デシャンボーのグリップ
グリップを太くする選手は、これまでも多くいましたが、現代ではブライソン・デシャンボーこそがその筆頭でしょう。
今回は、デシャンボーが使うJumboMAXというグリップを実際に使用してレビューしていきます。詳しくはYouTubeの方でも解説していますのでそちらをご覧ください。
極太グリップの効果
効果は3点あります。
- 打ち出し角が右にズレる
- アタックアングルが大きくなる
- インパクトロフトが大きくなる
心配していたヘッドスピードは特に落ちる事はありませんでしたが、速くなることも有りませんでした。
インパクトロフトの増加とアタックアングルの増加が同時に起こることで、打点が下がりバックスピン量が増えました。
ここから考察するに、小ロフトで長尺のデメリットを消す作用がありそうです。すなわち、デシャンボーが使っているセッティングは理にかなっているということになるでしょう。
極太グリップのメリット
メリットは、安定感が増すことです。
太いグリップを検討している人は、おそらく左を防ぎたい人だと思いますが、サイドスピンの減少は確認されませんでしたから、角度だけ右にズレるという感じです。
手首の可動域は劇的に減りますから、振っている時の違和感はすさまじいです。
極太グリップのデメリット
デメリットは3つあります。
- スピンが増える
- 打感が分からなくなる
- 腱鞘炎になりそう
性能的には、スピン量の増加が唯一のデメリットです。これは、良い効果になる人もいますのでご自分で判断してください。
また、個人的には打感が分からなくなるのが怖くて仕方なかったです。打感が悪くなるのではなく、分からなくなってしまいます。そのため、感覚を磨く段階の初級者・中級者が手首を使わないように矯正する器具として使うにはイマイチ。
そして、その太さ故にコックが少なくない私のスイングでは30球ほど打った段階で手首に違和感が生じてしまいました。
まとめ
私が太いグリップをおススメすることはありませんが、グリップは好みですから、ご自由に。今回示したメリット・デメリットが自分にとって良く働くのかをしっかりと考えて頂ければと思います。
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