ゼクシオ11/ゼクシオXアイアン試打&評価|素材の違う二種類のゼクシオアイアンを比較試打!!

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ストロング化したゼクシオの新アイアン

ゼクシオシリーズの新たなアイアンもドライバー同様に二種類の展開です。

 

これまでのゼクシオシリーズの後継であるゼクシオ11は7番アイアンで28°と前作に比べて1°ストロングに。

 

ゼクシオフォージドの後継となるゼクシオXの7番アイアンは29°とこちらも1°ストロングになりました。

 

競合他社が軒並みストロングロフトを発売する中での流れですから、当然と言えば当然です。

 

ゼクシオ11はチタンとステンレスのマルチピース構造で、ゼクシオXの方は軟鉄と少し硬い鋼を組み合わせた構造になっています。

 

ゼクシオ11のコンセプトにはフェースをたわませるとありますが、ステンレスはそこまで柔らかい素材ではありませんし、チタンも軽量化がメインでしょうから、本当のところは怪しいです。

 

両方に共通しているのは、ドライバーにも搭載されたウェイトプラステクノロジーと名付けられたカウンターウェイトです。

 

グリップの重さもヘッドの密度も違うので、これがどんな感じで働いているのかも比べてみたいです。

 

それでは、ホームページを見ればわかるような無駄に知識をひけらかすのはこの辺にして試打データを見てみることにします。

 

試打データ

ゼクシオ11 7番アイアン × 純正カーボン(S)

ヘッドスピード47.2m/s
平均キャリー187y
平均トータル198y
平均サイドスピン138rpmドロー
平均バックスピン5449rpm
平均打ち出し角0.5°
平均打ち上げ角21.8°
最大の高さ47y
落下角度52°
左右ブレ-1y

非常に軽いですが、スピン量が増えるので飛距離がイマイチ伸びませんでした。まぁそれでもバックスピン5000rpm超えと平均キャリー187yです。

 

方向性は捕まるものの弱めの捕まりです。引っ掛けるような弾道は出ません。

 

ゼクシオ11 7番アイアン × 純正N.S.PRO860GH D.S.T(S)

ヘッドスピード45.6m/s
平均キャリー178y
平均トータル187y
平均サイドスピン507rpmフェード
平均バックスピン6465rpm
平均打ち出し角1.7°
平均打ち上げ角21.9°
最大の高さ46y
落下角度52°
左右ブレ14y

また少し軽くなりましたね。

 

それでもヘッドが高慣性モーメント特有の捕まりの弱さがあるので、スチールになるとさらに右方向に集まるといった結果になりました。

 

ゼクシオX 7番アイアン × 純正カーボン(S)

ヘッドスピード48.2m/s
平均キャリー179y
平均トータル188y
平均サイドスピン178rpmフェード
平均バックスピン6493rpm
平均打ち出し角0.8°
平均打ち上げ角22.1°
最大の高さ47y
落下角度53°
左右ブレ6y

ドライバーと同様にミヤザキのつや消しのシャフトです。けっこうかっこいい。

 

非常に再現性の高いシャフトでした。

 

バックスピンは6000rpm、平均飛距離が約180y。私が一つの基準としている数字です。

 

G410やZ585がこれに当てはまっていましたね。カーボンで軽量ながら、これだけの性能を発揮するのは評価に値します。

 

ブレ幅は縦6y、3yでした。

 

ゼクシオX 7番アイアン × 純正N.S.PRO920GH D.S.T(S)

ヘッドスピード45.3m/s
平均キャリー189y
平均トータル202y
平均サイドスピン149rpmフェード
平均バックスピン4310rpm
平均打ち出し角0.9°
平均打ち上げ角21.9°
最大の高さ43y
落下角度50°
左右ブレ7y

 

スチールだと、しなり量が少なくバックスピンが減ったのだと考えられます。わりとよく起こる現象です。

 

飛距離が平均で189y、最高でもキャリーで191yです。

 

ビジュアルで見る弾道

ゼクシオ11

青がカーボンシャフト、黄色がスチールシャフトです。打ち出し角は同じくらいですが、スピン量の違いで飛び方は変わります。

 

素晴らしい安定感ですね。これ3球ずつ計測結果を残していますが、カーボンは5球で、スチールは6球で終わりました。

 

