ボルビックVIBE
ボルビックVIBEは3ピース構造のボールで、推奨ヘッドスピードは31~42m/s。
ウレタンカバーを採用したソフトな打感を謳っています。また、ボルビック社は世界的にも珍しいディンプル専門の設計家を擁しており、他社とは違ったディンプルパターンのボールを作っています。
目視だと3種類の大きさのディンプルに見えますが、実際は4種類の大きさのディンプルを組み合わせています。
では早速レビューしていきます。今回はホワイトを使用しました。
ボルビックVIBEの打感
ドライバーでは普通の打感、アイアンではやや硬く、パッティングでは柔らかい打感でした。
正直ここまでクラブによる打感の差があるボールは初めて打ったので評価が難しいです。これもディンプル設計の効果なのでしょうか?(笑)
ボルビックVIBEの性能
飛距離
飛距離は普通か、普通より少し飛びます。
平均的には280yくらいで、打ち下ろしのホールで最大飛距離317yでした。ただ、動画を振り返ってみるとややダウンブローでロスしているようにも見えるのであくまで参考地と思ってください。
アイアンは打感がやや硬いので距離感は打った感触よりも手前に落ちる感じがしました。
スピン性能とアプローチ
スピン性能は高いです。このボールを使用したホールでは安定してパーオンしていますし、感触も悪くありません。
グリーンまわりのアプローチでは、そこまでふわりと球があがるような弾道ではありません。自分はランニングアプローチがメインなので、結構好きです。
特に冬のラフのようにヘッドが滑る状況では低めに打ち出せるのは価値があるかと思います。
方向性能
これも好印象でした。
実は、ショットでの方向性能は差が出にくく基本的にパッティング時とアプローチで判断しています。
特に方向性が良かったのがパッティング時です。打感が柔らかいのも多少影響があると思いますが、かなりイメージ通りに転がります。
デザイン
他のボルビックのボールと似たようなデザインです。相変わらず字が太いのがイマイチですが、空白の面積が大きいので使えなくはありません。(ただの私のこだわりです)
言われてみれば、確かにディンプルは特徴的です。ただ、プレー中には気づきません(笑)
触った感触がキュルキュルしていて若干しっとりとした触り心地です。
総評
ボルビック社の非常に細かいこだわりを感じるボールでした。ディンプルが実際に性能に貢献しているのは謎のままですが、そういうこだわりは他のメーカにはない魅力かもしれません。
デザインは好みが分かれるところですが性能は総合的にみると高いです。気になるのは推奨ヘッドスピードが低いことです。
ヘッドスピード50m/sの私が打っても特に問題は無かったのでこの表記はあまり気にしないで良さそうですね。
おススメ度★★★★☆
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