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2015年あたりから、テーラーメイドは打ち上げ角17°、バックスピン2200rpmという目標を掲げているという噂もありますが、その成果が表れたのはSiMシリーズからのように思っております。
今回紹介するRS5プラスは高い打ち上げ角を目指して設計されていると私は勝手に想像しております。カタログを見ていないので設計意図は知りませんが。
それではその裏付けとなる試打データから見ていくこととしましょうか。
試打データ
ヘッドスピード | 54.4m/s |
ボールスピード | 77.1m/s |
平均キャリー | 273y |
平均トータル | 288y |
平均サイドスピン | 704rpmドロー |
平均バックスピン | 3641rpm |
平均打ち出し角 | -0.3° |
平均打ち上げ角 | 16.9° |
最大の高さ | 60y |
落下角度 | 51° |
左右ブレ | -35y |
最高飛距離はキャリー278yで、トータル294yでした。
このようなタイプのドライバーで300yを超えることは稀なので、まぁ特に驚きもない試打データとなりました。
注目すべきは冒頭にも述べた打ち上げ角です。平均で約17°というこれまでかつてないほどの高打ち上げとなっています。
しかも、最大の高さが初の60y越え。マックスで64yという異次元の高弾道となりました。
バックスピンは、RS5かさらに増えて平均で3600rpm超。非常に高弾道なのが大きな特徴と言えそうです。
ビジュアルで見る弾道
弾道の高さは天下一品。私はこういうドライバーを全く求めていませんが、多くのシニアゴルファーは打点が下がりスピンが増えるわりに飛ばないので、需要はあるかもしれません。
重心を思い切り下げて打ち上げ角も大きくしてしまおうというアプローチはこれまでの国産ドライバーには無い発想です。
感覚的に思うこと
RS5プラスを打っていて感じたのは、やはりフェースの向きでした。
私は様々なドライバーを打ってきた経験上、ヘッドがどんな動きをしているかはほとんど完璧に把握している自負があるわけです。
RS5プラスは、非常に強い力でフェースが上を向こうとするのが良く伝わってきました。
RSFはこの逆のフィーリングだっただけに、2020年のRS5は今までのプロギアとは一味違うな、と感じざるを得ません。
見事な設計でしょう。実際、ターゲットユーザーでない私でも違いを感じることが出来、データにも違いが表れていますからね。
打感やデザイン
割とスクエアに感じます。フックフェースが多いのでこれは意外な感じ。
フレックスがSRまでしかなかったので、こちらを試打しました。
フェースは、スコアラインをプリントしてあり、彫ってはいません。これは出来る限りフェースを薄く作るための策でしょうね。
データチャート
スピン量と打ち上げ角はある意味極端なので、フィットする人にとってはかなりのメリットになると思います。
ただ、このサイトを熟読しているハードヒッターの方はRSF5をおススメします。あれはかなり良いので。
総評
ただスピンが多いだけならあまり評価はしませんが、打ち上げ角までコントロールして設計されているので感心しました。
今年のプロギアは当たり年かもしれません。今後発売される国産ブランドがこれにどのくらい食らいついていけるか、見ものですね。
おススメ度





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