毎作評判のアイアン型UT
キャロウェイのアイアン型UTは歴代モデルで高評価を獲得した製品が多いです。アイアン型UTというのはニッチなモデルなのでそこをどう考えるかで製品の完成度に影響します。
APEX UTはAPEX PROと同じパターンのデザインなので統一感も出せて良い感じです。今回はAPEX UTを試打データをもとに評価していきます。
APEX UTアイアンのデザイン
バックフェース側から見てもフェースが長いのが分かります。
面構えとかは過去作と大体同じような感じでキャロウェイのアイアン型UTの典型です。
今回試打したロフトは20°です。かなり立ってるように見えます。
ソールの後方は肩を落としたようになっています。厚めのソールですがボリューム感は控えめでした。
モッチモチのヘッドです。
打点は安定していました。
試打データ
APEX UTアイアン 20°×モーダス105S
ヘッドスピード | 50.9m/s |
ボールスピード | 66.8m/s |
平均キャリー | 244y |
平均トータル | 261y |
平均サイドスピン | 66rpmフェード |
平均バックスピン | 3251rpm |
平均打ち出し角 | 0.2° |
平均打ち上げ角 | 16.6° |
最大の高さ | 45y |
落下角度 | 47° |
左右ブレ | 3y |
20°となると、5番ウッドよりも2°寝ているわけですが、APEX UTはかなり飛んでいます。FWと同じくらいの飛距離を20°で達成しています。初速はそこまで高くないのですがスピン量が常に低めに集まっているので飛んでいるという感じです。
最高飛距離はキャリー252yでトータル270yでした。めちゃくちゃ飛びますね。弾道の高さも心配するほど低くはないので完成度が高いと思います。
流石に高さまで安定することはありませんが、キャリーは大幅にずれていないのでセカンドで使えなくはないと思います。
APEX UTアイアンの良い点
- 飛距離性能が高い
- スピンを抑えやすい
- 左が怖くない
- スライスはしない
APEX UTアイアンのイマイチな点
- スチールシャフトではかなり難しい
APEX UTアイアンのセッティング
マトリックスチャートのポジション的には2作前のAPEX UTの真下あたりです。
スチールシャフトでは弾道の高さを上げるというのは難しいです。カーボンの純正があればもっと良かったかなと思います。高さが出るカーボンシャフトと組んでみるともっと打ちやすいかもしれません。
データチャート
飛距離性能は抜群です。安定性を出すのは少々難易度が高いのでそこだけは覚悟が必要です。ただ製品としてかなりキャラクターが立っているので需要はありそう。
総合評価
APEX UTアイアンはやはり良いです。
とりあえず初めてアイアン型UTを使ってみたいのであればAPEX UTをおススメします。もちろん今作でないものでも良いですが、デザインのかっこよさは十分買う理由になります。
おススメ度 (4.5 / 5)
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