スリクソンXはどんなボール?
ダンロップから2017年に発売されたディスタンス系ボールです。
これまでのディスタンス系と言えば、2ピースでアイオノマーカバーを採用した安価なものが多かったです。
一方で、スリクソンXはなんと4ピースで価格も1ダース5000円ほどとツアーボール並の高価な設定。
2018年に発売したツアーB JGRと同じコンセプトで作られたボールと言えそうですね。価格帯も同じですし、カバー、構造も似ています。
ということで、今回はスリクソンXをJGRと比較しながら評価してみたいと思います。
スリクソンXの打感
打感は硬めです。
JGRの方が少し柔らかく、特にパターでそれを実感しました。
ディスタンス系で、アイオノマーカバーを採用しているボールの中でもはっきりとわかるくらいパチンという音です。
スリクソンXの性能
飛距離性能
打ち下ろしのアゲンストで312yが最高飛距離でした。
同じホールでタイトリストのヴェロシティと打ち比べましたが、スリクソンXの方が8yほど先にありました。
ですから、同じディスタンス系でもJGRと並ぶ飛距離性能の高さであることは間違いなさそうでした。
スピン性能とアプローチ
スピンはあまりかからないです。
スピンバックすることはまずありませんし、アプローチでは着地の時もあまり減速せずに転がります。
他のディスタンス系に比べてもスピン性能は低いです。
方向性能
これは抜群に良いです。
方向性を良くして、スピンロスが減ることで飛距離を伸ばすような設計なのでしょうね。
あまり曲がらないですし、曲がっても飛んでいます。フックしても290yくらい飛んでいましたね。
デザイン
文字はイメージカラーの赤です。
ディレクションラインにはXの文字が書いてあります。
カバーの耐久性
3ホール使用した後の画像です。
やや見えにくいですが、中央に削れたのが分かるでしょうか。ヴェロシティに比べると深い傷が付いています。
総評
打感 | 飛距離 | スピン&アプローチ | 方向性 | デザイン |
---|---|---|---|---|
△ | ◎ | △ | ◎ | 〇 |
感覚的な部分(打感や音)はあまり好みではありませんでした。
性能に関して言えば、飛距離性能と方向性は評価できると思います。スリクソンXのように直進性が高いボールは初心者やパーオン率、ボギーオン率が低い人におススメしたいです。
おススメ度
コメント