バランスの良い仕上がりのハイブリッド
一応正式名称はRMX UTで、ホンマ同様ユーティリティとネーミングしているメーカーです。
位置づけとしては、RMX120と220両シリーズ共通のハイブリッドですのであまり癖がないだろうと予想されます。
タイトリストやテーラーメイドのように複数のハイブリッドモデルを展開していないのでそうなるのは当然です。
ただ、個人的にヤマハのハイブリッドとフェアウェイウッドはどちらかというと100シリーズ寄りなモデルが多いです。
今作のRMX UTも例によって小ぶりな見た目と無難なロフト設定です。
それでは試打データから見ていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 47.3m/s |
平均キャリー | 219y |
平均トータル | 235y |
平均サイドスピン | 494rpmドロー |
平均バックスピン | 3763rpm |
平均打ち出し角 | 1.2° |
平均打ち上げ角 | 17.8° |
左右ブレ | -13y |
ロフト角は5番で22°です。
最近は22°は4番という表記が多いですが、おそらくアイアンの番手とうまくリンクするように表記を変えているのだと思います。
ロフトにか対する飛距離は普通です。最大飛距離はキャリーで225y。
全体的に捕まるのですが、回転数は安定していて十分コントロールできるレベルの難易度です。
打ち出し角が右なので、弾道としてはきれいなドローボールです。
バックスピンは少し少なく、4000rpmを切ります。それに伴って低い弾道と浅い落下角になりました。
ただし、216yのショットは4635rpmだったので、当て方次第では高スピンにもなり得るでしょう。
バックスピンが少ないならもっと飛んでほしいですが、左右の安定感があるのであまり気になりません。
ブレ幅は横15y、縦9yでした。ハイブリッドとしては普通です。
ビジュアルで見る弾道
棒球ではなくドローボール。
純正シャフトなので、若干弾道が歪みますが、許せる範囲内です。
弾道がきれいに揃っているのが分かります。わりとオートマチックかもしれません。
RMX UTの見た目
結構小ぶりです。ストレートにフェースが入っていて、とても構えやすい。
色はフレークの少ないソリッドな黒です。
個人的に、このRMXの文字のディテールが好きです。ソール側の色使いがかっこいいです。
RMX UTにもBOOSTRINGが採用されています。溝は浅いのでどの程度効果があるのかは不明。
フェアウェイウッド系の形状です。こうして見ると厚めのデザインにも見えます。
データチャート
スピン量の評価は正直分かりません。打つ人によって意見が大きく変わるかもしれませんので、実際に試打することをおススメします。
ただ、安定性と易しさはまずまず評価したいです。
ヤマハのハイブリッドは、スピーダーエボリューションのFW用を選択できるので、ドライバーに合わせてカスタムにするのもアリだと思います。
エボリューションⅥはRMX120ドライバーでのベストマッチングだったシャフトです。
総評
非常に個人的であり、主観ですが(それがこのサイトのスタイルでもあります(笑))、デザインが良かったです。
どうしても、ハイブリッドは性能の差が出にくいため、見た目の比重が大きくなると考えています。
ですから、見た目が好みだというのはアドバンテージになるのです。
誰でも打てるくらいに十分易しいので、試打してみる価値はあるでしょう。また、RMXのドライバーシリーズを検討している方、購入した方にもぜひともおススメしたいです。
おススメ度
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