スポンサーリンク
300y飛ばせる飛距離アップメニュー
私が今でも飛距離アップを続けている秘密を公開します。シンプルで続けやすい方法論で確実に飛距離アップへ導きます。

ステルスプラスドライバー試打評価|新基準の試打データで歴史を変えるドライバーとなるか!?

ドライバー試打
スポンサーリンク

可変ウェイトが復活

テーラーメイドといえば、おもちゃ要素満載のドライバーを発売するメーカー。しかし残念ながら前作SIM2では全てカーボンのソールにしたことで、可変ウェイトが廃止されてしまいました。

今作ステルスプラスでは、SIM以来の可変ウェイトを復活。テーラーのハイエンドモデルとして再びおもちゃドライバーが登場しました。

さらにカーボンフェースを採用し、これまでにはないドライバーが仕上がっています。今回は試打データをベースに、カーボンフェースの是非や性能を評価していきたいと思います。

ステルスドライバー試打評価|カーボンフェースの新常識を体感せよ!STEALTHドライバー
テーラーメイドステルスドライバーの試打評価です。カーボンフェースを採用した歴史的なモデルで、飛距離性能はピカイチ。しかし、カーボンフェース故の低スピンは諸刃の剣となりそうです。
コブラLTDxドライバー試打評価|これが買い!コブラの最高傑作の復活!
コブラLTDxドライバー試打評価です。2022年登場のテーラー、キャロウェイ、コブラの中で一番オススメできるドライバーです。LTDxドライバーは、適度なドローバイアスとちょっとだけ低スピンになるのがとても扱いやすく距離も出るので、多くの人におススメしたいです。
コブラLTDx LSドライバー試打評価|低スピンで高打ち出しのコスパドライバー
コブラLTDx LSドライバー試打評価です。コブラも毎年新製品を発売しますが、今年はカーボンまみれのSIM2みたいなドライバー、LTDxシリーズを発売。重心浅めの LSはロースピンモデルで、ハードヒッター向け。どんな試打データになるのかご覧ください。
タイトリストTSR2ドライバー試打評価|至高のドライバーが遂に完成か!
タイトリストTSR2ドライバーの試打評価です。フルチタンの数少ない高性能ドライバーで、タイトリストらしいミスの傾向。スコアを出すことを大前提に作られているからこそ良いドライバーに仕上がるんだと実感しました。TSR2ドライバーはここ数年でも上位に入る素晴らしい性能と仕上がりのドライバーです。
タイトリストTSR3ドライバー試打評価|前作超えとはならずとも良ドライバー
タイトリストTSR3ドライバー試打評価です。タイトリストのフラッグシップモデルであるTSR3ドライバーはコンパクトな460ccのヘッドに、可変ギミックを搭載したフルチタンヘッド。TSR2との棲み分けについても言及します。
ステルス2プラスドライバー試打評価|過去作からの焼き直しのかき集め
テーラーメイドステルス2プラスドライバー試打評価です。可変ウェイトを搭載するモデルです。前後重量バランスに優れ、振り心地が良いドライバーだと思います。純正やジアッタスなど癖の少ないシャフトとの組み合わせでの結果が良いのでそういった組み合わせの人にはおススメできます。
ステルス2ドライバー試打評価|これが本当に“新製品”とか言うわけ?
テーラーメイドステルス2ドライバー試打評価です。カーボンフェースのドライバー第三弾として、前作ステルスの後継モデル、ステルス2が登場。デザインもテクノロジーもそっくりで何が進化したのかよくわかりませんが新製品らしいです。
実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

ステルスプラスドライバーのデザイン

ステルスプラスドライバーのシルエットはSIM2に酷似していると思います。

SIMとSIM2の中間のようなデザインになっていて、誰が見てもテーラーメイドのドライバーと分かります。

クラウンだけ見てもあまり分からないかも知れませんが、若干ヒール側が削られたような形状。小ぶりに見えます。ステルスプラスドライバーにはこれまでのフレームの白い配色がなく真っ黒なので、かなり締まった印象。

そしてこれがステルスプラスにも採用されたカーボンフェースです。真っ赤です。正直気持ち悪いデザインです。打感もトータルしたら気持ち悪いので後で存分にけなすとします。

最近のテーラーメイドは座りが良くて感心します。まぁステルスプラスドライバーはSIMやSIM2と形状的には大差ないので当然かも知れませんが。

さらに、前作からステルスプラスになって変更されたのはこのウェイトです。SIM2ではイナーシャジェネレーターの先端全体がウェイトになっていましたが、ステルスプラスでは丸いウェイトに変更。重量やねじについては後述。

