Z785のライバル筆頭
国産メーカーの二大ブランドがスリクソンとブリヂストンです。
精度の高さと打感の良さは両者とも優秀で、男子プロも女子プロも使用している選手が多いです。ロフト角が32°で軟鉄鍛造、ライ角調整も可能なモデルです。
ただ選択可能なのは4番アイアンまでで、スリクソンZ785は3番までラインナップされていますからロングアイアンまでフルで入れたいなたスリクソンの方がおススメです。
早速、X-CBをレビューしていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 43.0m/s |
平均キャリー | 173y |
平均トータル | 182y |
平均サイドスピン | 357rpmドロー |
平均バックスピン | 6778rpm |
平均打ち出し角 | 0.3 |
平均打ち上げ角 | 20.9 |
左右ブレ | -5y |
これは非常に面白いデータになりました。
比較対象であるZ785のデータを並べてみましょう。
ヘッドスピード | 45.2m/s |
平均キャリー | 172y |
平均トータル | 180y |
平均サイドスピン | 335rpmフェード |
平均バックスピン | 7766rpm |
平均打ち出し角 | -0.5 |
平均打ち上げ角 | 20.3 |
左右ブレ | 3y |
飛距離はほぼ同じでした。まぁ度数が同じなので別に驚くほどのことではありませんが。
注目はサイドスピンでしょう。X-CBはドロー、Z785はフェードに。見事に分かれました。
しかも、今回試打したX-CBは最大382rpm、最小333rpmとかなり安定していることが分かります。打ち出し角も右に出やすく、きれいなドローが打てます。
球のブレ幅は6y。グリーンは確実にとらえることが出来るでしょう。
やはりブリヂストン
私は今使っている三浦技研のアイアンの前はブリヂストンのGR、その前はレディスのパラディソを使っていました。
ブリヂストンはどのアイアンも打感が良く打っていて楽しいクラブです。それはX-CBも例外ではありません。それどころか、今まで打ったブリヂストンのキャビティ、ハーフキャビティの中でもトップクラスの打感だったように思います。
パシパシ打てるので冬でも硬さを感じることはありません。
スピン系
バックスピンは6700rpmほど。
どんなグリーンでもしっかりと止めることが出来るであろうスピン量です。Z785はさらに1000rpmくらいスピン量が多かったのですが、このレベルになると「どちらにせよ止まる」のであまり気にしなくて良いと思います。
サイドスピンの安定感も抜群でかなり高評価しています。
データチャート
データチャートもZ785と似たような形です。違いは易しさ。球があまりブレないので難易度はそこまで高くないと思います。性能面の評価が高いです。
見た目もシンプルでかっこいいと思います。構えた感じはやや小ぶりですが、同じ度数のホンマTW747Vよりも大きいと思います。ですから身構えずに打てるでしょう。
総評
易しいですけど、上級者向けですね。
どういうことかというと、飛距離が出ないからです。ある程度のヘッドスピードが無いと使い物にならないでしょう。
アイアンにはスピンを求める方、飛距離は別にいらないよという方にはピッタリだと思います。
おススメ度
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