スポンサーリンク
300y飛ばせる飛距離アップメニュー
私が今でも飛距離アップを続けている秘密を公開します。シンプルで続けやすい方法論で確実に飛距離アップへ導きます。

スリクソンZX5ドライバー試打評価レビュー|松山選手絶賛のZX5ドライバーをHS53の人目線で評価

ドライバー試打
スポンサーリンク

松山選手御用達のZX5ドライバー!

これまでテーラーメイドのM5ツアーやSiM MAXなどをツアーに投入してきた松山選手ですが、スポンサーであるスリクソンのドライバーを毎モデルテストはしているそうです。

しかし、イマイチ決定打に欠けるのか、スリクソンのドライバーをエースとして使うことはありませんでした。しかし、今作ZX5ドライバーは、全米オープンにも投入する程の本気度の高さ。全米ではいつものDIやXCではなく、たまに使うGPを組み合わせている様子。

スリクソンのプロモーション動画でも、松山選手の感触の良さを見て取れます。

 

世界で戦う松山選手が使用することは、スリクソンにとっては非常に意義深いことだと思うので、今回の試打レビューでは、なぜ松山選手がZX5ドライバーを選んだのかなどを考察していきたいと思います。

実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

試打データ

ヘッドスピード53.9m/s
ボールスピード76.5m/s
平均キャリー293y
平均トータル313y
平均サイドスピン14rpmストレート
平均バックスピン2827rpm
平均打ち出し角-0.9°
平均打ち上げ角13.8°
最大の高さ48y
落下角度45°
左右ブレ-3y

最高飛距離キャリー298y、トータル318yという飛距離性能の高さが魅力的です。中々キャリー300yは出ませんがこれなら十分だと思います。この時のバックスピン量は2734rpmで、打ち上げ角は14.2°とZX7よりバックスピンは少なく低い打ち上げになりました。

 

サイドスピンは、最高で125rpmという完全なストレート弾道です。ZX5ドライバーは、ピンG410プラス以来のストレートな球が打てるドライバーということになるでしょう。

平均初速がZX7よりも1m/s速かったのは、フェースの向きだと思います。ZX5ドライバーは、勝手にフェースが閉じることもなく、かといって開いてしまうこともない不思議な挙動を示します。

 

打ち出し角は、ストレートからやや左になりやすいと思います。

ビジュアルで見る弾道

ZX5ドライバーの弾道はやや低めになりやすい弾道で、引っ掛けることはありません。

松山選手がこれまで長く使っていたM5ツアーもSiM MAXも捕まりの弱いドライバーという印象が強いので、この点においては、ZX5ドライバーも当てはまっていると私は考えています。

純正シャフトは50Sなのですが、60SのZX7よりも低い弾道になりました。

他社製品と比較して

ZX5のポジションは、TR20 460の左あたりだと思います。今見るとSiMの位置が変です(笑)

各種重量

ヘッド重量194.5g、スリーブが7gなので、トータル201.5gです。

ZX5ドライバーは、ソール後方にウェイトポートがあります。

このウェイトの重さは8gでした。スピンを減らすのであれば、このウェイトを軽くしてあげることが効果的です。

ZX5ドライバーの優れていること

弾道を見ても分かる通り、安定性です。

ZX5ドライバーのコンセプト自体は、形状にも表れていますが、直進性だと思います。前作の500シリーズのようにヒール側にウェイトを置いていないあたり、捕まりは明らかに抑えていると感じました。

ウェイトを後ろに配置することによって、慣性モーメントを高める狙いもありそうです。実際、かなり振っても弾道は安定していて、特にフェースの向きがほとんどブレない安心感が強いです。

ZX5ドライバーを松山選手が使用している理由は、方向性がM5ツアーやSiM MAXに似ているだけでなく、この安定感なのではないかと思います。

 

もちろん、世界レベルのプレーヤーであるから、コースでOBなど出すことはほとんど無い訳ですが、安心感って非常に大切な要素だと思うのです。

 

世界トップ10の平均飛距離は軒並み300y超え、ステージによっては平均で320yを超えることも多々あります。そんな異常な世界で安心感のあるドライバーを使うからこそ振り切れるのです。結果として高い平均飛距離を記録しているわけですから、彼にとっては何か確信している部分があるのだと思います。

ZX5ドライバーの価値は、絶対的な飛距離というよりもそこにあるのではないでしょうか。データを見る限りSiM MAXやM5ツアーの方が飛びますから。

貴重なヘッド

ZX5ドライバーのヘッドだけで考えると極めてニュートラルな方向性であることが特徴として挙げられます。

様々なシャフトとの組み合わせも自由自在で、相性を考える必要が無いというのは魅力的に思えます。今使っているお気に入りのシャフトがあるのであれば、そのままリシャフトすればよいです。