私のお気に入りポイントがここ。すかしのステルスロゴ。まさに”ステルス”って感じで良いです。

試打データ

ステルスプラス9°×純正テンセイTM50S

ヘッドスピード55.9m/s
ボールスピード78.3m/s
平均キャリー312y
平均トータル334y
平均サイドスピン132rpmフェード
平均バックスピン2376rpm
平均打ち出し角-2.8°
平均打ち上げ角15.7°
最大の高さ52y
落下角度45°
左右ブレ-6y

平均飛距離は、さすがテーラー。312yのキャリーは高評価出来ます。サイドスピンは、フェード傾向でミスをするのは基本的に右です。

青が純正です。弾道の高さはそこまで極端に低くもありませんが、打ち上げ角度は前作よりも低そうです。ステルスプラスドライバーで最も注意すべきなのはバックスピン量です。これはステルスの方でも書きましたが、フェードなのにバックスピンが2300rpm程度に収まります。

確かに私のように常識はずれのヘッドスピードならまだしも、捕まえるのが得意でない一般的なレベルのアマチュアや、ヘッドスピードが45m/sに満たない人にメリットがあるとは到底思えない過激な仕様です。

ステルスプラス9°×スピーダーNX60S

ヘッドスピード55.4m/s
ボールスピード79.3m/s
平均キャリー320y
平均トータル344y
平均サイドスピン373rpmドロー
平均バックスピン2133rpm
平均打ち出し角-3.5°
平均打ち上げ角15.3°
最大の高さ49y
落下角度43°
左右ブレ-51y

ステルスプラスは純正シャフトでもかなりの高初速でしたが、スピーダーにしたらさらに速くなりました。最高では80.5m/sと異常です。また、スピーダーの試打データではさらにバックスピン量が減って飛距離も伸びました。

ステルスドライバーの純正シャフトの平均キャリーが320yだったので総じて飛距離性能は高いと言えますが、バックスピン量が少なすぎてこれを引き出せる人は限られるでしょう。

赤がスピーダーです。やはりカスタムシャフトにすると低めになりますね。ただ、左にぶっ飛びすぎているので実用性は0。

TaylorMade Stealth Plus Driver - Fairway Golf Online Golf Store – Buy Custom Golf Clubs and Golf Gear
Looking for golf clubs to improve your game? Shop for custom golf clubs, Japanese golf clubs, apparel, golf shoes, accessories and more!

ステルスプラスドライバー9°×ジアッタス5S

ヘッドスピード56.5m/s
ボールスピード77.7m/s
平均キャリー309y
平均トータル331y
平均サイドスピン294rpmフェード
平均バックスピン2367rpm
平均打ち出し角-0.8°
平均打ち上げ角16.8°
最大の高さ55y
落下角度47°
左右ブレ16y

困った時はジアッタスですね。ステルスプラスは正直どう使用もないヘッドだなと感じていましたが、ジアッタスとの相性が良いことで多少救われたかもしれません。個人的には、軽量の50g台の方がしっくり来ました。

黄色の方がジアッタス5Sです。ちなみに赤はジアッタスの6Sです。

方向的には、ストレート打ち出しのフェードですから、安定性に優れています。そして、フェードでもスピン量が増えないステルスプラスらしい低スピンな弾道になっていますね。

飛距離性能も高く、最高で316yのキャリーを記録しました。フェードとしてはかなりすごいです。

ステルスプラスドライバー9°×ジアッタス6S

ヘッドスピード57.5m/s
ボールスピード79.8m/s
平均キャリー313y
平均トータル334y
平均サイドスピン269rpmドロー
平均バックスピン2490rpm
平均打ち出し角-3.2°
平均打ち上げ角15.8°
最大の高さ54y
落下角度47°
左右ブレ-38y

同じジアッタスでも6Sだとなぜかドローします。重い方がフェードしやすい私としては意外な結果となりました。ステルスプラスは左にはかなり大きく曲がってしまう傾向があるので個人的にはお勧めしませんが、スピーダーよりはましなセッティングだと思います。

面白いことに、通常ドローの方が減りやすいバックスピン量が、ステルスプラスドライバーではドローの方がバックスピン量が多いという結果に。

最高飛距離はキャリーで320yでした。

セッティングについて

結論から述べると、ステルスプラスドライバーのセッティングが成功することはほとんどないでしょう。

理由は方向性とスピン量にかなり癖があるからです。方向性の癖は試打データに現れません。ステルスプラスの方向性はかなり右です。私でもスライスが出るほど。捕まえようとすればたちまち左に飛んでいきます。

