今作は期待
ブリヂストンB1シリーズの2世代目は、何かと新しい要素が追加されて期待の持てるモデルだと感じました。
ブリヂストンB1STハイブリッドは、見た目でわかる差別化をされたモデルでそのデザインは古典的です。ブリヂストンのターゲット層はおそらくそれが刺さる世代だと思うのでこれは良策だと思います。
今回はそんなB1STハイブリッドを試打評価していきます。
B1STハイブリッドのデザイン
形状が最大の特徴だと思います。テカテカの仕上げはアレですが形は小さめで良いです。
ソール上には可変ウェイトがあり、弾道調整が可能です。このウェイトはB1STのドライバーにも採用されているものと同じで統一感があります。
後方は先細りな形になっています。この手のハイブリッドで抜けがどうこういうのはあまり現実的な話ではありませんが、体積の割にコンパクトに見えます。
このアングルで見ると、お尻が上がって尖っています。
フェースアングルはやや開いているように見えますがソール形状的には色々な構え方が出来ますのでここは気にならないでしょう。
B1STハイブリッドにもこのフェースが採用されました。正直効果は感じられませんが、悪さをしているわけでもないので良しとします。
試打データ
ヘッドスピード | 49.6m/s |
ボールスピード | 65.9m/s |
平均キャリー | 219y |
平均トータル | 231y |
平均サイドスピン | 117rpmドロー |
平均バックスピン | 4806rpm |
平均打ち出し角 | -1.2° |
平均打ち上げ角 | 18.8° |
最大の高さ | 52y |
落下角度 | 52° |
左右ブレ | -8y |
飛距離は普通ですが、スピン量は多めに集まります。方向性はそこまで統一感がないものの、基本的にはドローです。キャリーは220y弱で最高でも223yです。
前作のB1ハイブリッドはフェード弾道だったので、次のモデルであるB1STハイブリッドがややドローなのは自然です。飛距離も初速も、前作比較すると全く同じでした。
まぁハイブリッドで進化していないというのは驚きはありません。味付けをモデルごとに変えているのと、形を変えることでここ数年で発売したモデルの中で自分の好みがある状態を作っていることが多いため、B1STは形で選ぶハイブリッドだと私は思います。
B1STハイブリッドの良い点
- 形が良い
- 引っ掛けはそこまで多くない
B1STハイブリッドのイマイチな点
- 性能は良くない
- 安定性が出しにくい
- ミスヒットに弱い
他社製品と比較
マトリックスチャートでいえばTW757の右あたりです。
特徴は少なく、飛距離に優れているわけでもないので「かっこいい」と思った人だけが変えば良いハイブリッドだと思います。
データチャート
飛距離が出にくいだけなら別に良いのですが、安定性が残念な仕上がりだと思います。スピン量の評価は多すぎても少なすぎてもダメなので、これも高評価とはいきません。
総合評価
B1STハイブリッドは総合的に評価して微妙です。見た目がかっこいいので特集しましたが、それがなければ怪しかったです。前作のB1ハイブリッドは引っ掛けないしフェードが打てたので差別化という意味ではそちらの方が価値があります。
B1STハイブリッドを選ぶのであれば、見た目だけ。性能はもっと良いものがたくさんあります。
おススメ度 (2.5 / 5)
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