スーサスのエラストマーグリップ
スーサス(SUSAS)はエラストマーグリップのみを扱うグリップメーカーです。契約プロには芹沢信雄プロや藤田寛之プロがいて、それぞれ監修のグリップもあります。
今回レビューするのは藤田プロ監修のスーサスWIS(SUSAS WIS)のバックラインなしモデルです。このグリップを52度のウェッジに装着しました。
52度は最も使う頻度の高いクラブなので、じっくり考察できたかと思います。
スーサスグリップのフィーリング
冒頭に述べたように、スーサスはエラストマーグリップです。エラストマーは新素材の樹脂で、高いグリップ力と耐水性に優れ、多くのゴルフグリップに採用されています。
ただ、そのフィーリングはメーカーによってさまざまです。
スーサスは触り心地は割とサラサラしています。それでもショット時に強く握ると適度に変形し吸い付きます。ただ、べらぼうに柔らかいわけではありません。表面だけが沈む感じです。
硬さやねじれの感触はイオミックに似ています。形状が寸胴(ストレートなテーパー)で、太く感じました。
グリップエンドから8㎜くらい直線でエッジは効いていません。色々な長さで持つウェッジにはピッタリのグリップだと思いました。
バリエーション
メーカーとしてのバリエーションとしては、40g台から50g前後のモデルとパターグリップが1種類。決してバリエーション豊富とは言えません。
今回レビューしたスーサスWISは黒と紺の二色のみ。それぞれバックラインの有り無しが選べます。
プロ監修のモデルは地味な暗い色だけなので、カラフルなのが良い方はプロ監修モデル以外にしましょう。
総評
グリップ力 | 良い |
硬さ | 柔らかめ |
価格 | 普通 |
耐久性 | やや良い |
デザイン | 良い |
硬さはイオミックに似ていて好みです。太さはドライバーには少し太いと思いますが、アイアンにはちょうど良いでしょう。
また、自分でグリップ交換するときはシャフトのエンドは二重巻きにすることをおススメします。というのもこのスーサスのグリップはエンドが他のグリップよりも柔らかいからです。スチールだと下手したら貫通してしまう可能性がありますので注意してください。
削れや汚れはほとんどありませんでした。黒なので汚れが目立ちにくいのは当然ですが(笑)
このグリップで一番良かったのは触り心地でしょう。エラストマーだとべたべたになりがちなのでそこがほかのエラストマーグリップとの違いだと思います。
おススメ度★★★★☆
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