ドラコン大会でお披露目
スリクソンX²は、新種の“マルチピース×アイオノマーカバー”のディスタンスボールです。このジャンルの開拓者であるブリヂストンJGR、ドラコン競技で確固たる地位を築いているボルビックXTくらい。
価格帯はウレタンカバーのボールとアイオノマーカバーのボールの中間、1ダース5000円くらいです。
個人的に、このサイトで上記2種はランキング上位になっていて非常に評価しています。今回は、JGRを確実に超えた、とのメーカーさんのお墨付きもあるので期待したいところですね。
スリクソンX²の性能
今回は、「とにかく飛ぶ」とテンション高めに言われたので、非常に懐疑的ながらも室内での試打計測とコースでのテストをしました。
まずは、室内でのデータから。
mevo試打計測
モデル | スリクソンX² | ツアーB JGR | プロV1 | ツアーB X(2018) |
ボール初速 | 76.0m/s | 75.3m/s | 75.2m/s | 75.5m/s |
平均キャリー | 281.6y | 271.5y | 273.3y | 275y |
最大キャリー | 284.4y | 279.6y | 284.8y | 282.8y |
平均バックスピン | 1990rpm | 2844rpm | 2474rpm | 2561rpm |
かなり驚きましたね。
mevoでデータの違いが出ることは、新旧比較等で実証済みではありますが、ここまで明らかに差が出るのは正直驚きました。
基本的に最新モデルで大きな差が出るということに対して懐疑的なので、あからさまな試打データの違いは無視できません。
しかも、この平均値が非常に信頼できる平均値だということがポイントです。平均飛距離が280y、バックスピンが2000rpm弱ですが、まさにその通りの数字が並びます。バックスピンは5球中4球が1900rpm台。腹が立つくらい揃っており、腹が立つくらい絶妙なスピンと初速の組み合わせだと思います。
コースでの飛距離性能
最初のホール、フラットなホールを7割くらいのスイング。体感ではキャリー270y、地面がウェットだったのでトータル275yくらいだと思っていました。
2ホール目は右隣りのホールまで曲がりましたが、285y。
3ホール目。パー5だったのでしっかり振りました。
打ち下ろしのホールでトゥヒットしたチーピン。暫定球だったので7割スイングだったのですが・・・
前半ラストのパー5。フラットで309y。なかなかですよ。
まだ前半なんですこれでも(笑)
これは打ち上げのホール。個人的には、打ち上げホールで280yを超えると「キャリー出てるな」と感じますね。
これは弱い打ち下ろし。チーピンです(笑)
右の林から左のラフまで50yほど曲げてこの距離。きもい。
背景が全英オープンですが、かなりの打ち下ろし、木にヒットして294y。これの暫定球がおそらく320y弱飛んでいましたね。
もう飛距離計測するのに飽きたのでここまで(笑)
スリクソンX²の距離感とスピン
ドライバーで飛ぶというのは、高いボールでも良くあることです。
スリクソンX²はアイアンも飛びます。
通常、飛距離系のボールはアイアンとドライバーの両方、ウレタンカバーボールは、ドライバーだけ飛距離が伸びます。
スリクソンX²はドライバーで“平均値が20y”、アイアンで1.8番手飛びます。
高低差関係なく飛ぶことは非常に魅力的ですよね。これは、球が上がる程度にはスピンがかかり、ロスにならない程度に少ないということが大きく貢献しているでしょう。


スリクソンX²のアプローチ
先に述べた通り、スリクソンX²にスピン性能を求めるのはお門違いです。
アプローチも同様にスピンは驚くほどかかりません。
一番驚いたのが、深いラフでボールが浮いている状況でロブを打ったのですが、着地してからランが3yも出ました(笑)
自分が地球でゴルフしているか疑うレベル。
スリクソンX²のデザイン
デザインが一番分かりやすいですから、少し詳しく見てみましょう。
ロゴは普通のスリクソンと同じ。
サイドスタンプが某C社のトリプルトラックみたいなのになっています。
本家程ではありませんが、使いやすいです。
右はJGRです。コアの構成は非常に似ていますが、スリクソンX²は切っている時に少し柔らかく感じました。カバーが分厚くコアを大きくしてスピンを減らすように作ってあります。
飛びも究極まで行くと似通るのでしょう。
総評
楽しくゴルフをしたい人には非常におススメです。
目に見えて飛距離が出ますし、番手も変わるので多くの人に違いを実感してもらえると思います。
やはり、これだけ飛ぶとスピンがかからないことなどゴミくずのようにどうでもよく思えます。
おススメ度
黄色もあります。
1スリーブはこちら。
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