差別化困難の距離計市場
これまで多くのレーザー距離計を使用して評価してきましたが、もはや市場は飽和状態で、種類が多すぎて選びにくいのが現実では無いでしょうか。実際私もありがたいことに案件で多くの製品を試していますが、差別化ポイントを見つけるのはかなり難しいと感じています。
今回は、Blue Tees Golf様からレーザー距離系「Series 3MAX」を提供して頂きましたので実際のラウンドでの使用感をもとに評価していきたいと思います。
Blue Tees Golf 3MAXのデザイン
Blue Tees Golf 3MAXレーザー距離計のデザインは、この製品の大きな魅力だと思います。
デザインが良い製品が少ないレーザー距離系の中では特にここは差別化のポイントになりそうです。カラーは最も印象的だったブルーを選択しましたが、Series 3MAXには3色のラインナップがあります。
左サイドのティがクロスしたマークのスイッチが高低差切り替えスイッチです。こういったところのデザインもかっこいいです。
Blue Tees Golf 3MAXレーザー距離系の電池はファインダーの下にあり、横向きに入れるタイプでした。電池は3つも付属しています。他のレーザー距離系と同じCR2の電池です。
ボタンは小さめです。計測に使う電源ボタンが大きいのは他の製品と同じですが、縦長なので押しやすいです。
ボディ右側にはマグネットが付いています。
Blue Tees Golf 3MAXの機能一覧
- 高低差距離表示
- 自動照度ディスプレイ
- 連続測定モード
- 単位切り替え
- 側面マグネット
自動照度ディスプレイ
機能面での最大の特徴がこの自動照度ディスプレイだと思います。
これは、明るい環境では黒で表示、暗い環境では赤で表示する機能のことです。過去にレビューした製品では手動切り替えはありましたが、自動切り替えはありませんでした。
ナイターでプレーする際に活躍しそうな機能です。ただ、普通に使っている時はずっと赤表示なのでいつ発動されているのかは分かりません。
Blue Tees Golf Series 3MAXのディスプレイ
計測しているとこんな風に見えます。
表示の赤は少し濃い赤で、Nikonやブッシュネルのような鮮やかな赤ではありません。
カートくらいの大きさなら動いていても容易に計測可能です。画像だと霞んで見えますが実際はもっとクリアですからご安心ください。
止まっていれば前のくみの人にも当てられます。200yが限度かなという感じでした。それ以上はスキャンモードで対応です。まぁ200y以上狙うことはほぼ無いのであまり重視していませんが。
Blue Tees Golf Series 3MAXの良さ
機能面が必要十分な製品の中で、デザインが良く高級感がある点です。
デザインの良いレーザー距離系はボイスキャディくらいなのでライバルは少ないですね。ボイスキャディよりも価格は安く4万円を切ります。決して安いことで高評価になるほどではありませんが、コスパは良い部類に入ります。
Blue Tees Golf Series 3MAXのイマイチな点
私が気になったのは非常に細かいですが、付属のケースです。
ブッシュネルのように少し大きめのケースなのですが、チャックを開けたまま帯のパーツがケース本体のマグネットに付くようになっています。これが弱いんです。
また、帯の先端が磁石に引き付けられる金属なのでケースの中にある距離計本体のマグネットに付きます。これは、距離計が重くて通常使用でケースが開いてしまってその時に帯の金属が中に巻き込まれてしまうのが原因です。
本体のサイズと重さに対してマグネットの強さが不十分だと思います。他のケースを使いたいくらいのストレスでした。
総合評価
Blue Tees Golf Series 3MAXは機能面で全く文句ない仕上がりになっています。それに加えて、デザイン性の良さは魅力的だと思います。どの色もかっこいいので是非チェックしてみてください。また同封の説明書はかなり分かりやすいのでその点も高評価しています。
ケースの良し悪しで評価を下げたくはありませんが、少し減点。使い心地は最高レベルではありません。デザインと価格で選ぶレーザー距離系という印象が強かったです。
おススメ度 (3.5 / 5)
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