ホンマからアイアン型ユーティリティ登場
前作TW737ではラインナップされなかったアイアン型ユーティリティ。
今作からは19°、22°、25°の三種類が発売されています。スリクソンやピンは以前からこのタイプを作っていますが、ブリヂストンは製造を止めています。
男子プロではアイアン型ユーティリティを使用している人も散見されますが、女子プロはほとんど見かけません。
私はそうは思いませんが、これを見るとアマチュアには少し難しいのかもしれませんね。
試打データ
ヘッドスピード | 48.5m/s |
平均キャリー | 215y |
平均トータル | 228y |
平均サイドスピン | 414rpmドロー |
平均バックスピン | 4828rpm |
平均打ち出し角 | 0.6 |
平均打ち上げ角 | 14.5 |
左右ブレ | -9y |
割と打ちやすいと思いました。もちろん、アイアンが得意なのであまり参考にならないかもしれませんが(笑)
飛距離もバックスピンもTW747UTとほとんど同じです。打感は所謂充填剤系のアイアンと似ていて、軟鉄アイアンとは少し違います。
打ち出し角が右なので美しいドローボールになります。
アイアン型ユーティリティの特徴
シャフトが長く、縦のミス(ダフリやトップ)が出やすいと思います。
これは、特にホンマだからということでは無く、他のメーカーでも同じです。ですから、ロングアイアンが得意な方でなければ使わない方が良いでしょう。
飛距離は、度数なりに飛んでいて、普通のハイブリッドと変わりません。ピンのクロスオーバーやスリクソンのU85も中空構造なので同様の性能でしょう。
シャフト
ダイナミックゴールド95が標準で装着されています。
このシャフトは、かなり柔らかくてヒットした後に振動しています。中元調子で振動数が281。50g台のカーボンシャフトがSRで286なのでいかに柔らかいかが分かると思います。
中元調子ではありますが、データの通り捕まるのはおそらくこの柔らかさが原因だと思います。
データチャート
飛距離性能は高いと思います。この形状での中空構造で普通のハイブリッドと同等の飛距離を実現しているのは評価してよいでしょう。
また、安定性に関してはやや難がありますがシャフト次第かと思います。今回はスチールではあるものの、柔らかいです。
ホンマのオリジナルカーボンシャフトの方が硬いですし、中調子で癖がないのでおススメです。特に、IB-WFは元調子で非常にシャキッとしたシャフトでハードヒッターにも対応できると考えられます。
総評
全員におススメできるクラブでないことは確信しています。
ロングアイアンの代わりに入れるためのものだと思った方が良いでしょう。アイアンが得意な方しかうまく打てないと思いますが、それなら3番アイアンや4番アイアンを入れるのでも特にデメリットはありません。
面白いクラブですし全体的な評価は低くないものの、、
おススメ度は
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