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キャロウェイJAWS RAWウェッジ試打評価|どこに当てても高スピン!これぞノーメッキ“生の食いつき”

アイアン試打
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遂に登場ノーメッキフェース

ウェッジのノーメッキはアメリカ市場では比較的メジャーな選択肢ですが、湿度が高く錆びやすいからか、日本ではあまり馴染みがありません。そんな中、“フェースだけノーメッキ”という良いとこどりのウェッジを出したのがテーラーメイド。

テーラーメイドMG2に続くモデルがすぐに何社から出るのではないかと予想していましたが、ようやくキャロウェイから登場することになりました。2022年に登場するキャロウェイJAWS RAWウェッジは軟鉄鋳造のMD数字系のラインで、従来のソールに加えてZソールという新しいデザインのソールが登場。

今回は、最も供給量が多いSグラインドを試打しましたのでそれをもとに評価していきます。

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JAWS RAWウェッジのデザイン

JAWS RAWウェッジは鋳造なので、鍛造のJAWS FORGEDのようなシャープなデザインではなく、全体的に丸みを感じるフォルムをしています。

バックフェースの模様が入っている部分は少しだけ盛り上がっています。

4つの丸いパーツはウェイトポートで、この中にはタングステンが入っています。58°ではトゥ寄り2つがタングステン。この辺りはこれまでのMDシリーズから継承されています。

ややくびれたネックはキャロウェイのウェッジらしさを表しています。

ストレートネックなのも、フォージドではないJAWS RAWウェッジの選ぶポイントですね。

試打データ

芝の長さ短い芝長い芝
ヘッドスピード32.0m/s33.0m/s
ボールスピード32.1m/s28.1m/s
平均キャリー80y66y
平均トータル85y71y
平均サイドスピン1705rpmドロー1056rpmドロー
平均バックスピン7673rpm7472rpm
平均打ち出し角-2.2°-1.6°
平均打ち上げ角35.7°36.6°
最大の高さ22y17y
落下角度51°49°
左右ブレ-10y-5y

芝の長さを変えて、同じヘッドスピードになるように試打を行いました。同じ振り感でも角度やスピンが変わります。まず短い芝での試打データです。これはベアグラウンドやグリーン周りの短く硬く刈り込まれた芝での性能です。

バックスピン量は平均7673rpmで、比較的高い数値だと思います。80yのキャリーでこれだけのスピンがかかるのは高評価。

黄色が短い芝、赤が長い芝での弾道

打ち上げ角度は大きいです。通常32~33°に収まりやすいので、これは一つの特徴。ただ、JAWS RAWウェッジにはSの他に、W、X、Zが存在するので全てに当てはまるわけではないでしょう。

長い芝ではヘッドが少し深く入ることもあり、ややショートします。それでもバックスピン量が同じくらいなのでスピン性能はやはり高いです。実は、芝の長さが違っても同程度のバックスピンがかかるのは珍しいです。

角度やスピンに大きな違いがないので、打点の違いにより初速が出なくなってショートしていると分析できます。

JAWS RAWウェッジの打感

ノーメッキウェッジの特徴の一つに打感の良さを挙げる人がいますが、私はそれに懐疑的です。JAWS RAWウェッジにおいては、そもそも鋳造ですし素材に関しても“軟鉄”としか記載していない弱腰。

まぁ色々言いましたが、打感はそこそこ良いです。最高レベルのマスダやアーティザンが10点満点だとすれば6点くらい。同じノーメッキフェースのMG2やMG3よりは柔らかい打感だと思います。

ちなみにJAWS RAWウェッジはフェースのスコアラインの部分だけでなく、トゥ側の部分までノーメッキです。ここの部分で打つとは思えませんが。

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JAWS RAWウェッジの狙い目

今回のJAWS RAWウェッジのトピックは何と言ってもZグラインドだと思います。

JAWS RAWZグラインドはいわゆる“ダブルカットソール”です。フェース側とバックフェース側両方を削っており、ヘッドの抜けの良さを向上。三浦技研のダブルカットソールを何度か打ってその有効性については確信しておりますのでこのモデルには期待大。Zグラインドは58°と60°のみにラインナップされます。

日本国内にはかなり供給量が少ないのでUS仕様にするということもなるかも知れませんね。

JAWS RAWウェッジの抜け

JAWS RAWウェッジのSグラインドは、良くも悪くも普通のウェッジです。抜けも普通でした。

逆に言えば、今どんなウェッジを使っていてもそこそこ使えるということでもあります。長い芝でも短い芝でもダフりには割と強いです。なぜかネック気味にばかり当たりましたが、それでも変に飛びすぎるようなことはなくしっかりとフェースに乗っています。

総合評価

JAWS RAWウェッジは、フェースのどこでも高いスピン性能を誇るウェッジだと思います。いわゆる重心設計によるスピンではなく表面加工による高スピンなので、どの芝の長さでも食いついてくれます

ただ、もし打感に期待をしているのであればそれはほどほどにすることをおススメします。JAWS RAWウェッジはまぁまぁの打感と安定したスピン性能が魅力と締め括っておきましょう。

おススメ度4 out of 5 stars (4 / 5)

 

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