ニコンのレーザー距離計シリーズ
レーザー距離計の中でも、特に高水準で多機能な製品を作っているのがブッシュネルとニコンだと思います。今回特集するニコンクールショットシリーズには、カメラで培った最高の手ブレ補正を搭載したスタビライズドモデルが有名。
この記事で紹介するニコンクールショットプロⅡスタビライズドは、手ブレ補正に加えて新機能であるDual Locked Onサインを備えたニコンのハイエンドモデルです。まず初めに基本機能と使い方を解説し、その後に実際に使用して感じた良いところとイマイチなところを紹介したいと思います。
ニコンクールショットプロⅡスタビライズドの機能・仕様
ざっとまとめると以下のような機能、パーソナライズが可能です。
- 手ブレ補正
- Dual Locked Onサイン
- 4つのモード切り替え
- 直線距離表示時のライト点滅
- 赤文字表示
- 輝度調整
- 電子音オン/オフ切り替え
ニコンクールショットプロⅡスタビライズドのココが凄い!
クールショットプロⅡスタビライズドの最大の強みは、手ブレ補正とDual Locked Onサインの組み合わせにあると思います。
手ブレ補正は以前からある機能を継承しているだけで、特別新しいわけではありませんが、今回新たに搭載されたDual Locked Onサインが組み合わさったことで価値が上がったと思います。
Dual Locked Onサインとは、距離を測定するときに目標物の後ろを間違えて計測しないようにより近い物を優先して検知するシステムです。検知した時にはファインダー内に緑のサイン、同時に電子音が鳴るようになっています。これまではファインダー内のみでしたが、新たに電子音が追加されました。
電子音はカメラのシャッターを切るときのような音で、適度に聞こえて、プレーの妨げにならない程度のちょうど良い音量でした。
計測スピードの速さ
ニコンクールショットプロⅡスタビライズドの良さの一つに計測スピードの速さがあると思います。これは、他社製品や同社の他のモデルと比較しても圧倒的です。
実際プロⅡスタビライズドを使っているだけでは気づきにくいですが、いざ他の距離計を使ってしまうとその煩わしさに苛まれることでしょう。
付属ケース
さらに良いところを挙げるとするならば、このケースです。
質感も良く、留め具はマグネットになっていて使いやすいです。本体を入れれば勝手に閉まるので、落としてしまう心配もありません。
デザインとサイズ
試しに旧作のニコンクールショットプロスタビライズドと比較してみました。
こうしてみても分かるくらいにサイズが違います。プロⅡの方が一回り大きいです。ですが、ボタン部分の凹凸が少なくなっていて実際のサイズの違いほど差は感じられません。
右がプロⅡスタビライズドです。
左がプロⅡスタビライズドです。ボタンの配置やサイズは変わらず。
レンズの部分はかなり大きくなったように思いますね。
イマイチなポイント
①電池の蓋が邪魔
サイズ感はとても良いのですが、この電池の蓋が邪魔です。
せっかく持ちやすい形にしているのに、もったいないです。
②ライトが屋外だと見えにくい
屋外だとこのように視認性が低くなり遠くからだと確認できなくなります。
まとめ
ニコンクールショットシリーズ最高峰のモデルはやはり最高でした。
心からおススメできるレーザー距離計です。ニコンらしい手ブレ補正という機能だけで終わらず、Dual Locked Onサインという追加機能が加わり、より価値が高まったと思います。
それでいて、ブッシュネルよりも低価格で購入できるという点も賞賛に値するでしょう。
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