原英莉花プロも使用するミズノプロUT
ミズノプロシリーズにモデルチェンジしてチェンジャブルスリーブになりました。
カーボンクラウンでは無いので、ミズノらしい甲高い金属音が心地良いです。
原プロが使っているのはMCHを装着していますね。
番手は、3番(19°)、4番(22°)、5番(25°)の三種類で、スリーブのポジションによって±2°の変更が可能ですので17°から27°まで1°単位でセッティングできます。
ちなみに、ミズノプロのウッド類やハイブリッドはヘッドカラーを特注できますので、黒以外が欲しい方はオプションで選べます。
それでは試打データを見ていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 46.8m/s |
平均キャリー | 216y |
平均トータル | 229y |
平均サイドスピン | 509rpmフェード |
平均バックスピン | 5053rpm |
平均打ち出し角 | 2.3° |
平均打ち上げ角 | 16.9° |
左右ブレ | 23y |
平均飛距離は、22°としては平凡な数字ですね。
まぁ、ハイブリッドは飛距離の差が出にくいのでそこはあまり気になりません。
一番の特徴は方向性でしょう。ミズノプロUTは捕まりが弱いというよりも捕まりません。
シャフトは純正ですが、しなり戻りは穏やかでそれもあってこのような試打データになったのだと思います。
スチールならもっと打ち出し角がストレートに近くなるかもしれません。
バックスピンが5000rpmもあるので落下角も大きくグリーンで止まりそうではありますが、風には弱そう。
ビジュアルで見る弾道
打ち出しから右なので、捕まらないのは見ての通り。
ただ、スリーブでクローズになるのである程度打ち出し角を制御することは出来ます。
弾道は非常に高く、アイアンのようです。
これでキャリー216y出ているので、シャフトでスピン量を抑えて弾道を低くすればもっと飛距離が伸びるでしょう。
デザイン
ミズノプロUTの見た目は、ミズノプロのドライバーをそのまま小さくしたような統一感のあるデザインです。
かなり小さいです。これまで試打した中で最も小さいブリヂストンのXD-Hよりも小さく感じました。
フェース長も短くヘッドの奥行きもないので形は普通のハイブリッドと言う感じです。かなりかっこいい。
スリーブはスタンダードポジション以外に8通りあります。
ライ角とロフト角が同時に変わるので、下の表を参考にしてください。
フェースの形状は四角ではなく、フェアウェイウッドのような丸っこいタイプです。
データチャート
飛距離、安定性、スピン量はここで見るとあまり高評価ではありません。
しかし、総合して考えるとバランスはよくハイブリッドが捕まりすぎて困るという人にはうってつけです。
キャロウェイのエピックフラッシュハイブリッドに近い方向性で、ミズノプロUTには可変スリーブが付いているので、その点で価値があると思います。

相変わらずコスパは悪いですが、色などカスタムも出来るので目を瞑りましょう。
総評
かっこよくていじりがいもあるので良いハイブリッドだと思います。
ただし、ネットでは中古しか買うことが出来ないのでほしい場合はミズノプロの取り扱い店でオーダーしてください。
シャフト次第ですが、3万円前後ですから、複数本購入もアリです。
おススメ度
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