人気のプラス4のライバル
グリップにはスタンダードサイズ、ミッドサイズ、ジャンボサイズなど、重量ごと増えていく“サイズ表記”が一般的でしたが、それも過去の話。最近では部分的に太くなるグリップを各社開発しています。
今回紹介するのはラムキンソナーシリーズから、新たに国内展開が始まったソナープラスです。これは、グリップの下側(右打ちの右手部分)を下巻き4重相当の太さにしたモデルです。ゴルフプライドのプラス4シリーズと同じ思想で作られたグリップということになります。
この記事では実際に私が購入してテストした結果を解説していきたいと思います。
ラムキンソナープラスのデザイン
ラムキンソナー自体は前からありましたが、ソナープラスはUSモデルのみで国内で正規販売はしていませんでした。
ラムキンらしい特徴的なトレッドパターンに親指を置きやすくするための模様が描かれています。カラーはブルーで、キャップで閉じたタイプです。
ラーメン鉢のような模様が可愛いです。
キャップ側はギザギザのトレッドになっています。
ラムキンソナープラスは裏側はロゴなしの同じデザインなので、裏挿しすることも可能です。ソナーの意味は「音波」で、この白い模様がソナー模様ということらしいです。
ラムキンソナープラスの性能
ラムキングリップの中でも特に柔らかい感触です。しっとりしていて、細かいトレッドが指の皮膚の表面とくっついて一緒に動く感じがして気持ちが良いです。
右手の太さはかなりのもので、左手側の方が細いのではないかと感じるくらいでした。右手の親指の上にクラブが乗っかるトップの位置でぐにゃっと潰れるのを感じます。
水に対する性能
ラムキンソナープラスの耐水性はあまり高くないと思います。水を拭いても、若干溝の間に残るからか、拭いても滑ります。
また、濡れた手では著しくグリップ力が低下するのでクラブが飛んでいくような気がして思い切り振ることが出来なくなります。
ソナープラスのラインナップ
ラムキンソナープラスは53gのスタンダードサイズと、57gのミッドサイズがあります。今のところネットで購入できるのはこの2種類。量販店ではすでにスタンダードサイズの販売を開始しているので、気になる方はチェックしてみてください。
総合評価
ラムキンソナープラスはダイナミックゴールドやモーダス125などのやや細いアイアン用スチールシャフトに合うのではないかと思います。
ドライバー用のシャフトはどの製品も似たような太さなので、そこまでの需要はないかなとは思います。ただし、重さをそのままに“太い感じにしたい”のであればこれほど向いたグリップはないとも思います。
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