18°設定がある小ぶりなハイブリッド
古典的なハイブリッドを作り続ける数少ないブランドとなってしまったブリヂストン ツアーBシリーズ。ツアーB X-Hは18°、21°、24°をラインナップ。
度数設定は前作と全く同じ、ヘッド体積はこれでも一回り大きくなっています。
今回の試打は21°の3番を使用しました。さっそく試打データを見ていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 51.7m/s |
ボールスピード | 68.4m/s |
平均キャリー | 226y |
平均トータル | 238y |
平均サイドスピン | 492rpmドロー |
平均バックスピン | 5108rpm |
平均打ち出し角 | -0.3° |
平均打ち上げ角 | 16.0° |
最大の高さ | 49y |
落下角度 | 51° |
左右ブレ | -16y |
平均飛距離は、キャリーで226y、最大飛距離もキャリー226y、トータル238yでした。ツアーB X-Fでも同じですが、縦距離の安定感が抜群です。
ブレ幅は20yほど。サイドスピンが500rpm弱、打ち出し角度も左に行きやすいです。
ツアーB X-Hは捕まるハイブリッドですので、シャフトで捕まりを抑える方向にセッティングすると良さそうです。
ビジュアルで見る弾道
曲がり幅はやや大きいです。
横から見た弾道ではかなりそろっているのが分かります。さすがに純正カーボンシャフトだと弾道に凹みが見られます。
デザイン
ドライバーやFWと同じパターンのデザインです。サスペンションコアの存在感があります。非常にフラットなソールになっています。
クラウンはドライバーとFWに似せてラインが入っていますが、カーボンクラウンにはなっていません。
”しっくりくる”ハイブリッドだなと思います。構えると実家に帰ってきた安心感を感じます。実家暮らしですけどね。
ツアーB X-Hの良さ
いろんな弾道を自在に打てること、打感が良いこと、かっこいいことです。
国産メーカーは、海外ブランドに対抗しようとして、超高慣性モーメントにするためソールをやたら長くしたりしますが、あまり印象は良くありません。超えられないからです。
一方で、海外展開がほとんどないブリヂストンは化石のようなクラブを作り続けています。それも一つの有効な戦略だと思うんですよね。特にハイブFWは性能の差が出にくいですから。
データチャート
捕まえるのが楽なので飛距離を出しやすいハイブリッドです。全体的には高評価。同時に試打計測したG425ハイブリッドよりもこちらの方がおススメです。
総評
私はハイブリッドをセッティングに入れていませんが、こういうのなら入れても良いかなと思いました。
贅沢を言うなら、度数設定がもっと多くても良いのではないかなと感じます。
おススメ度
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