ツイストフェースを採用したハイブリッド
今作のMシリーズは、フェアウェイウッドとハイブリッドにツイストフェースを採用しました。
テーラーメイドはハイブリッドをレスキューと呼称していますのでこの記事でもレスキューと呼ぶことにします。
前作はM3、M4の両方にレスキューを用意していましたが、今作はM6のみです。M5にはギャッパーがあるので用意しなかったようです。
さっそくM6レスキューをレビューしていきます。
試打データ
カーボンシャフト
ヘッドスピード | 46.9m/s |
平均キャリー | 218y |
平均トータル | 234y |
平均サイドスピン | 567rpmドロー |
平均バックスピン | 3495rpm |
平均打ち出し角 | 0.2 |
平均打ち上げ角 | 18.5 |
左右ブレ | -20y |
カーボンシャフトはヘッドスピードのわりによく飛んでいると思います。ドローが強めにかかっているようなデータですが、実際は一球強いフックが出ているのでそれを除くとサイドスピンは300rpmほど。
打ち出しも右に出せて、きれいなドローが打てます。
最大飛距離はキャリーで224y。落下角度も平均47°と案外大きいアーチを描きます。
スチールシャフト
ヘッドスピード | 47.7m/s |
平均キャリー | 216y |
平均トータル | 230y |
平均サイドスピン | 276rpmフェード |
平均バックスピン | 4392rpm |
平均打ち出し角 | 1.4 |
平均打ち上げ角 | 18.3 |
左右ブレ | 10y |
スチールシャフトはREAX85JPというシャフトで、歴代Mシリーズにも採用されています。トルク1.8の中調子としっかり振っていけるシャフトです。
イメージ的にはN.S.PRO950GHをもう少しパリッとさせたような感触で、速く振った時の挙動の安定感を私は評価しています。
データとしては、フェードで球の集まりの良さを感じます。しかも飛距離はカーボンに遜色なく、最大キャリーは同じ。
一方でバックスピンは多めにかかるのでそれなりにグリーンは狙えるでしょう。落下角度もカーボンより少し大きい49°。
方向性は0y~21yの幅21yです。
ツイストフェースの効果
ドローでもフェードでも安定して球を集めることが出来るのはなかなか優秀だと思います。
ホンマのTW747のハイブリッドはカーボンだけ安定していましたが、M6レスキューはどっちもそれなりに安定しています。
レスキューだとフェースが小さいのでツイストフェースの効果が出ているのか確信はありませんが、結果を見る限りは一定の評価をしても良いでしょう。
おススメはこっち
スチールシャフトで組んだ方が無難かと思いました。
確かに、カーボンシャフトでもトルク3.0なので悪くはありませんが、Mシリーズを使う方には少し物足りないと思います。
ヘッドサイズはホンマTWと同じくらいです。この顔なら、M5のドライバーを使っている人でもすんなり打てるかと思います。
データチャート
飛距離も安定性もスピン量も満点ではないものの、すべてのバランスを考えたら高い評価だと思います。
さらに、価格も安く、数本入れるにはありがたいと思います。M5のユーザーもギャッパーではなくM6レスキューを先に検討しても良いかと。
総評
ツイストフェースの効果はイマイチ感じることは出来ませんでしたが、安定感は高評価しています。
シャフト次第であらゆるユーザーが使えるスペックになりますのでMシリーズを使っていない方で検討してみても良いかもしれません。
おススメ度




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