンの絶景ポイント。

そしてもう一つ、三浦技研KM700アイアンの異端なデザイン。ネック部分が超なで肩になっています。剛性が心配になるくらい攻めたライン。重心設計を相当計算しているのでしょう。

フェースプログレッションはこんな感じ。ストレートに近いですが、そこまでタイトな印象はありません。

そしてこの顔。反則。好き。

ブレードは非常に美しく、自然で、シャープです。この写真は待ち受けにしたい。

三浦技研KM700アイアンはちょっとトゥの上の部分が尖ったフェース形状をしています。もしかしたら好みが分かれるかもしれませんが、これがあるからフェースが高く見えて安心感に繋がっているように私は考えています。

試打データ

ヘッドスピード46.4m/s
ボールスピード60.3m/s
平均キャリー186y
平均トータル196y
平均サイドスピン477rpmドロー
平均バックスピン6311rpm
平均打ち出し角-1.7°
平均打ち上げ角21.3°
最大の高さ49y
落下角度53°
左右ブレ-15y

これだけデザインが良いと絶賛しましたが、そのデザインは全て性能のためにあるので試打データにどれだけ反映されるかが見ものです。

結論から言えば、申し分ない試打データです。

平均飛距離が180yを余裕で超える186y、それに対してバックスピン量は6300rpmと素晴らしい性能です。最近のアイアンはバックスピンが中々出ないことも多いですがさすがは三浦技研。完璧を極めた試打データです。

妥協を許さないクラブづくりとはまさにこのこと。三浦技研KM700アイアンは、性能のためにデザインされたマッスルバックアイアンだと確信しました。

方向はサイドスピンを見る限りはドロー傾向にあるのかなと思います。私が気持ちよく振ると大体このくらいのドロー幅になるのでちょうど良いです。

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三浦技研KM700アイアンの打感

三浦技研のアイアンにこんな項目を設けることすら失礼なのは承知ですが、打感について語らせてください。

私は三浦技研TB-ZEROとCB2007を使ってきましたし、コレクションにはMB-5005、MB TypeD、CB-1008もありその他試打したモデルはTC-101やCB1008純鉄などもあります。

そんな私が試打した感想は“声が漏れるほど気持ち良い”です。実際に初打ちの時に声がダダ漏れでした。ややネック側が気持ち良いエリアで、いかにも三浦の感触。

同じロフトのTC-101は三浦技研のアイアンとしては打感が良い方ではないのですが、流石にKM700はマッスルバックです。極上の打感。私は今ヤマハRMX VDツアーモデルを使用していますが、正直KM700には負ける打感。

他の三浦技研のアイアンと、KM700アイアンの違いはねっとり感ではないかと考えています。KM700アイアンはかなり湿った打感でみっちり詰まった純粋なもの。他の三浦のアイアンはそこまで粘っこくはなくあっさりしていたり、奥の方に硬さを感じるモデル(Y-GRIND Limited MB TypeD)もありますがKM700は当たっている間は一定に柔らかく湿っています。

三浦技研KM700アイアンの良い所

アイアンには得意な芝環境があると思いますが、三浦技研KM700アイアンは長めの芝が得意だと思いました。よくこういったマッスルバックは長い芝で打点が高くなりすぎてスピンが減り飛びすぎることがありますが、KM700はそういった心配が少ないです。

マッスルバックでそんな特性を持っているのは相当珍しいと思います。これはやはりバックフェース断面の賜物ではないでしょうか。打点が高くなってもしっかりスピンがかかってくれるのは芝の根が浮いている日本においては敵なしです。ハイバウンスにせずともこれを再現しているのは凄まじいことだと思います。

データチャート

私は打感という評価をチャートには載せないのですが、それは主観になるからです。つまりこのチャートで表現しているのはあえて無機質な情報だけということです。それでも三浦技研KM700アイアンは性能的に優れているのでチャートでも評価が高いことがわかると思います。

一点だけ評価を下げたのはやさしさです。33°でマッスルバックということを考えると決して難しいアイアンでもないのですが、もしかしたら高さを出すのに苦労する人がいるのではないかと感じたのでこの点でやや評価を下げました。

それでも、33°という親しみやすいロフト体系とスピン性能、打感を考えれば多少難しくても買わない理由にはなり得ません。

総合評価

発表時点で画像を見た時はあまりかっこいいと思いませんでしたが、実際に手にするととても理にかなった秀逸なデザインだと理解できました。

デザインとは「かっこいい」と「機能」が分離して存在するのではなく、それを融合するためにあると私は考えます。そういった意味では三浦技研KM700アイアンは真のデザインを施した数少ないアイアンなのではないでしょうか。

本物を知るならぜひKM700を。

おススメ度

USモデルは三浦のロゴが違うだけでなくライ角が1°アップライトになっています。

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