プロギア、ギリギリの反発係数は本当か?
今回はRS-Fの試打結果と考察を紹介します。RSシリーズと言えば、小平選手がアメリカツアーで使用していたクラブですね。
また、一時期契約フリーの池田勇太選手が使用していたことで有名です。前々作は反発係数が規格オーバーになっていてすぐに製造中止になってしまった苦い歴史があります。
試打データを検証
RS-F 純正M43
ヘッドスピード | 52.5m/s |
平均キャリー | 273y |
平均トータル | 290y |
平均サイドスピン | 158rpmフェード |
平均バックスピン | 3266rpm |
平均打ち出し角 | 0.0 |
平均打ち上げ角 | 16.1 |
左右ブレ | +7y |
3球の平均データですが、サイドスピンが最大で389、最小で15でした。サイドスピンは非常に優秀です。
一方で、バックスピンがかかりすぎるのでやや飛距離にロスが出ています。最大飛距離は296y。ヘッドスピードが重さのわりに高い数字が出ているのも面白いです。
それに伴って初速も平均73.9m/sと良い数字が出ています。
シャフトがディアマナデザイン
純正シャフトが青いディアマナのデザインになっています。最近のクラブは純正シャフトのデザインを工夫していて、これも例外ではありません。
厳密にいうと細かい所は少し違いますが、カスタム気分を味わうには十分です。
結構捕まる
試打計測データを見ると全てフェードなんですが、実は結構捕まるクラブです。通常計測は5球ほどアップをして3球計測します。
今回は、時間があったので少し多めに打ちました。なのでフェードになったわけですが、アップではぐんぐん左に飛んでいきました(笑)
捕まり具合ではピンのG400Maxと同じくらいです。ですので、スライスで悩んでいる方や球がうまく上がらない方にフィットするかと思います。
ダメポイント
飛距離です。コンセプトはギリギリの反発係数ですが、まだマージンを取っている気がしますね。正直この重量なら最大飛距離で300yを超えてほしいです。
それから、打感があまりよくないです。これは高反発クラブでも同じことが言えます。しかし、打感が高反発な感じにもかかわらず飛距離が出ていない。
データチャート
重量が重すぎず難易度がそんなに高くないので、誰でも打てるクラブと言えそうです。一方でコンセプトの飛距離は全く感じないので残念。
総評
このRSはヘッドスピードが45以下で、スライスに悩んでいる方におススメです。飛距離は正直そこまで飛びませんが、サイドスピンの少なさは素晴らしいので、コンセプトに反して(?)安定感のあるクラブです。
おススメ度
後継機種!!
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