レビュー落ちした前作
クロムソフトシリーズは、以前から飛距離性能が高く個人的には性能面を評価しているボールでした。
しかし、パターのフィーリングが悪いだけでなく、価格のわりにまっすぐ転がらないなど問題もあったためこのサイトには載せていなかったのです。
2020年モデルになって、新しいクロムソフトXが発売され早速コースでテストしてみましたのでご紹介したいと思います。記事になっているということは評価が変わったということです。
クロムソフトX2020の打感
打感は、思った以上に硬いです。
ウレタンカバーのツアーボールで硬いと言えば、2018年モデルのツアーB Xですが、それに匹敵する硬さを感じます。
特に、アイアンやドライバーでのコアの硬さが特筆すべき点でしょう。パッティングやアプローチでは普通のウレタンカバーのフィーリングでした。
コアが硬いからか、クロムソフトよりもカバーは柔らかく感じます。
クロムソフトX 2020の性能
飛距離性能
最大距離は307y。平地で294yでした。YouTubeで動画も見れます。
べらぼうに飛ぶボールではありませんが、必要十分な飛距離性能だと言えるでしょう。
スピン性能とアプローチ
普通です。
アプローチではウレタンのキュルキュルした感触がありますが、V1のようなスピンのかかり方ではなく、ある程度転がります。
方向性
弾道はやや高いと思います。
クロムソフトと同じホールで比較しても打ち出しから高めに飛んでいくのが分かるくらいでした。
デザイン
よくよく見ると、クロムソフトとクロムソフトXの数字の色が同じでした。
どのメーカーも赤と黒で色分けしていますが、キャロウェイは数字の位置も色も同じなんですね。
今回は2020年モデルからクロムソフトシリーズにも導入されたトリプルトラックを使ってみました。
初めて使いましたが、非常に使いやすくて高評価です。一応、サッカーボールみたいなやつと無地、それから黄色が選択可能です。
コア
左が旧型のクロムソフトX、右が2020年モデルのクロムソフトXです。
一世代でここまで変更してくることもなかなかありませんが、面白い特徴がたくさんあります。
2020年モデルのクロムソフトXは外側から3層目まで非常に薄くなっています。他社では見られない特徴です。
さらに、コアの中心部分がさらに何層かになっているように見えます。明確な境界線があるわけではないので、トータルで4層構造なのですが、硬さの違う素材が6層になっていると思われます。
ブリヂストンのハイドロコアや、タイトリストのAVXにも同じような特徴が見られましたね。
クロムソフトX 2020の耐久性
傷という傷は特にみられませんでした。なくさなければ1ラウンド使用できるくらい耐久性が高いと思います。
総評
フィーリングの好みだとは思いますが、やや硬めなのでピンやテーラーメイドくらい硬い打感のドライバーで打つと気持ちよくないと容易に想像できます。
- 柔らかい打感のパターを使っている人
- 弾道を少しだけ高くしたい人
- ランニングアプローチを多用する人
上記に当てはまる人は是非試してみてください。
おススメ度
クロムソフトもレビューしています。

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