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テーラーメイドSIM²ドライバー試打評価|各段に上がった安定性をどう評価するか。

ドライバー試打
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SIM²シリーズのフラッグシップ

2021年のテーラーメイドSIM²シリーズは3タイプ全てが国内正規販売されます。この記事で紹介するSIM²ドライバーはテーラーメイドが指定するセレクトショップ限定商品という位置づけで、一般的なゴルフショップでは扱えなくなりました。

セレクトショップは工房併設でクラフトマンがいたり、A級フィッターが在籍している店舗のことを言います。意外と少ないので確認してから試打に行くことをおススメします。

それでは早速、試打データから見ていきます。

実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

試打データ

ヘッドスピード55.4m/s
ボールスピード75.8m/s
平均キャリー290y
平均トータル308y
平均サイドスピン40rpmストレート
平均バックスピン2859rpm
平均打ち出し角-0.2°
平均打ち上げ角15.8°
最大の高さ53y
落下角度48°
左右ブレ-2y

結論から申し上げますと、前作よりも飛距離は落ちました。ヘッドスピードが高くなったにも関わらず平均キャリーも、最高キャリーも前作の方が飛んでいました。

SIM²ドライバーでの最高飛距離はキャリーで293y、トータル313y。このときのバックスピン量は2569rpmで弾道は微妙に右のストレート。弾道は右も左も簡単に打ち分けられますが、なぜかフェードの時の方がバックスピン量が少なく飛びます。

SIM²ドライバーの打ち出し角は、ほぼストレート。サイドスピンもほとんどかからないのでニュートラルだと思います。

初速は、最高で77.7m/sと比較的高いですが、バックスピン量が多くてあまり飛びませんでした。

打ち上げ角度が平均で15.8°と相変わらず高いですが、ボリュームゾーンは14.5°くらい。前作よりも平均値は高いですが、ヘッド特性としては全体的に低くなった感じがしました。

SiM² 9°×ベンタスブルー6S

ヘッドスピード54.1m/s
ボールスピード76.7m/s
平均キャリー302y
平均トータル324y
平均サイドスピン280rpmドロー
平均バックスピン2454rpm
平均打ち出し角-4.3°
平均打ち上げ角14.4°
最大の高さ47y
落下角度44°
左右ブレ-43y

ベンタスブルーと組み合わせてみました。初速も上がり、飛距離も伸びました。

ベンタスブルーならフェードするかなと思いましたが、SiM²ドライバーでは左打ち出しの弱いドロー回転になりました。

硬い分、強く振った結果だと思います。

低い打ち出しになりました。こうして考えると、シャフトがヘッドの性能を引き出したとも言えそうです。

SIM²ドライバーとSIMを比較すると

私が感じたSIM²ドライバーとSIMの違いや共通点は、以下の通りです。

  1. 打ち出し角がSIM²の方が右へ
  2. 弾道の高さはSIM²の方が低く
  3. 打感はSIM²の方が金属音ぽい
  4. 方向性は変わらずニュートラル
  5. SIM²は曲がり幅が激減

そこまでガラッと味付けを変えたというよりは、微妙な変化の積み重ねで結果として別物になったような感じだと思います。

確実に進化はしていると思うのですが、「じゃあ、SIMからの買い替えが必要か」と言われれば、必要ないと私は考えています。

SIM²ドライバーのデザイン

SIM²ドライバーのデザイン的な一番の特徴はソール全面がカーボンになったところだと思います。

これにより、発売前には音がますますこもるのではないかと懸念していましたが、不思議なことに、金属音に近づきました。非常に驚きましたね。

SIM²ドライバーのクラウンのカーボンはM5のようにまた黒っぽくなり、シャープに見えるような配慮がされているように思います。

クラウンが黒くなったことと、フェース側のフレームの色が白になったこともあり、コントラストが際立ちます。これによりアドレスした際にフェースの向きをセットしやすくなりました。

もともと、この白いラインがそのためのものだったのですが、「構えやすい」と実感できたのは初めてです。

ソール後方のウェイトは16gで、SIM²シリーズの中で最軽量。それだけ浅重心にしているということでしょう。そうなると理論上は慣性モーメントが小さくなるのに、サイドスピンが少なく曲がり幅が小さいというのは恐ろしいです。

前から見ると、クラウンの丸みが小さくなっていることが分かります。ハイバック構造にウェイトがくっついているようなデザイン。上から見たら普通のドライバー、構造上はソールが長いモデルと似たような特性を持つという良いとこどり

スピードインジェクションがトゥ側に移動したため、フェースには穴が無くすっきりしました。SIMグローレと同じやり方ですね。

地味な改善

前作のSIMでは、振り上げる時の風切り音が気になりました。

SIM²ドライバーではそれが無くなったので普通に振れます。打感や音も含めると、総じて感触が良くなったと言えそうです。飛距離性能の向上は確認できませんでしたが、別に問題になるほど飛ばない訳でもないので、改善されたことが多かったと思います。

他社製品と比較

このチャートの中にSIM²ドライバーを配置するなら、SIMの左下あたりだと思います。

カスタムするなら

SIM²ドライバーはかなりニュートラルなので、特にどのシャフトが合わないということは無いと思います。

ただ、気を抜くと左に飛んでいくことを考えると、テンセイCKプロオレンジ以右のシャフトが適切ではないかと考えています。

フェードの方が安定して飛距離が出せますから、ベンタスとかも良さそう。

データチャート

正直飛距離性能を褒められるほどの飛距離では無かったかなと思います。低スピン系にしてはパッとしない高さの味付けという印象。

ただ、安定性は格段に進化していて、他のSIM²シリーズでも同様の特性を持っていたことから信頼して良いかと思っています。

1つ難点はセレクトショップ限定になって価格が跳ね上がったことです。まぁUS仕様を買えばよいので一応後ろにリンク張っておきます。

総評

再三申し上げますが、SIMから乗り換える必要は無いと思います。

それでも確実にあがった安定性は試打する価値はあるでしょう。打ってから決めればよいかなと思います。

飛距離性能は2021年モデルではエピックMAX LS、2020年ならTSiに軍配が上がりますが、決して悪くありません。

おススメ度

フェアウェイゴルフなら、8°が選択できますし国内で買うよりもかなり安く済みます。安心の正規販売店です。

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