必ず300y飛ばせる飛距離アップメニュー
私が今でも飛距離アップを続けている秘密を公開します。シンプルで続けやすい方法論で確実に飛距離アップへ導きます。

テーラーメイドSIM試打&評価|魅力はゼロでも性能はまぁまぁなドライバー

ドライバー試打
実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

革新された?SIMドライバー

毎年新作が出るので、追いかけるのが大変なテーラーメイド。

 

2017年モデルのM1&2からM3&4ではツイストフェースの搭載、M5&6ではスピードインジェクションという革新的な技術を採用して聞いました。

 

今回のSIM&SIM MAXはネーミングを一新して登場したので、さぞ新しいことを取り入れたのだろうと期待していましたが、たいしたことはなさそう。

テーラーメイドSIM²ドライバー試打評価|各段に上がった安定性をどう評価するか。
テーラーメイドSIM²ドライバーの試打評価です。モデル名を大きく変えず継承する形で発売したSIM²ドライバーは、前作よりも確実に上がった安定性が魅力のドライバーだと思います。飛距離性能、方向性など全ての面で比較しながら評価しました。
SIM²MAX Dドライバー試打評価|ピンをはるかに超える安定性とスピンバランスの良さ
SIM²MAX Dドライバーの試打評価です。ドローバイアスで多くのユーザーにフィットするだろうドライバーだと思いました。とにかく曲がり幅が少なく安定性が高いです。SIM²MAX Dドライバーはピンを超える安定性だと確信しています。
シム2マックスドライバー試打評価|"あの売れたドライバー"にそっくりなサイドスピンレスの超安定ドライバー
SIM²MAXドライバー試打評価です。フルカーボンソール、アルミフレームになり大きめのマイナーチェンジをしたSIM²MAXドライバー。爆売れしたあのドライバーにそっくりなサイドスピンが少ないドライバーです。SIM²MAXドライバー、買いだと思います。
【最新盤】歴代ドライバー飛距離ランキング|キャリー300yオーバーの人が選ぶ超絶飛距離ランキング
ドライバーの飛距離ランキングです。毎年新作が出るけど"結局どれが一番飛ぶの⁉"って思っている人は多いはず。今回は、歴代ドライバーの飛距離をランキングにして10種類紹介。この飛距離ランキングに入っているモデルは、どれも飛びます。ハードヒッター目線の歴代ドライバー飛距離ランキングをご覧ください。

SIMドライバーの特徴

M5の後継となるモデルがSIMドライバーです。

 

前後方向に動くウェイトギミックを廃止して、フェースの近いところに左右に稼働するウェイトギミックを搭載しています。

 

スピードインジェクション、ツイストフェースはそのまま採用しています。

 

形状は、SIM MAXに比べてシャローバックに見えます。M5と比べても、やや後方に長くなったヘッド形状は慣性モーメントの向上とスピン量の増加を狙っていると予想されます。

 

ロフト設定は9.0°と10.5°で、これは前作から据え置き。

 

試打データ

SIMドライバー9.0°×純正テンセイ(S)

ヘッドスピード54.0m/s
平均キャリー295y
平均トータル316y
平均サイドスピン78rpm両方
平均バックスピン2542rpm
平均打ち出し角-1.6°
平均打ち上げ角15.4°
最大の高さ49y
落下角度45°
左右ブレ-15y

飛距離だけで言えば、良いんですよね。最大飛距離はドローで打った弾道でキャリー305y。トータル319y。フェードの最高距離はキャリー291yです。

 

バックスピンは前作M5で酷評した部分がSIMになって改善されだいぶ現実的な数値になりました。ドローを打っても2400rpm程度に収まります。

 

ここは評価したいですね。

 

USモデルで8°が選択できるのも納得です。

TaylorMade SIM Driver - Fairway Golf Online Golf Store – Buy Custom Golf Clubs and Golf Gear
Looking for golf clubs to improve your game? Shop for custom golf clubs, Japanese golf clubs, apparel, golf shoes, accessories and more!

また、サイドスピンは最大で500rpm台、許容範囲内です。どちらかというとフェードの方が打ちやすかったです。

 

SIMのヘッドスピードが前より上がっているのは、私のビルドアップの成果だと思うのでギアの効果では無いと考えています。

 

その証拠に、マーベリックのヘッドスピードでも54m/sは出ています。

 

驚いたのは打ち上げ角です。

 

予想よりも高い打ち上げ角となりました。M5は13°ほどだったのでそれと比べても高い数字です。スピン量、角度の両観点から見て弾道を上がるようにしたチューニングであることは間違いないでしょう。

 

ビジュアルで見る弾道

 

フェードとドローを2球ずつ計測してみました。見ての通り、フェードだと結構高弾道になります。

 

ドローの方が高さは揃えやすいです。

 

打ち上げ角はフェードが若干高いです。吹いてはいません。

 

SIMのフィーリング

この項目を書くか迷いましたが、書きます。

 

正直、フィーリングは最悪でした。置いたときの座りに関しては、M5もそこまで悪くなかったので良かったのですが、問題はそこではありませんでした。

 

音です。

 

しかも打音ではなく、風切り音です。

 

SIMのネーミングはShape In Motionなので、空力を考慮して設計されたモデルです。何かしらの影響があってほしかったのですが、悪い影響でした。

 

振り上げる時に気になるくらいの風切り音がします。

 

何度打っても慣れることは出来ませんでした。

 

打感は、M5とほとんど同じです。打音はSIMの方がM5よりも湿った音がしました。

 

操作性みたいなことも書いてみる

操作性という言葉自体が好きではないのですが、知りたい人も多いと思いますので、解説していきます。

 

SIMのヘッドは非常にニュートラルなので、様々なセッティングが考えられます。

 