このピーキーさは前作SIM2では皆無だったので、ステルスプラスは方向性において退化したと言って良いでしょう。

ではせっかく復活したこのウェイトを使えば良いかと思うかも知れませんが、残念なことにこれもピーキーさを助長してしまうだけの無用の長物。

いつもなら、こういうシャフトを選ぶと良いなど偉そうなことを言いますが、ステルスプラスには少しもビジョンが見えません

各種ウェイト

ステルスプラスドライバーのヘッド重量は少し重くなった197g弱。カーボンでフェースを軽くした分は後方に移動したのでしょうが、結果は功を奏していません。

先ほど紹介したウェイトはこのように外せます。テーラーのトルクレンチでは無理ですが、さらに細ければ中央にピンも無いので比較的簡単です。

このウェイトはネジを含めて6gと控えめ。SIM2では20g前後のウェイトがそれぞれのモデルに装着されていましたがステルスシリーズはプラスもHDも全て6g

ヘッドの前=フェースが共通だとしたら、ヘッド後方のウェイトも同じ重さなので、ソール中央付近で違いを出しているはずです。つまり、そこまで変化をつけられないとも言えます。

おそらく分解すれば答えは分かるでしょう。

カーボンフェースのフィーリング

皆さんも気になるのがカーボンフェースのフィーリング。当然、良いわけではありませんが、思ったより全然マシです。

このカーボンフェースは、表面にPU=ポリウレタンの層があります。これが少し柔らかさを演出したり、音に影響しているとは思います。ボールのフィーリングがヘッドスピードによって違うように、このフェースもヘッドスピードによって感触は変わるでしょう。

ヘッドスピード55m/sで打つ限りステルスプラスは打感の奥底に硬さを感じます。ただ、ずっと打っていたいとは到底思えません。

他社製品と比べて

このチャートだとM5ツアーの右下あたりに当たります。誰も使いこなせない曲者です。全て網羅したチャートはこちら↓

264種類のヘッド・シャフト特性を一気見出来るマトリックスチャート|リキ@300yヒッターのギアノート
マトリックスチャートとは 様々なドライバー、シャフトを試打してきましたが、それぞれの特性を誰が見ても分かるようにするにはどうしたらよいか日々考えてきました。 そこで、今年の4月に作成したのが以下のマトリックスチャートです。 このチャートは2018年から2020年初めのモデルを掲載していました。比較的新しいモデルの...

データチャート

正当に評価したらこうなると思います。優しさは少しも感じず、ドM出なければ買わないでしょう。そして、私がおすすめすることも今後数年はないでしょう。

総合評価

ステルスプラスドライバーは歴史を変える名器の予感はしますが、ユーザーに愛される故の名器ではなく、これまでのトレンドを変えるゲームチェンジャーとしての名器です。

おススメ度

私の話が参考にならなかった人はUSモデルでも買ったら良いでしょう。必ず損しますが。

https://www.fairwaygolfusa.com/category/select/pid/463588

ネクスジェンNS210ドライバー試打評価|最高飛距離337yの化け物ドライバー登場
ネクスジェンが3年ぶりに出した新作 NS210ドライバーを試打評価します。初めて可変スリーブを採用、カーボンクラウンの復活、高慣性モーメント化と一気にやりすぎではないか心配になるくらいの進化を遂げました。軽量のEI-Fシャフトも絶妙に効いていて最高の仕上がりは全ゴルフ関係者が打つべきです。
ギアノートの全てがこれで分かる
300yヒッターのギアノートはこれを作るためにあると言っても過言ではありません。ドライバーヘッド、シャフトを同じ指標で一気見することでより理解が深まるだけでなく、シャフト選び、ヘッド選び、セッティング考察全てにおいて私と同じレベルに到達することが可能です。私はこのコンテンツを生涯をかけて更新し続けます。
300yキャリーする短尺ドライバーの作り方
”誰でも簡単に”短尺ドライバーが作れることをコンセプトに、作成しました!2年間にわたる短尺の研究の成果から、圧倒的な安定感と飛距離性能の両立を実現できる短尺ドライバーのレシピを解説します。
中古クラブを串刺し検索!
あらゆる中古クラブECを一気に検索できる「Turf Mate」。複数のECサイトで毎回異なる条件設定に苦労するのはもう終わりです。”Turf Mate”は中古クラブ選びの強い味方です。
カテゴリー
ドライバー試打
スポンサーリンク
リキをフォローする
300yヒッターのギアノート

コメント

タイトルとURLをコピーしました