似たり寄ったりのハイブリッド
ハイブリッドの地位はもはや確固たるもので、ほとんどのアマチュアゴルファーはセッティングにハイブリッドを入れています。
しかし、見た目もそっくりで性能も普通の人には見分けがつかないという難しさ。相当に選びにくいわけです。今回はグローブライド様の提供で事前に試打をさせてもらい、記事を作成しております。
オノフAKAの他のクラブも特集しておりますので、参考までに。


オノフAKAユーティリティウィングスのデザイン
オノフはハイブリッドではなく”ユーティリティウィングス”というネーミングを使いますが、個人的にSEOが難しすぎるので勘弁してほしいです。
ソールは特にギミックはなく、ドライバーと同じパターンのデザインになっています。KUROではウェイトが入っていましたが、AKAはよりシンプルになっています。
溝は縦横に彫られています。パワートレンチとツインカットソールで初速アップ、スイートエリア拡大、抜けの良さを狙っています。
オノフAKAユーティリティウィングスのフェースは真っ黒です。
これが最もオノフAKAの特徴的で重要なデザインかなと思います。少しオフセットされたストレートフェースで、サイズ感はKUROより少し大きいくらい。このデザインの効果はかなり大きいように思います。
試打データ
ヘッドスピード | 48.4m/s |
ボールスピード | 67.3m/s |
平均キャリー | 220y |
平均トータル | 232y |
平均サイドスピン | 428rpmドロー |
平均バックスピン | 5005rpm |
平均打ち出し角 | 1.4° |
平均打ち上げ角 | 19.4° |
最大の高さ | 55y |
落下角度 | 53° |
左右ブレ | -7y |
23°としては飛んでいると思います。平均キャリー220yでバックスピンは5000rpmを超えました。オノフAKAユーティリティウィングスはグリーンをデッドに狙えるハイブリッドだと思います。
実はオノフAKAユーティリティウィングスの初速は地味にすごくて、平均ミート率は1.39でした。GC2の計測であればドライバーでも十分なミート率です。
安定感もよく非常に使いやすいハイブリッドです。しかも、落下角度も大きいのでこれは活躍しそうです。
方向性としては、ドローですが、引っ掛けはそこまで出やすくはないので、上級者にも好まれる特性。
AKAユーティリティウィングスの良さ
隠れたところに配慮が行き届いているのがオノフの良さですが、やはり音ではないかと思います。
クラウン内部にはサウンドリブがあり、気持ち良く響くようになっています。実際、2022年のAKAシリーズの中でもユーティリティウィングスが一番良い音でした。FWにも搭載されているものの、ユーティリティの方が打っていて楽しいです。
どんな人に向いているか
オノフAKAユーティリティウィングスは、KUROと違いドローバイアスのモデルでですが、引っ掛け耐性はやや感じられるので、単品で入れるのもアリだと思います。
デザイン的には、KUROよりこちらの方が好きです(笑)
小ぶりで艶消しなKUROとは完全に別モデルで住み分けがしっかりされていながら、どこか”オノフイズム”が感じられる素晴らしい製品だと思います。
データチャート
オノフAKAユーティリティウィングスは全体的にバランスの良いハイブリッドだと思います。距離も出しやすくて、しっかりとした分かりやすい性格づけがされています。
総合評価
私は案件であっても中立的な評価をしますが、2022年のオノフAKAシリーズの中ではユーティリティウィングスが一番完成度が高いなと思いました。ドライバーの仕上げもかなり良い線いっていますが、ユーティリティの方がライバルが少なくて唯一無二な感じがします。
是非とも単品で入れていただきたいクラブです。
おススメ度
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