成長感じるブランド
レーザー距離計は日に日にレベルが上がっていて、低価格製品を作っていたブランドが大手に引けを取らない高性能モデルを発売するようになったのが昨今の潮流だと思います。
今回紹介するのはEENOUR(イーノウ)というブランドの新製品、U800とU1000PROです。ミニサイズのレーザー距離計で、これまでレビューしてきたLR1000PRO並みの機能を備えたモデルです。
EENOUR U800MINIの基本機能
- 黒文字表示
- 充電式(typeC)
- ピンモード
- 高低差切り替え(外部ライトで判断可能)
- 連続測定
- スピードガン機能
EENOUR U1000PRO MINIの基本機能
- 赤&緑文字表示
- 充電式(typeC)
- ピンモード
- 高低差切り替え(外部ライトで判断可能)
- 連続測定
- スピードガン機能
EENOUR U800&U1000PROのデザイン
実はEENOUR U800とU1000PROは全く同じデザインです。
これまでEENOURの製品はデザインがイマイチだという評価をしてきたので、それがこれだけ劇的に改善されたともなると感動ものです。
そしてこのサイズ感です。この二つのレーザー距離計はミニタイプなのでライバルはゴルフバディのレーザーアトムなどでしょうか。
覗き込む接眼レンズはこんな感じです。メタルのパーツが高級感を演出しています。レンズの下には充電の差し込みポートがあります。
対物レンズはそこまで大きくもないと思います。U1000PROで95%、U800で85%の透過率ですが、Nikonやブッシュネルのモデルと比べて小さめのレンズです。
ファインダー内の見え方
まずはU1000PRO MINIから。赤と緑の二色のLEDはとても鮮明に見えます。ファインダー内の明るさも中々のもので、視野も広いです。
ピンを捉えると照準の左のピンマークの周りに円がでます。これはEENOUR LR1000PROでも同じでした。左上のSLOPEは高低差表示モードを表しています。
こちらがU800MINIです。黒文字は太くてはっきりと見えます。しかもこれ257y先の人をピンモードで捉えることが出来ています。小さくて軽いので手ブレして捉えるのが難しそうですがほとんど気になりませんでした。
背景に木があると一発でピンに当てるのは難しいですが、何回かやれば大丈夫です。画像のような感じの背景だと、ピン以外に勝手にピン判定をしたりはしませんので良いですね。
モードの違い
Sの文字が書いてあるときは競技使用可能な直線距離測定モードです。
この時、ボディ横の緑色のライトが点灯します。
他のプレーヤーからも認識出来るようになっています。
これがスピードガンモードです。単位は切り替えることが可能です。
これがピンモード。ピンモードでもボディ横の緑のライトが点灯します。
EENOUR U800MINIの良い点
- 高級感のあるデザイン
- 鮮明に見える黒文字表示
- 爆速測定
- 実用的なピンモード
- 凄まじいコストパフォーマンス
EENOUR U1000PRO MINIの良い点
- 赤&緑の表示が見やすい
- 高級感のあるデザイン
- 爆速測定
- 実用的なピンモード
イマイチな点
U1000PROの方だけですが、ケースがとてもイマイチです。
まず横型なのがよろしくないのですが、マグネットが激弱で走ったら中の距離計が落ちました。質感は距離計本体同様に高級感があって良いですが機能的には0点です。
総合評価
価格の話はしませんでしたが、黒文字のU800MINIはなんと17000円(執筆時は14000円)ほどで購入可能です。赤文字のU1000PRO MINIも38000円ほどで買えるのでコストパフォーマンスはどちらも優秀です。
ミニサイズの充電タイプの距離計を探しているのであれば筆頭候補でしょう。ケース以外に気になる点はありません。デザインがあまり良くなかったブランドでしたがもはやそのイメージは払拭されたと言っても良いでしょう。
おススメ度 (5 / 5)
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