新しいスピードインジェクションを採用
正直私がこのレビューを書くこと自体に対した意味はないと思っていますが、これが言いたいだけなんです。スピードインジェクションが進化してSiMグローレに採用されました。
これまでフェースに抽入口を設けてそこから樹脂を入れていたのですが、おそらく剛性のバランスが良くないなどのデメリットがあってトゥ側から入れることにしたのでしょう。
もはや私にとってテーラーメイドはクラブそのものよりもテクノロジーに興味の方向がずれているので、不適切なレビューになるかもしれないことを先に言っておきます(笑)
試打データ
シャフト | 純正 | ディアマナTB50S |
ヘッドスピード | 54.1m/s | 54.4m/s |
ボールスピード | 76.3m/s | 75.8m/s |
平均キャリー | 279y | 274y |
平均トータル | 296y | 291y |
平均サイドスピン | 746rpmドロー | 663rpmドロー |
平均バックスピン | 3172rpm | 3352rpm |
平均打ち出し角 | -1.1° | -0.1 |
平均打ち上げ角 | 15.8° | 15.9° |
最大の高さ | 54y | 54y |
落下角度 | 49° | 49° |
左右ブレ | -46y | -33y |
今回の試打データは純正のエアスピーダーとディアマナTB50Sの二種類です。どちらのデータも、似たような感じになってしまいました。
これは、私のnoteでも言っている「ヘッドの作用が強い」証です。
バックスピンは常に3300rpm超えで、最高飛距離も純正シャフトでキャリー284y、トータル303yでした。
逆に、3300rpmを大幅に超えることは少ないので、私よりもスピン量が800rpmくらい少ない人などは合うと思います。
方向性は、打ち出しから左に出るドローバイアス。打ち上げ角は普通なので、スピンで上がる弾道ですね。この辺りは弾道画像で見ましょう。
ビジュアルで見る弾道
SiMグローレ9.5°×純正シャフト
曲がり幅は大きいです。SiMグローレ純正のエアスピーダーの弾道です。
かなり凹んだ弾道で、高スピンであることがここからも分かります。
SiMグローレ9.5°×ディアマナTB50S
ここまで同じような弾道になることも稀です(笑)
安定はしているのかもしれませんね。
他社製品との比較
この中ではG410SFTの右くらいです。
デザイン
光沢のあるカーボンクラウンです。案外小ぶりなあたり、テーラーメイドはターゲットをよく理解しているなと思います。
この穴から樹脂を充填しているようです。面白いですね。
これがSiMグローレのネーミングの由来であるイナーシャジェネレーター?空気抵抗になってそうな気は否めません。
スピードインジェクションの穴がトゥに移ったことで、フェースはこんな風になりました。
データチャート
はい。
総評
おススメはしません。
おススメ度
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