超スピン系、新素材採用で飛距離もアップ?
松山英樹選手や、稲盛祐樹選手などダンロップの契約選手だけでなく、多くの海外のプロからも支持されているツアーボールです。
構造は3ピースで、カバーにSeRMという新開発の素材を採用したことが2019年モデルのZ-STARのトピックでしょう。
スピン性能をそのままに、耐久性を向上させたらしいです。
Z-STARの打感
打感は素晴らしいです。
個人的には、一番好きな打感でした。1番ホールで6番アイアンを打った瞬間に違いを感じました。
アイアンが三浦技研なので、どのボールを打っても大抵打感が良いのですが、Z-STARはその中でも光るものがあります。
パッティング時の打感は独特で、基本的には柔らかいのですが、一定の強さを超えると少し硬く感じます。
タイトリストのプロV1よりも少し柔らかめでしょう。
ロングパットの時の感触は好きですが、ショートパットの柔らかい感じは私はあまり好きではありませんでした。
早速、性能から評価していきます。
スリクソンZ-STARの性能
飛距離性能
飛距離はまずまず良かったです。
ドライバーでの最高飛距離は301yで、平均は285yくらいです。
こすっても280yは確実に飛んでいたので、感触は良かったです。
さらに、5番ウッドの飛距離も何度か計測しました。最高飛距離は248y。
通常、236〜240yなので、意外にもウッドがよく飛んでいました。
ドライバー、ウッドの両データともゆるい打ち下ろしでほぼ無風。条件と感触を考えたら十分飛んでいるでしょう。
スピン性能とアプローチ
スピンは非常によくかかります。
前作もそうでしたが、弾道が高くなりやすいので、真上からズドンと落とすイメージです。
実際、一番ホールで6番アイアンの190yのショットがワンクラブ以内で止まっていました。
タイトリストプロV1と同等のスピン性能です。違いは弾道の高さで、Z-STARの方が明らかに高く上がります。
アプローチは特に何も感じませんでした。球がフワッと上がり、適度にスピンがかかります。
赤スネルのような急な軌道ではなく穏やかです。
方向性能
長いクラブでは、やや曲がり幅が大きい気がしました。
普段なら大丈夫だろうな、というボールがOBや林に入っている場面が何回かありました。
これはボルビックS4に似ています。
デザイン
Z-STARは黒い数字でひたすら地味です。ディンプル形状もブリヂストンのようなクレーターではなく丸型。
余白も十分にありますね。
耐久性
6000円クラスのハイエンドなボールは、やはり耐久性が気になります。
耐久性が低ければ、大会等で使うときに大量にボールを持っていかなければならなくなるからです。
ですがZ-STARはあまり心配しなくて良いと思います。新採用のSeRMの効果かは分かりませんが、3ホール程度だと少しザラつくくらい、6ホール程でようやく交換するくらいでした。
3ホールでこれは感動モノ
この感じであれば、1ラウンド1スリーブで済むでしょう。ブリヂストンのXやXSと同等の高い耐久性だと思いました。
総評
非常に高評価です。
6000円クラスのハイエンドボールは、どうせ性能が良いので好みになりますが、耐久性が高いというのはかなりメリットだと私は考えています。
さらに、打感はプロV1以上に気持ちよく、ここも高評価の大きな要因です。
2019年モデルは2018年モデルからかなり進化してますので、ぜひ、ぜひ、試して頂きたいですね。
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