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タイトリストTS4ドライバー試打レビュー|430㏄&低スピンのハードコアモデル

ドライバー試打

タイトリストのウッドがTSシリーズになって4種類のヘッドが全て出そろいました。

 

最初に出たのはTS2とTS3で、これらはどちらも曲がり幅の小さいコントロール性重視のヘッド。そして今回新たにTS1とTS4がラインナップに加わりました。

 

TS1はレビューした通り、超軽量なドライバーでヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる仕様でした。

タイトリストTS1ドライバー試打レビュー|高弾道、捕まり強めながらキャリー300y超え!
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TS4は、430㏄の小ぶりなヘッドで、カスタム専用モデル。数量限定でデータを見る限り易しさは感じません。

 

これまでのモデルでも915D4など“4”を冠したモデルはありました。基本的にはアメリカ市場向けで、国内販売は限定的。

 

TS4は数量限定ではあるものの、その数は全世界合計なので、いつパーツが無くなるかは不明です。

 

早速、試打データから見ていきます。

 

実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

試打データ

ヘッドスピード52.8m/s
平均キャリー292y
平均トータル316y
平均サイドスピン65rpm
平均バックスピン2164rpm
平均打ち出し角-2.3
平均打ち上げ角15.1°
左右ブレ-8y

 

最大飛距離は、キャリーで301y、トータル327y。この時のヘッドスピードが53.1m/sで、初速74m/sと、高い数字が並びます。

 

バックスピンは常に2000rpm付近で、サイドスピンも500rpmを超えることはありません。

 

今回試打したのは私のお気に入りのジアッタスを装着した仕様。

 

このシャフトだとややバックスピンがかかりやすいので、ジアッタスで2000rpmに抑えられているのは評価できます。

 

逆に、スピーダーや低スピン系のツアーADシリーズはドロップするかもしれません。ですから、ロフトも含めてテストが必要でしょう。

 

重量

ヘッド重量

ヘッドはTS2、3と同じ重さだそうです。実測だとやや軽かったです(笑)

 

総重量

たしか5Sなので、6Sだと315gくらいになると思います。

 

ヘッドの特徴

ウェイトはソールのフェース側に配置されています。ハードスペックなヘッドはこういった仕様が多いです。以前試打したブリヂストンのXD-3Cも似たような感じでした。

ブリヂストンXD-3C試打データ付き評価|サファイアのような美しさとカーボンクラウン
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ヒットしたところは、フェースのやや上くらいでした。芯に当てるのはあまり簡単ではありません。

 

構えると、その小ささになつかしさを覚えます。ディープで小ぶりなヘッドはRMX118や一つ前のXD-3などがありましたが、TS4の方がさらに一回り小さいです。

 

ミズノプロのモデルSとだいたい同じ大きさです。

 

ネック側のフェースが構えていても見えるような形で所謂古臭いデザインですね。

 

フィーリング

打感はタイトリストらしく硬くて、音は高いです。

 

TS3でも打感は悪かったのですが、TS4の方が芯に当てるのが難しいこともあり、さらに打感は悪く感じます。

 

ただ、ボールに当たった瞬間にヘッドがブレずにそのまま打ち出していく感覚があります。TS2だとややガシャって勝手に曲がり幅が少なくなるのですが、TS4のヘッドはまるで対局。

 

打ったとおりに飛んでいきます。TS3もこのような感触はありましたが、TS4の方がさらにニュートラルだと思います。

カスタムの注意点

 

弾道は、低く抑えられてはいますが、打ち出し角まで低い訳ではないので超低弾道とまではいきません。

 

ただ、何度も言うようにジアッタスでヘッドスピード50超えでこれなので、ヘッドスピードが低い人は出来る限り軽いスペックにすることをおススメします。

 

ロフト角は8.5°、9.5°、10.5°が選択できます。

 

さすがに8.5°を打てる人は多くないと思いますが、どうしても球が吹いて仕方ない方は8.5°でも良いかもしれません。

 

また、シャフトに関しては、あまり低弾道の物はおススメしません。例えばツアーADのPTやスピーダーエボシリーズ、ディアマナBF、RFなどです。

 

逆に、ジアッタスやツアーADのGT、MJ、MTなんかは適度な弾道になると思います。

 

さらに、重量は最高でも60g台でしょう。私でも70g台は組みたいと思えません。

 

データチャート

性能に関しては、おおむね高評価しました。

 

ですが、これをどれだけの人が再現できるかは不明です。おそらく、ほとんどのゴルファーにメリットは無いでしょう。

 

もし、練習場等の試打会で打ったとして、球が暴れなくて印象は良いかもしれません。ですが、それは単にオーバースペックで打ち切れていないだけなのでデータの計測できるところでフィッティングを受けてください。

 

基準としては以前レビューしたM5ツアーと同じ、ヘッドスピード45m/s以上が必要だと思います。

 

ただ、M5ツアーのように捕まらないというわけでは無くニュートラルなので難易度自体はそこまで高くないと思います。

 

総評

腕に自信のある方のみ試打してみてください。

 

タイトリストとしては、TS2やTS3もあるのでかっこよさで選ぶのでなければ、TS4である必要はありません。

 

もしかっこよさで選ぶなら、ミズノプロのモデルSやホンマの455などもあります。

 

打感も悪いので私は好きではありませんが、性能は高いです。

 

おススメ度

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