注目してほしいのは打ち出し角です。打ち出し角は穏やかではありますが、右に打ち出すのは至難の業でした。

 

つまり、ドローを打とうと思ったらサイドスピンが少ないシャフトにするのが理想的です。もしくは硬いシャフトで打ち出しを右にして思いっ切り捕まえに行くか。

 

SIMで組むならおススメはフェードセッティング。フェードにしてもバックスピンが2800rpmくらいに収まるので、飛距離を失うことなく曲がり幅も抑えられます。

 

デザイン

ウェイトが一つになってレールも一列に。ヒール側のソールはカーボンではなさそうです。

 

構えるとこんな感じです。ヘッド形状は、この画像で言う右上の部分に膨らみがあり、慣性モーメントの向上を狙ったことが伺えます。

 

サイズはM5とほとんど変わってなさそうでした。

 

SIM MAXに比べてシャローバックなクラウン形状です。テーラーメイドのTマークがあしらわれています。

 

純正のシャフトはテンセイシルバーのコスメになりました。トルクは前作のクソダサいクロカゲよりも0.1だけ低い4.0。

 

各種重量

SIMのヘッドはスリーブなしで195.5g。前作M5と同じです。

 

気になっている人も多いと思ったのでこの後ろのウェイトも測ってみました。ちなみに、このネジはテーラーメイドのトルクレンチでは外せないので、細いPXGかミズノのレンチで外しました。

※真似しないでください。

11.6gでした。

アフターパーツもあります。

SIMドライバーはどんな人向き?

ヘッドスピードはそこまで速くなくても良いでしょう。

 

ヘッド重量は重いですが、42m/sくらいあれば球はしっかり上がってくれると思います。

 

方向性はシャフト次第ですから、お気に入りのシャフトがある人はそのまま使えると思います。シャフト選びの際は、やや癖の強いシャフトの方が合うと考えています。

 

ドロー方向にはかなり曲がりますので、ひっかけ癖のある人にはお勧めできません。

 

SIMの評価とデータチャート

飛距離はまずまずなので高評価しましたが、逆に言うとそれだけ。

 

これよりも飛ぶドライバーはいくらでもあるし、打感が良いドライバーだっていくらでもある、同じ距離でも曲がらないドライバーだっていくらでもあります。

 

“SIMでなければいけない”という強みが全く感じられない残念な仕上がりと言わざるを得ません。

 

総評

期待していたわけではないので「まぁこんなもんか」といった具合です。

 

M5も酷評していますが、フィーリングが悪化している上にテーラーメイドらしいギミックの面白さも減ってしまったのが残念。

 

きっと売れるんでしょうけど、魅力的なドライバーとはあまりにも程遠いです。

 

おススメ度

【まだ信じてるの?(笑)】20年でクラブとボールがどれだけ進化したか?SiMとR300Tiを試打比較!

SiM MAX Dも試打していますのでこちらも合わせてお読みください。

SIM MAXドライバー試打&評価|伝統のオートマ感とフェードバイアス
Mシリーズから一新 ここ数年のネーミングから言えばM8として登場が予想されていたテーラーメイドの新ドライバーはSIMと名付けられました。 M6の後継となるのがSIM MAXです。MAXが付くとどうしてもやわなイメージになるの...
マーベリックドライバー試打&評価|全球300y超えるマーベリックはハイバックと進化したフェースを採用
キャロウェイの最新ドライバー、マーベリックの試打&評価です。曲がりを抑えた新しいフラッシュフェースを採用したドライバー。サイドスピン、バックスピンともに低い値を示し、性能の高さはさすがキャロウェイ。誇大広告だったのはいただけませんが。
ミズノST200,ST200X試打&評価|良い意味でミズノらしくない高性能ドライバー
ミズノST200,ST200Xの試打&評価です。低スピンで捕まり弱めというミズノプロとは真逆のドライバーです。低スピンなのはフェースの反発が高いことと、カーボンクラウンにして自由度が高くなった重心設計が要因でしょう。ハードヒッター向けなドライバーです。
SIM&SIM MAX FW試打&評価|名器Vスチールの名を復活させた最新フェアウェイウッド
Vスチールの復刻盤 SIMとSIM MAXのフェアウェイウッドは2003年デビューのVスチールの名前をソールにプリントしました。 いまだにVスチールを使っている人もいるくらいの名器ですし、かつて使っていた人も多いでしょう。 ...
SIM MAXレスキュー試打&評価|マキロイ絶賛のSIM MAXレスキュー
SIM MAXレスキューの試打&評価です。捕まりを抑えた強弾道なヘッドで、上級者が好む仕様になって登場しました。マキロイや松山もテスト中のSIM MAXレスキューはつい住フェースによって異次元の方向安定性を実現しています。
マーベリックサブゼロドライバー試打&評価|低弾道、低スピン、高飛距離のハードヒッター向け
マーベリックサブゼロドライバーの試打&評価です。ハードヒッターならかなりの飛距離を期待できる例スピンモデル。前作ローグサブゼロに比べるとデザインもすっきりしており、好印象。飛距離性能とスピンのバランスは評価できるドライバーです。
300yヒッターのギアノートインスタアカウント開設
300yヒッターのギアノートのインスタグラムアカウントを開設しました。300yヒッターのギアノートの内容を短い時間で簡単にサクサク見れるコンテンツを配信しています!
300yキャリーする短尺ドライバーの作り方
”誰でも簡単に”短尺ドライバーが作れることをコンセプトに、作成しました!2年間にわたる短尺の研究の成果から、圧倒的な安定感と飛距離性能の両立を実現できる短尺ドライバーのレシピを解説します。
カテゴリー
ドライバー試打
リキをフォローする
300yヒッターのギアノート

コメント

タイトルとURLをコピーしました