ゼクシオX

オレンジがカーボンで白がスチールです。棒球ですね。

こちらも弾道が揃っていますね。見て分かる通り、カーボンシャフトはトップの位置が高く手前になります。

 

試打データを分析

試打データのところでは簡潔にデータを分析しましたが、比較はしていませんでしたので、ここで比較分析してみたいと思います。

 

全てに共通しているのはやはり安定感です。

 

今時のアイアンはロフトを立てればだれが作ろうが飛ぶのでそういう次元ではいというゼクシオからの挑戦状のような気もします。

 

ゼクシオ11は非常にオートマチックで、慣性モーメントが高いのでコントロールショットを打つのはほぼ不可能です。

 

ヘッドは前作と同じくらいのサイズで、ソールも厚いので人工芝ではすこしダフリます。

ゼクシオXのアイアンはコントロールショットも打てるし、カーボンシャフトだったら上から落として止めるようなショットも可能。

 

気になる方もいると思いますので、他のメーカーのアイアンとの違いも触れてみたいと思います。

 

まず、同社のZ585。大きな違いは、弾道です。ロフトが2°立っている分飛距離的にも分があって、球も低いです。

 

直進性の高さは両者互角くらいでしょうが、コントロール性はゼクシオXの方があるかなと感じました。

 

また、G410もライバルになると思います。

 

G410との違いは打感と、ヘッドの抜けです。打感はゼクシオXの圧勝で、ヘッドの抜けはG410の圧勝でした。

ゼクシオXもそこまで厚いソールではない。

 

飛距離性能は度数なりですから、求める度数に合わせて選択すると良いでしょう。

 

ゼクシオアイアンのルックスの違い

構えたアングル

ゼクシオ11はグースで高さのあるフェースが特徴です。

 

私は、もはや“ゼクシオフェース”というジャンルになりつつあると思っています。JGRやファイズがこれに当たります。

 

国産メーカーの飛び系アイアンはこのゼクシオフェースになってきていると感じています。

 

ゼクシオXもグースですが、11と比べるとマイルドです。前作よりもネック側の厚さが増していると思いました。

 

最近のモデルではX-FORGED STARアイアンのフェースがこの形に近いです。

 

写真では絶対に伝わらないところですが、めちゃくちゃ座りが良いです。どんな弾道でも打てると思わせる顔をしています。

 

この手のストロングロフトのアイアンではまずないことです。

 

フェース形状

ゼクシオ11はフェース長が長く、トゥ側の面積も広いです。

 

ゼクシオXはさきほど述べたようにネック側が前よりもやや厚くなったように思います。

 

トゥ側も普通のアイアンです。

 

グリップ

グリップはゼクシオ11とゼクシオXでそれぞれ別の物が装着されています。上の画像がゼクシオ11。

 

ゼクシオXは白いキャップです。ドライバーと同じデザインですが、おそらく重量が違うでしょう。

 

ターゲットを勝手に考察

ゼクシオ11は、メーカーのコンセプト通りのドライバーでのヘッドスピード40m/s以下向けでしょう。

 

一方で、ゼクシオXは幅広い層がターゲットに入ると思います。

 

スペック的には、カーボンであればヘッドスピード40m/s以下でも十分打てるでしょう。打感が良いので、打ったらほしくなる人が多いと思います。

 

スチールシャフトだと純正の920だとヘッドスピード45m/sまででしょうね。それ以上のスペックのシャフトを挿すのもありです。

 

その場合はグリップが変わるので、一気に重くなるでしょう。試打できるかが不明なので、カスタムは慎重にお考え下さい。

 

デーチャート

ゼクシオ11

安定性が良かったです。

 

全体的に評価が高いので総合力のあるアイアンだと言えそうです。デザインがあまり好みでないので、そこだけ残念。

 

ゼクシオX

飛距離、安定性共に素晴らしいです。重量に幅があるので、色々なユーザーにおススメしたいです。

 

打感が良く、飛距離が出るアイアンですからぜひとも試打してほしいです。

 

総評

さすがゼクシオだなぁと感じました。

 

このロフトで安定感を出すのは難しく、カウンターウェイトが入っていることが適度に効いています。

 

個人的には、座りの良さ、打感の良さ、形状からゼクシオXの方が好きですし、多くの人におススメできると思いました。

 

ただ、超オートマチックなゼクシオ11も初心者やシニアの方にはお勧めしたいです。

 

おススメ度

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