タイトリストの2019年最新ツアーボール
タイトリストから発売されているプロV1シリーズは、毎年新しくなって登場します。
3ピースボールで、4ピースのプロV1Xとともに2019年2月に新発売されました。
2019年モデルではエラストマーウレタンカバーを採用し、さらに金型精度を向上したことでカバーを薄くすることが出来ました。
それにより、打感の良さを活かしつつ、飛距離アップを狙ったのでしょう。
まぁ、調べて分かることは誰でも言えるのでこの辺で終わりにします。それでは、実際に使用した感想を踏まえながら評価していきます。
タイトリストプロV1の打感
打感は非常に柔らかいです。
ドライバーでも柔らかいですし、アイアンはこの上なく気持ちよく打つことが出来ます。
パッティング時の打感は少し重めに感じました。表現が難しいですが、パッティング時だけもっちりした打感です。
タイトリストプロV1の性能
飛距離性能
飛距離性能は普通かと思います。
最高飛距離は平地で286yでした。以前使用したスネルの赤と同じくらいの飛距離性能です。スピン系としては悪くないと思います。
この日は調子が結構よかったのですが、風が強かったので特別良いデータは取れず。
ちなみに、フェアウェイウッドも計測しまして、結果は237y。他のボールでもフェアウェイウッドはほとんど235y~240yなので、こちらはまずまずでしょう。
スピン性能とアプローチ
言わずもがな素晴らしいです。
プロV1がツアーボールのスタンダードなのは納得のスピン性能です。
ちなみに、スピン性能は長いアイアンと30y以下の短いアプローチで差が出やすいのでこのショットで判断しています。
私はドライバーが飛ぶのであまりロングアイアンでグリーンを狙うことは多くありませんが、7番アイアン程度だと少し戻りすぎるくらいスピンがかかってしまいます。
ですから、ピンまでの距離ピッタリか少し大きめを狙うのが理想的だと思います。
方向性能
今回の実戦使用はフェードボールでラウンドしたのですが、思ったほど曲がりませんでした。
さらに言えば、弾道は少し低いように感じました。前作のZ-STARは弾道が非常に高かったのですが、2019年モデルのプロV1は少しダウンブローでも吹き上がらず前に進んでいきます。
これは、フェアウェイウッドで特に違いを感じました。
デザイン
プロV1は数字が黒です。ちなみにV1xは赤です。
空白のスペースも十分にあり、文字も細いので良いですね。この辺りは好みにかかわらず万人受けするようにしてあるのだと思います。
細かい話
冒頭でもカバーについてお話ししましたが、これがちょっと曲者なんです。
分かりますか?
この画像は最初のホールが終わった時のボールです。最初のホールでここまで傷がついてしまうのです。
この手のボールにはよくあることで、アイアンで打つと溝でかなりこすれてえぐれることもあります。ですから、こういうボールは諦めて3ホールくらいでボールを交換してください。
そうしないと破損しますし、パターでの転がりに影響が出てしまいます。
総評
打感 | 飛距離 | スピン&アプローチ | 方向性 | デザイン |
---|---|---|---|---|
◎ | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ |
特に欠点はありません。
ただ、アプローチ性能はランニングアプローチを多用する人にとっては余計かもしれません。
パッティング時の打感は、柔らかいインサートを使っていても距離感が非常によいのでかなり好印象でした。どうしても、柔らかい打感のボールはインサートが入っているパターだとイマイチ距離がつかめないことが多いのでこれがプロに支持される所以なのではないかと思います。
価格が高いことと、他の人と被るので満点とはいかないものの性能面は最高評価だと思います。
おススメ度



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