ヘッドスピード40m/s向け
各社コンセプトを大々的に出してくる昨今のゴルフ市場でも、特に明確にやっているのがPRGRだという印象です。
今回紹介するLSドライバーはヘッドスピード40m/s向けと謳っているドライバー。圧倒的に割合の多いヘッドスピードをターゲットにしていますが、ヘッドスピード40m/sの人は自分はヘッドスピード43m/sだと思っていますから、こういった設定はあまり賢明ではない気がします笑
なにはともあれ、PRGR LSドライバーの性能や特徴を細かく分析していきましょう。
PRGR LSドライバーのデザイン
かなり特徴的なデザインをしていると思います。
ソール後方に肉付けされており、いかにも低重心、深重心を狙っていることが伺えます。ちなみに、PRGR LSのLSはLaunch&Spinの略でして、ロースピンではありません。
このソールはディープバックソールと名付けられています。DBソールと略されていますね。
トゥ側にLSの意味が書いてあります。一応、低スピンを狙ったモデルではあります。
試打データ
ヘッドスピード | 55.0m/s |
ボールスピード | 75.0m/s |
平均キャリー | 277y |
平均トータル | 295y |
平均サイドスピン | 272rpmドロー |
平均バックスピン | 3245rpm |
平均打ち出し角 | -5.8° |
平均打ち上げ角 | 16.0° |
最大の高さ | 54y |
落下角度 | 49° |
左右ブレ | -44y |
試打データを見るとヘッドスピードがやたら速いのが目につきます。PRGR LSドライバーの最大の特徴でもある、重量のおかげでしょうね。Rシャフトで281gという軽量仕様。つまり、ヘッドスピード40m/sの人はこのくらいの重量が良いということです。私はもっと軽い方が良いと思っていますが。
さらに、低スピンという特徴は見られず、普通に高スピン。まぁターゲットではないので仕方ないかもしれませんね。
この試打データではあまり初速の速さは感じられないかもしれませんが、打ち始めは左に飛びまくっていたのもあり、初速76m/sを超えていました。少しコントロールすると75m/sまで落ちてしまいますがそれでもこのクラスとしては十分評価できる値ではないでしょうか。
方向性は左で、比較的強く右に打ち出すタイプです。PRGRとしては、RSレッドを海外向け専用モデルにシフトして、その枠をこのLSドライバーが補うというラインナップにするとのことですから、まぁ言われてみればRSレッドぽいです。
フィーリング
フェースが独特の感触を生んでいると感じました。
なんというか、ぱっつんぱつんしているんですよね。弾き感で言えばRSシリーズとにていますが、フルチタンだからか、響きが違って面白いです。
気になったのがこの折線のような溝です。ここでネックとフェースがカクッと繋がっています。ヒールヒットする人はどんな風になるのか疑問です。
少しフックフェースになっていますね。
他社製品と比較
このチャートで言えば、マーベリックMAXとゼクシオ11の中間くらいなイメージです。
ヘッドスピード40m/s向けなので、カスタムは必要ないでしょう。

データチャート
コンセプトは良いのに全体的にパッとしません。何が優れているかと聞かれれば、初速性能くらいですが、それも方向性と相まってイマイチ発揮されていませんでした。
総合評価
ヘッドスピード40m/sと自覚している人はめちゃくちゃ少ないので次回作は「43m/sの人へ」というキャッチコピーで同じような製品を売れば、売れると思います笑
ドライバーに関しては、他の番手のように長さに特徴はありませんがコンセプトは面白いです。
おススメ度






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