パトリック・リードも使用するUSの地クラブ
アーティザンゴルフは、2017年に設立された新興ブランド。もともとウェッジやアイアンを研磨していた職人が作ったブランドで、パトリック・リードやジェイソン・デイが使用していることで有名です。
2021年には、ウェッジに加えてアイアンも展開を始めます。日本国内では、IFGというブランドを展開するインフィニットが代理店として販売しています。
アーティザンウェッジは46~60°までの8種類のロフトと5種類のソール形状が選べます。今回の試打では、アーティザンの中でも最も特徴的と言える、56°のSB=スクエアベベルを試します。これについては後で解説します。
試打
こちらは動画をご覧ください。
アーティザン・スクエアベベルのデザイン
アーティザンウェッジと言えばスクエアベベル(SB)が有名です。スクエアベベルは54°と56°だけに設定されています。
フェース側とバックフェース側をカットするように削っており、スリクソンのVカットバウンスのような形状になっているタイプです。
特にハイバウンスのような形でもないというのが面白いところ。ちなみにクラブデータには、バウンス7/24となっています。おそらくソールのフェース側が7で、後ろ側が24ということだと思います。
総じてシンプルなデザインと言えると思います。
フェース形状はティアドロップで、ボーケイやマックダディとさほど印象は変わりません。
アーティザンウェッジの良さ
アーティザンウェッジの良さ、特に今回試打したSB=スクエアベベルは、バウンス形状が絶妙です。何がどう良いかと聞かれれば答えるのに苦労しますが、”なんか良い”というのがシンプルで的確な答えかもしれません。
バンカーでの砂への侵入の鋭さに対して、砂の中では平行にヘッドが進んでいくのでかなりオートマチックに扱えます。
一方で、芝の上では開いてくれと言わんばかりの顔をしているので言う通り開いてあげるとふんわり上がるアプローチが打てます。スクエアベベルのソール形状からか、10y程度のアプローチで普通にまっすぐ打とうとすると若干引っ掛けます。
総合評価
アーティザンウェッジは、一見なんの変哲もないウェッジです。
しかし、実際に打ってみるとソール形状が絶妙ですごく使いやすいですし、打感も良いです。プロが使用している道具って、難しかったり癖があったりしそうなイメージがあるかもしれませんが、数々のプロ仕様のウェッジを打ってきて、プロが使うウェッジほど簡単で失敗しにくいです。
もし、バンカーでのやさしさと、ロブの使いやすさを求めるのであれば、アーティザンのスクエアベベルはかなりおススメです。
おススメ度
コメント