全体的にシンプルな仕上がり
2019年モデルのJGRハイブリッドはドライバー同様、限りなくストレートフェースになり、サイズ感はそのまま発売されました。
番手は3(19°)、4(22°)、5(25°)の三種類で、挿しっぱなしのシャフトです。
ヘッドカラーは青みがかった黒のステンレスボディです。
ドライバーは捕まりが強いモデルですがハイブリッドはどうなのでしょうか。
それでは、試打データを見ていきましょう。
試打データ
JGR ハイブリッド × N.S.PRO 950 neo
ヘッドスピード | 48.7m/s |
平均キャリー | 214y |
平均トータル | 226y |
平均サイドスピン | 282rpmドロー |
平均バックスピン | 5411rpm |
平均打ち出し角 | -0.8° |
平均打ち上げ角 | 15.1° |
左右ブレ | -11y |
シャフトはNS950neoです。
プロパー品ではスチールでNS950neoとモーダス105、カーボンはドライバーと同じツアーADのTG-2とAiR Speederの形種類です。
JGRは全てのモデルで同じシャフトを選択できるので、距離感の繋がりが作りやすいです。
試打データを見ると、弱めのドローで、打ち出しは1°未満。
飛距離が優れているとは言えませんが、安定感があるので扱いやすいハイブリッドと言う印象でした。
捕まりはそこまで強くなく棒球が出やすいです。
JGR ハイブリッド × AiR Speeder
ヘッドスピード | 50.2m/s |
平均キャリー | 221y |
平均トータル | 233y |
平均サイドスピン | 384rpmドロー |
平均バックスピン | 5601rpm |
平均打ち出し角 | -0.7° |
平均打ち上げ角 | 13.3° |
左右ブレ | -13y |
次に試打したのはJGR用のAiR Speederです。
このシャフトはワンフレックスでトルクが3.8ですから、もう一つの純正カーボンのRよりも硬いです。
ドライバー用と同じデザイン、同じ振り心地です。
個人的にはこちらのシャフトの方が好きです。950と比べてバックスピンが少し多くなってドロー回転が多くなりましたが、カーボン故の差と言えるレベルです。
平均飛距離はキャリーで221yでした。必要十分な性能だと思います。
試打データの最大の特徴はヘッドスピードです。ハイブリッドながら50m/sを超えるヘッドスピードになったのは初めてです。
やはり、AiR Speederの軽量さが要因でしょう。950の半分の重量しかありませんから、当然ヘッドスピードは上がります。
バックスピンが5600rpmまで出ると、スピンバックしそうですね。こちらのシャフトは打ち上げ角が小さくスピンが多いので落下角も大きいです。
ビジュアルで見る弾道
JGR ハイブリッド × N.S.PRO 950 neo
黄色が950neoの弾道です。
こうして見ると打ち出しが良く揃っているのが分かりますね。
ややばらつきがありますが、落下点は集まっています。
JGR ハイブリッド × AiR Speeder
これがAiR Speederの弾道。
950よりもさらに揃っていて、かなり好印象でした。
弾道は歪んでいますが、ヘッドスピードが高くなければここまではならないでしょう。
JGRハイブリッドのルックス
ドライバーと同じようなデザインで、サスペンションコアがある位置にリブがあります。
フェースはスクエアになりました。少しグースが効いているように見えます。
平べったいです。体積が大きくないのはこのためでしょう。
データチャート
安定性とコスパは間違いなく最高評価に値すると思います。
スピン量はやや多いですが、飛距離がロスしているわけではないので高めに評価してます。
また、選択肢が多いことも全体的な評価の底z毛に繋がっていると思います。
総評
基本的には単品購入するようなモデルでは無いように思いますが、性能は高く扱いやすいので魅力的です。
弾道が高いので、ピンを狙うようなプレースタイルにも対応できると思います。
シャフトはカスタム可能ですから、プロパーの4種類以外も作ることは出来ます。
950であのくらいの捕まりなので、105でほぼストレート、120でストレートからフェードでしょう。
おススメ度


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