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ピンi59アイアン試打評価|ピンi59アイアンは中空ブレードの頂点になれるのか?

アイアン試打
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上級者モデルも中空の時代

中空アイアンの歴史はもはや短くありません。もともと飛距離を上げるための構造として設計され、実用化されてきた中空アイアンですが、最近ではクラシカルロフトモデルの中空アイアンが現れてきました。

発端はどのモデルかは分かりませんが、タイトリストT-MBあたりが始まりでは無いかと思います。以前特集したオノフKUROは32°の中空半充填剤、P770は33°の中空充填剤、APEX PROも同様です。

大手メーカーは軒並みこれに参入しているということになりますが、ピンがようやくこの領域に新モデルを投入しました。

構造としては、軟鉄鍛造中空に、アルミのプレートを埋め込んだ仕様なので、先に述べたモデルとは考え方が違います。なので比較することが正しいかは分かりませんが、あえて比較しながら解説していきたいと思います。

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ピンi59アイアンのデザイン

ピンi59アイアンのデザインの良さは、バックフェースにあると思います。

誰が見てもかっこいいシャープなデザイン。フェース長は短く、ピンらしいマットな仕上げなのもポイント。

陰影が付きやすいようにか?重心設計のためか?このデザインになっているわけですが、その機能美が光っています。

こうして構えるとやったら溝の数が多いのが分かりますかね?実は同じロフトのiブレードと比較しても、ピンi59アイアンは溝の数が多いです。13本から17本に増やしたようです。

溝の角度も変更されているとのことですが、こうした比較をしているということからピンi59がiブレードの後継であることが予想できます。

ブレードは薄いです。ピンによくあるトゥが分厚いわけでもないです。

グースはあまり強く無いように見えますが、打つときに構えるとストレートとは程遠いと感じました。この景色はまさにiブレードと同じです。

ピンi59アイアンのテクノロジー

デザインの良さは見たら分かりますから、ここからは私が感心したi59アイアンの内部について解説。試打データは後述なのでせっかちなあなたはスクロール!

ピンi59アイアンの特徴はやはりアルミインサートでしょうか。まぁそれは否定しませんが、私は特にこれを良しとしていませんので。

褒めたいのはこれ。

「なんだピンのいつものネジね」と思った人は安易です。このピンi59アイアンはトゥ側に重さを与えただけではありません。ネック部分にもウェイトを仕込んでいるのです。アルミインサートにしたことで、このサイズながら左右にウェイトを配置できたからこそ実現したわけですね。

あまりにもピンらしい中空構造の使い方ですね。

試打データ

ヘッドスピード45.9m/s
ボールスピード57.2m/s
平均キャリー176y
平均トータル185y
平均サイドスピン73rpmストレート
平均バックスピン5768rpm
平均打ち出し角-1.0°
平均打ち上げ角25.4°
最大の高さ51y
落下角度54°
左右ブレ-4y

試打データは驚きの連続です。ピンのクラシカルロフトを信用していない私としては、まぁ理解できなくも無いです。i210もやたら低スピンになってしまうという特徴がありましたが、i59アイアンは酷くは無いものの、ロフトに対して飛距離やスピンのバランスはズレています。

データだけズレていれば良いのですが、感覚ともズレます。なんと言いますか、スピンかかったなと思っても実際はぐんぐん前に進んでいる感じがします。

ただし、安定感は高評価したいです。本当に曲がりに強いです。同日計測でT100も打ちましたが、かなり接戦です。ロフトやライ角がより合っているピンi59の方が辛うじて安定性が高いかなと思います。

ピンi59アイアンの個人的評価

やたらと露出が多く注目度も高いアイアンなので、私見を多めに述べておきます。

結論から申しますと、ピンi59アイアンの評価は低いです。

理由は3点です。

  1. 感動する点が安定性という分かりにくいものである点
  2. 打感が壊滅している点
  3. 価格が高いという点

ピンi59アイアンの特徴を挙げると、性能面で言えば飛距離が出ることですが、ロフトが立ったモデルには勝てませんし、スピン性能がそれに対して優れているかと言われれば並み。

そうなってくるとやはり欠点の方が目立ってしまうのが残念なところ。デザインのかっこよさと性能の組み合わせは確かに素晴らしいです。しかし、それなら同じかもっと安い価格で三浦技研のアイアンをお勧めします。

中空アイアンでは、オノフKUROやホンマTR21xを高く評価していますが、この二つはもっと分かりやすいというか、感性に明確に訴えかけるものがあります。ある意味ピンi59アイアンは、有機的ではなく無愛想な印象を持ったのでしょう。

データチャート

チャートだけ見れば良いアイアンにも思えますね。ただ、打っていて楽しくはありませんので、総合評価は低いです。溝多いのにスピンは多くもないので、試打してみないと分からないというのを痛感しました。

総合評価

ピンi59アイアンは、ピンの考え方とテクノロジーが見事に融合した面白いアイアンであることは間違いありません。ただ、“面白いだけ”だったということです。

おススメ度

US正規の価格は6本でモーダス105を組んで16万円ほどなので若干安いです。

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