また、打感が良く、カーボンの乾いた音とマッチして非常に気持ちが良いです。個人的にかなり魅力的に感じる部分です。テーラーの温かみの無い打感と大きく違うことも松山選手が求めたものなのかもしれませんね。

カスタムの可能性

ZX5のヘッドの素性の良さは既にお話していますが、カスタムシャフトを組む際は、弾道の高さに注意したいところです。打ち上げ角があまり高くならないので、”低めの中でも高め”となるシャフトがベストだと思います。

ツアーAD IZ、レジオフォーミュラB+、テンセイCK PROオレンジなどです。このラインのシャフトは多くの人にとって使いやすくなると思います。

ハードヒッターならさらに下のツアーAD TP、クロカゲXTなども候補になります。このエリアに入っていなくても、ご自分のお気に入りのシャフトと組み合わせて失敗することは考えにくいです。

 

もちろん、シャフト重量をあげるなら、真ん中よりも上のエリアのシャフトでも大丈夫です。

データチャート

ZX5もキャリー300yを超えれば飛距離も満点の評価にしましたが、ここは伸びしろということで。特筆すべきは安定性。スピン量はもう少し少なければ評価も上がったでしょう。ただ、シャフトでどうにかなるので、満点でないだけであまり神経質になる必要はありません。

総評

松山選手が使うのも納得です。当初情報だけ仕入れていた段階では、Z500シリーズの流れを考えるととても理解できませんでしたが、打ったらなんとなく分かった気がします。

ZX5ドライバーは、これまでのシリーズの流れからは明らかに異なるヘッド特性を持っており、飛距離性能、方向安定性、スピンレベルどれをとっても高評価の完成度の高いドライバーに間違いありません。

おススメ度

スリクソンZX7ドライバー試打評価&レビュー|まずまず良いのになぜ松山選手が選ばなかったのかを分析
スリクソンZX7ドライバーの試打評価レビューです。刷新されたデザインとテクノロジーで、飛距離アップを遂げたスリクソンのニュードライバー、ZX7。打ち出し角の高さとスピン量が特徴で、ZX5との差別化の仕方も面白いです。
スリクソンZX7アイアン試打評価レビュー|ハイテク化するスリクソンの軟鉄鍛造アイアン
スリクソンZX7アイアンの試打評価レビューです。ZX7アイアンは松山選手が一部実践投入した軟鉄のキャビティアイアンで、トゥ側にタングステンを埋め込んだハイテク仕様。それでもスリクソンらしさも残っているどこか懐かしいアイアンです。
スリクソンZX5アイアン試打評価レビュー|飛距離を補いたいけど安定性もほしいあなたへ。
スリクソンZX5アイアンの試打評価レビューです。ZX5はデザインを一新して登場。溝を番手によって深さと幅、本数を変えて設計されたハイテクなアイアンです。飛距離性能が高いわりに安定性も両立しており、非常に使いやすいアイアンだと思います。
スリクソンZXユーティリティ試打評価レビュー|マッスルバックのようなアイアン型ユーティリティ
スリクソンZXユーティリティの試打評価レビューです。アイアン型ユーティリティの筆頭モデルで、歴史が長い分成熟した製品です。ロングアイアンの欠点をうまく消しつつ、打感などアイアン型ユーティリティの苦手な部分を克服しています。ZXユーティリティは総合点の高いアイアン型ユーティリティです。
スリクソンZXハイブリッド試打評価レビュー|安定性を極めたコンパクトでかっこいいハイブリッド
スリクソンZXハイブリッド試打評価レビューです。ちょっとだけオープンフェースで、構えやすいサイズ感。捕まりは適度に抑えられているので上級者でも安定感を出しやすいハイブリッドに仕上がっています。ZXハイブリッドは、ハイブリッドが苦手な人にもおススメできる魅力的な製品です。

 

ギアノートの全てがこれで分かる
300yヒッターのギアノートはこれを作るためにあると言っても過言ではありません。ドライバーヘッド、シャフトを同じ指標で一気見することでより理解が深まるだけでなく、シャフト選び、ヘッド選び、セッティング考察全てにおいて私と同じレベルに到達することが可能です。私はこのコンテンツを生涯をかけて更新し続けます。
300yキャリーする短尺ドライバーの作り方
”誰でも簡単に”短尺ドライバーが作れることをコンセプトに、作成しました!2年間にわたる短尺の研究の成果から、圧倒的な安定感と飛距離性能の両立を実現できる短尺ドライバーのレシピを解説します。
中古クラブを串刺し検索!
あらゆる中古クラブECを一気に検索できる「Turf Mate」。複数のECサイトで毎回異なる条件設定に苦労するのはもう終わりです。”Turf Mate”は中古クラブ選びの強い味方です。
カテゴリー
ドライバー試打
スポンサーリンク
リキをフォローする
300yヒッターのギアノート

コメント

タイトルとURLをコピーしました