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三浦技研CB-2008アイアン試打評価|打感にこだわればポケキャビもここまで出来る!

アイアン試打
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大型キャビティの2000系

三浦技研はキャビティバックとマッスルバックのラインがありますが、キャビティはその中でも3タイプに分かれています。

上級者向けのCB1000系、やや大きいヘッドの2000系、ハイテク構造のPP系に分けることができます。今回紹介するのはCB2008というモデルで2017年に登場しました。私がかつて使っていたCB-2007の後継と思われるネーミングですが、構造はポケットキャビティになっているので、大きな変化です。

この記事では、他のCB系に対するCB-2008の位置付けや違いを比較しながら評価していきます。

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三浦技研CB-2008のデザイン

三浦技研CB-2008アイアンは彫りの深いポケットキャビティ構造。実は三浦技研初の複合構造になっています。

バックフェースにある二つのリブはツインパワーブリッヂと言って打感の向上と音を追求しています。

三浦技研のMGマークの部分はボリュームがあり、最近のアイアンに見られる左右重量の増加を狙っているように思います。

ソールデザインは、トゥ側に向かってやや広がる形状をしていて少しだけグースも確認できます。

ブレード厚も決して薄くはありません。よく見るとスコアライン部分のフィニッシュを延長せずに他のフレーム部分と同じメッキのブレードになっています。これは私が2021年モデルで最高評価を与えたホンマTR21Xと同じです。それよりも4年も前にやっているわけです。

トゥ側を見ると、CB-2008アイアンが複合素材であることが理解できます。バックフェースとフェース部分で違う素材を使っています。この溶接には強いこだわりがあるようで、通常の溶接では軟鉄側の組織が変化してしまって打感を損ねるため、作業時間と溶接量に最新の注意を払って作られているそうです。

試打データ

ヘッドスピード45.4m/s
ボールスピード57.5m/s
平均キャリー178y
平均トータル187y
平均サイドスピン84rpmフェード
平均バックスピン6186rpm
平均打ち出し角-1.7°
平均打ち上げ角22.5°
最大の高さ46y
落下角度53°
左右ブレ-4y

CB-2008の7番のロフト角は32°で、スリクソンZX7やオノフKUROなどと同じです。平均キャリーは178y、バックスピン量約6200rpmで私が評価基準とするキャリー180y&6000rpmをほぼ満たしています。

しかも左右ブレは9y、縦ブレにおいては3yというレベルの高さ。ポケキャビでここまでの精度で打てるモデルはかなり稀だと思います。試打データにはフェードと表記しましたが、ストレートと言っても過言ではありません。

なぜここまで試打データが揃うのかも私程度の知識では理解できません。何かこう、魔法がかかっているようにスピンがかかるアイアンです。

これは後述しますが、デザインによる影響が少なからずあるのではないかと分析しております。

CB-2008の魔法

CB-2008アイアンの安定感は構造やロフト設計をみても納得感は薄いです。そこで100球ほど打って感じた部分を分析していきたいと思います。

デザインのところで触れませんでしたが、三浦技研CB-2008アイアンはハイバウンス設計です。私はキャビティやポケキャビにはハイバウンスの相性が良いと思っていて、これがCB-2008アイアンの安定感の源ではないかと考えています。

7番で7°というかなり大きなバウンスはピンのアイアンに匹敵するほどです。バウンスがインパクトロフトを一定に導いてくれるようなそんなフィーリングです。

CB-2008の打感

三浦技研で似たようなポケットキャビティのアイアンが無いので比較が難しいですが、独特な打感です。

三浦っぽいかといえば、そうでもありません。ただ打感は良いです。

こういうアイアンは打点が高い人にとってはフィーリングが損なわれることが多いのですが、その心配は無用。打点が高くてもむぎゅっとボールとコンタクトしてくれます。

データチャート

あまり期待していませんでしたが、性能面に三浦イズムを感じることができます。決して飛び系アイアンではないので飛距離を伸ばすために選ぶのではなく、保険として32°のロフトにしておくのが得策かと思います。

ただ、5番アイアンまでしかラインナップされていないので、それ以上の長い番手が欲しい人にとっては需要を満たさない可能性はあります。まぁ5番で25°なのでこれ以上立っている必要はないと思います。

総合評価

贔屓するしないに関係なく、三浦技研CB-2008は良いアイアンです。

バックスピン量のバランスと、ハイバウンス設計という三浦らしい“優しさ”の作り方が絶妙に光っています。スコアにもつながるでしょうし、これまでハードなアイアンばかりでしんどくなってきた層にも響くモデルだと考えています。

CB-2008アイアンは複合素材とかポケットキャビティとか、いかにもヤワなアイアンと舐められそうな特徴が多いですが、しっかりと三浦がまとめ上げたことが分かるアイアンです。

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