ハイブリッドにもフラッシュフェースを採用
2020年モデルのキャロウェイの新作、マーベリックシリーズのトピックは何といっても、それぞれの番手に専用のフェースを用意していることです。
AIを駆使して設計しており、マーベリックでは方向性の改善を目的に設計されています。
ドライバーやフェアウェイウッドでは安定感のある弾道を実現しており、ハイブリッドにも期待が高まります。
それでは試打データから見ていきます。
試打データ
マーベリックハイブリッド23°×純正ディアマナ50(S)
ヘッドスピード | 48.6m/s |
平均キャリー | 216y |
平均トータル | 229y |
平均サイドスピン | 333rpmドロー |
平均バックスピン | 4840rpm |
平均打ち出し角 | 3.3° |
平均打ち上げ角 | 18.3° |
最大の高さ | 49y |
落下角度 | 51° |
左右ブレ | 3y |
飛距離やバックスピンはいたって普通です。
ただ、落下地点の揃い方が素晴らしかったです。縦距離は215y~217yの幅2y、横は右1y~4yの幅3yに収まっています。
もともとハイブリッドは得意ですが、マーベリックはより楽に集めることが出来るといった印象です。
グリーンを狙えるクラブです。
マーベリックハイブリッド23°×ゼロス7(S)
ヘッドスピード | 51.1m/s |
平均キャリー | 219y |
平均トータル | 234y |
平均サイドスピン | 427rpmドロー |
平均バックスピン | 3838rpm |
平均打ち出し角 | 3.2° |
平均打ち上げ角 | 18.4° |
最大の高さ | 45y |
落下角度 | 49° |
左右ブレ | -2y |
こちらはややばらつきました。
サイドスピンはやや増えましたが、それ以上に打ち出し角の差があり、落下地点は左右に20yほどの幅が出来てしまいます。
んー、パッとしない。
マーベリックMAXハイブリッド24°×純正ディアマナ40(SR)
ヘッドスピード | 49.0m/s |
平均キャリー | 214y |
平均トータル | 227y |
平均サイドスピン | 1128rpmドロー |
平均バックスピン | 4521rpm |
平均打ち出し角 | -0.6° |
平均打ち上げ角 | 17.3° |
最大の高さ | 44y |
落下角度 | 49° |
左右ブレ | -36y |
話にならないほど捕まります(笑)
これはドライバーの時にも感じましたが、ターゲットがあまりにも違うので、合わないのも当然です。
かといってダメかと言われるとそうでもなくて左に行くなりに集まってはいます。横幅5yだけのズレなので悪くはないでしょう。
ビジュアルで見る弾道
オレンジがマーベリックのディアマナ、青がゼロス、黄色がマーベリックMAXです。
デザイン
同じ番手でもMAXはロフトが1°寝ています。
ローグ同様四角いフェースですね。
データチャート
方向性は良かったです。
それ以外はイマイチでした。これならスーパーハイブリッドを入れる方が良いですね。
見た目は好みが分かれると思いますが、易しそうな見た目でないうえに、座りが悪いのも印象が悪いです。
総評
欲しくはないし、おススメできるクラブではありません。
わざわざマーベリックでそろえる必要もないかと思います。
せっかくキャロウェイがスーパーハイブリッドにも同じシャフトを挿しているのでハイブリッドはそちらをおススメします。

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